■羽島・平方で正式決定 ２市２町のごみ焼却場、建設合意
中日新聞-2016年7月1日
岐阜、羽島、笠松、岐南の二市二町でつくる岐阜羽島衛生施設組合は三十日、新たな可燃ごみ焼却場の建設地を、 羽島市が提案していた同市福寿町の「平方第二土地区画整理組合」の保留地に決めた。二市二町の市長と町長が岐阜市役所で会議を開き、正式に合意した。稼働 は二〇二八年度の見込み。
組合によると、建設地はＪＲ岐阜羽島駅の南西約一キロにある農地。建設への住民の理解がある上、土地の区画整理事業が行われるため新たな造成や移転補償が不要である点などが評価された。今後は従来の計画を見直し、二一年度に都市計画を変更し、二四年度に着工する見通し。
会議の後、四市町の首長が会見。管理者の細江茂光岐阜市長は、決定まで時間がかかったことに「われわれの努力不足」と陳謝した。稼働の時期については「めどとして言っており、一日でも早く稼働できるよう努力したい」と語った。
組合は〇六年、建設候補地を羽島市下中町と発表したが、選定経緯が不透明として住民との交渉が難航。従来の焼却場が稼働を止めた今年三月、平方第二土地区画整理組合が誘致を要望していた。
岐阜市は現在、市内にある別の二カ所の焼却場で可燃ごみを処分しているが、羽島、笠松、岐南の一市二町は独自の焼却場がなく、三重県伊賀市など県外の民間施設に運んで処分している。 （水越直哉）
岐阜羽島衛生施設組合（岐阜市・羽島市・羽島郡笠松町・羽島郡岐南町）
新施設の処理方式は、シャフト炉式ガス化溶融方式または流動床式ガス化溶融の２タイプから
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