やっと開かれた一般廃棄物処理基本計画改定検討委員会(第4回)
傍聴しました~
しかし、傍聴者に資料の配付はないので、詳細はわからないが、、
前回からなんら進展はなかったような気がするが、、、
(改定検討委員会ワーキンググループは12月9日に開催されたようだ)
検討課題と質疑など
●一般廃棄物処理基本計画改定における検討スケジュールの変更について
取りまとめは、1年遅れの令和2年度末となるとのこと、、、
1年遅れの理由として、清掃工場の整備計画(建替計画)が調整だけでは無理なので、今年度末の取りまとめはデキズ
●清掃工場の施設整備計画における課題について
過去、12年間に15工場(有明~葛飾)の建設があった。それら清掃工場の稼働が25年~30年を迎える。延命化工事で建て替え時期を40年とした工場を含めても、建て替え時期の調整だけではうまくいかない。建替工場が重なると全体の焼却能力低下で焼却余力がなくなる。建て替え時期をずらすと30年越稼働の清掃工場も出てくるということなどをあれこれ、、 世田谷清掃工場に関しては、「世田谷清掃工場対策検討委員会報告書(PDF:6,988KB)」に基づき稼働後20年で建替となるのかな?
●ごみの減量の必要性など、
ごみ量予測は「検討資料2_ごみ量予測(PDF:831KB)」
現行基本計画のごみ量より増加すると予測。(現処理実績よりも増加と予測)
さらなるごみの減量が必要と、、、
諸々感じたこと、
傍聴者は、資料の配付もないし、国会審議のようにヤジも飛ばせないし、
ただひたすらおとなしく聞いているしかないのだが、、、、
各区の清掃担当部長さん、
いろんな質問や意見を発言されてはいたが、ひとごとかのようでもどかしかった、、
いまいち、清掃事業を安定的に運営する使命感も、この先、施設整備計画をどうするのかも、危機感も気迫も全く感じられず、残念だった。いわゆる中間処理は清掃一組にお任せなのか、それでいいのかと、、
そして、清掃一組事務局、、
でました!! いつもの「清掃一組節」
清掃一組は、23区のごみ減量に「口を出すことはできない」&「~~ごみが溢れてしまう!!」
23区は「ごみの減量や収集・運搬」の役割、清掃一組は「出されたごみの処理」の役割分担論
それならなぜ、このように23区と清掃一組で一緒に改定検討委員会を開いているのか、、
ほんとうにこのような一組のすり替え論議を聞いていると虚しくなる。23区に「ごみ減量」の必要性をさらに訴えよ!!口出しできなくないでしょう!!大いに口出しすればいい!!さもなくば、焼却余力がなくなる期間は焼却を民間に委託するしかないとでもいえばいい、、、後先考えずに、清掃局時代に12年間に15工場も乱立したツケがきたのだから。施設整備計画が破綻したのだから、その責任をどうすればとれるのかを真剣に論じるべきである。その場しのぎの受け皿づくりは大田第一の再稼働だけでうんざりだ。これを乗り切るには、徹底したごみ減量しかないのだから、、
この先の施設整備計画、大田第一工場の再稼働の裏技のようなことを目論んでいるのかどうかは不明だが、10年、15年の期間をなんとか調整できたとしても、その先、延命化で先送りとした新江東清掃工場(1,800t/日)や港清掃工場(900t/日)の大規模工場の建て替え時期もやってくる。そして、ごみがなくならない限りは、25年、30年先にはまた同じようなことの繰り返しである。
素人考えでも、ごみの徹底した減量で焼却余力の不足を乗り切るしかないだろうに。ごみ量予測は増加として、ごみが溢れてしまっては困るからと、焼却ごみの受け皿整備にばかり力を入れていてはどうしようもない。23区の清掃工場も、21清掃工場体制が、大田第一の再稼働で22清掃工場体制となってしまって。これではどうしようもないのではないか!!
まともな自治体であれば、先ずは、ごみの減量でしょうに、、、先々のことを考えると、おもいきったスリム化を実施しない限りは、どちらにしても、清掃工場数と、稼働年数、建替に係る稼働停止期間を考えるとあっぷあっぷになるのだから。
可燃ごみを徹底して削減する。23区のうち、容リプラを資源化せずに焼却している区は確実に分別回収・資源化をすべきである。清掃工場の施設整備計画の焼却余力がなくて、改定もできずにいるというのになんらペナルティーも課すでもなく、、23区も、さらなるごみ減量ができないのであれば、家庭ごみ有料化の実施に向けての検討を進めるべきなのではないか、いつまでも先延ばしをしていても仕方がない、、
そして、余力がなくなるといいながらも、堂々と事業系の持込ごみを受け入れ続けるというのもおかしな話し。事業系ごみは今後も増えるというごみ量予測。ほんとうにおかしな話し、、
東京都委員からは、2050年ゼロエミッションなど勇ましい発言はあったけど。事業系の廃棄物や産廃のことなどもあれこれ発言はしていたけれど、、、、しかし、プラスチックごみの焼却量を2030年までに4割削減、容リプラの資源化などといえども、実際に東京都がなにをするのか、目標だけを述べても仕方がない、具体的にどう実現させるのかは全くみえてこない。
委員から、清掃工場の建設費の高騰についての質問もあったけど、オリパラ絡みで高値安定ではどうしようもない。事業発注者側として、総合評価競争入札とはいえ、適正な市場原理、競争入札が功を奏すように努力すべきである。成り行き任せで、プラントメーカーが順繰りに1者入札では、当然のように予定価格での落札となるのだから、競争原理は全く働かない。
いろいろ思うことありすぎて支離滅裂ではあるが、、、
一般廃棄物処理基本計画改定検討委員会(第4回)
開催日時及び会場
令和元年12月13日金曜日 午後2時から午後3時20分まで
東京区政会館14階入札室 (東京都千代田区飯田橋3-5-1)
内容
一般廃棄物処理基本計画改定における検討スケジュールの変更について
清掃工場の施設整備計画における課題について 他
基本計画の改定委員会開催
第1回〔平成30年5月14日〕資料等
第2回〔平成30年7月17日〕資料等
第3回〔平成31年2月14日〕資料等 ←7ヶ月ぶりの開催
第4回〔令和元年12月13日〕資料等 ←10ヶ月ぶりの開催
当初の基本計画の改定スケジュール(予定)
平成30年5月 改定検討委員会設置
平成31年3月頃 中間報告の取りまとめ
令和元年8月頃 基本計画(原案)の取りまとめ ←令和2年6月頃?
令和2年1月頃 基本計画(最終案)の取りまとめ ←令和2年度末とりまとめ
東京二十三区清掃一部事務組合 更新日:2019年12月13日
一般廃棄物処理基本計画の改定について
はじめに
清掃一組の一般廃棄物処理基本計画(以下「基本計画」という。)は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づき、23区の一般廃棄物の中間処理について定めるもので、国の「ごみ処理基本計画策定指針」に沿って概ね5年毎に改定することとしています。
平成27年2月の基本計画改定以降、国は平成30年度中に「第四次循環型社会形成推進基本計画」の策定を予定しており、循環型社会形成に向けた中長期的な方向性に関する指標に新たな目標を設定し、廃棄物の適正処理の更なる推進を目指しています。
また、東京都では、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会とその後を見据え、東京の活力を維持・発展させていくため、『東京都「持続可能な資源利用」に向けた取組方針』を策定するとともに、その方針を具現化する計画として、平成28年3月に「東京都資源循環・廃棄物処理計画」を策定しました。
こうした国や東京都の廃棄物処理に係る取組や社会環境の変化を踏まえ、現行基本計画から5年となる令和元年度を目途に基本計画を改定することとしました。
基本計画の改定
1.検討組織
基本計画の改定にあたっては、23区との連携を図るとともに、最終処分や広域的な視点からの意見も踏まえて検討を行うために、一般廃棄物処理基本計画改定検討委員会(以下「改定検討委員会」という。)を設置し、その下に特定事項を調査検討するための一般廃棄物処理基本計画改定検討委員会ワーキンググループ(以下「ワーキンググループ」という。)を設置します。
なお、改定検討委員会は原則公開とします。
改定検討委員会(13名)
23区清掃主管部長(8名)及び東京都環境局関係部長(1名)、清掃一組関係部長(4名)で構成する検討組織
ワーキンググループ(14名)
23区清掃主管課長(8名)及び東京都環境局関係課長(1名)、清掃一組関係課長(5名)で構成する検討組織
2.基本計画の改定スケジュール(予定)
平成30年5月
改定検討委員会設置
平成31年3月頃
中間報告の取りまとめ
令和元年8月頃
基本計画(原案)の取りまとめ
令和2年1月頃
基本計画(最終案)の取りまとめ
3.改定検討委員会の開催予定及び傍聴方法
予定している改定検討委員会
【第4回予定】
開催日時及び会場
令和元年12月13日金曜日
午後2時から午後3時20分まで
東京区政会館14階入札室
(東京都千代田区飯田橋3-5-1)
内容
一般廃棄物処理基本計画改定における検討スケジュールの変更について
清掃工場の施設整備計画における課題について 他
【傍聴方法(第4回)】
受付時間
会議開始予定時間の30分前から会議開始時まで
会議開始後の入室はできませんので、ご注意ください。
受付場所
14階エレベーターホール
定員
10名程度
手続き
傍聴者受付簿に住所及び氏名を記入いただき、その後、傍聴券をお渡しします。
なお、報道機関の方は、氏名のほか、会社名、所属部署及び連絡先を記入いただきます。
申込み
事前申込みは受け付けておりません。当日、会場にて傍聴の手続きを行ってください。
注意事項
「傍聴される方へのお願い」をご覧ください。
傍聴される方へのお願い(PDF:138KB)
その他
来場の際は、公共交通機関をご利用ください。
会議資料は傍聴者に配付しませんが、会議終了後、清掃一組ホームページに会議資料の電子データと会議要録を掲載します。
4.検討委員会での検討状況
第1回
〔平成30年5月14日〕
資料等
一般廃棄物処理基本計画改定の基本的考え方
基本計画の目標、計画期間、計画改定における検討事項について確認しました。
23区の概況とごみ処理の現状
23区の人口及び事業所数、ごみ量、最終処分量等、23区の概況とごみ処理の現状について確認しました。
第2回
〔平成30年7月17日〕
資料等
「一般廃棄物処理基本計画」に関するアンケートの集計結果ついて
清掃一組が実施した23区の「一般廃棄物処理基本計画」に関するアンケートの集計結果について確認しました。
ごみ量予測について
施設整備計画の基礎となる長期的な予測ごみ量について確認しました。
清掃工場の施設整備計画について(その1)
施設整備計画を策定するにあたっての基本事項を確認しました。
次期施設整備計画の課題について
清掃工場建替え時期の重なりなど次期施設整備計画を策定するうえでの課題を確認しました。
第3回
〔平成31年2月14日〕
資料等
現行基本計画の進捗状況と次期基本計画の目標と施策の体系ついて
一廃計画の上位計画である「経営計画」の基本方針に沿って定められた5項目の施策と、15の取組みについて平成29年度末までの進捗状況を確認し、課題を整理しました。
ごみ減量について
国、都の動向や各区におけるごみ減量施策の取組状況及び資源回収の状況を確認し、
工場に搬入されたごみの内訳から見たごみ減量の可能性について確認しました。
不燃ごみ・粗大ごみ処理施設の施設整備計画について
各施設の現状と課題、今後の整備スケジュールについて確認しました。
生活排水処理基本計画について
し尿等生活排水処理の基本方針や流れを確認しました。