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容器包装リサイクル協会 令和元年度下期 PETボトルリサイクルの落札結果 ~23区の再商品化事業者は~

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容器包装リサイクル協会HPで、「◇令和元年度下期PETボトル落札結果一覧表【PDF】」が掲載された。
23区のペットボトルリサイクルの落札結果、再商品化事業者を取り出してみた~

 

公益財団法人 日本容器包装リサイクル協会

2019/09/09

令和元年度下期PETボトルリサイクルの落札結果一覧表、落札数量リストを掲載 PETボトルは、上期(4月~9月)と下期(10月~翌年3月)の年2回に分けて入札を行っており、7月16日~8月1日にかけて令和元年度下期分の入札が行われました。
令和元年度下期分のPETボトル落札結果について、結果概要(速報版)、落札結果一覧表、再商品化事業者ごとの落札数量リストについて、以下のとおり掲載します。

◇令和元年度下期PETボトル落札結果(速報版)

令和元年度下期 再商品化事業者落札結果(PETボトル)
 ◇令和元年度下期PETボトル落札結果一覧表【PDF】

 ◇令和元年度下期PETボトル落札結果一覧表【エクセル】

令和元年度下期 再商品化事業者落札数量(PETボトル)
 ◇令和元年度下期PETボトル再商品化事業者ごとの落札数量リスト【PDF】

 ◇令和元年度下期PETボトル再商品化事業者ごとの落札数量リスト【エクセル】

平成31年3月末時点、PETボトル上期分までの平成31年度各素材落札結果、一覧表については、こちら(平成31年度落札結果平成31年度落札結果一覧表)をご覧ください。

 

 ●23区 平成31年度下期 再商品化事業者落札結果(PETボトル)

ペットボトルのリサイクル、23区のなかでも指定法人ルートに流さずに独自ルートの区も多い。それがいいとも悪いとも言えないが、それぞれの区によっていろんな事情があるのだろう。「ボトルtoボトル」にするためにあえて独自ルートというところもあるので、それも選択肢としてはよいことだ。なにしろ、指定法人ルートは再商品化先は選べないので、、

ここのところ、中国へのプラスチック類や古紙の輸出が滞っていることから、独自ルートの区も指定法人ルートに流れるかと思ったが、,,そうでもないようだ。港区はほぼ全量が指定法人ルートになったのかな? 参考までに最近の23区各区の年間のペットボトル回収量を併記してみた~ どちらにしても、回収したペットボトルがどのように再商品化されているのかを、最後まで責任を持って見届けて欲しいが、、

平成31年度も独自ルートのみは、新宿区、台東区、大田区、渋谷区、豊島区、北区、足立区、葛飾区、
独自ルートと並行していると思える区は、杉並区、板橋区、練馬区、、、、

ペットボトルの価格変動も大きいので最近は、上期と下期の年2回の入札となっている。

 

関連(本ブログ)
容リ協会 令和元年度下期 PETボトル 落札結果(速報版)2019年09月02日
容器包装リサイクル協会 平成31年度上期PETボトル落札結果一覧表 23区の再商品化事業者は~2019年03月07日
平成31年度のプラスチック製容器包装落札結果  23区の再商品化事業者は~ 2019年04月10日





 


 

ドキュメンタリー映画 『フリーソロ』 ヒューマントラストシネマ渋谷にて上映中

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映画のことなら映画.com

映画「フリーソロ」

劇場公開日 2019年9月6日

解説

ロープや安全装置を一切使わずに山や絶壁を登る「フリーソロ」と呼ばれるクライミングスタイルで世界的に知られるクライマー、アレックス・オノルドの緊迫感迫るクライミングに密着したドキュメンタリー。ナショナル・ジオグラフィック誌の表紙を飾るなど、世界で著名なクライマーの1人として活躍するアレックス・オノルドには、1つの夢があった。それは、世界屈指の危険な断崖絶壁であり、これまで誰もフリーソロで登りきった者はいない、米カリフォルニア州ヨセミテ国立公園にそびえる巨岩エル・キャピタンに挑むこと。この前人未到のフリーソロのために幾度の失敗と練習を重ねてきたオノルドは、2017年6月3日、ついにエル・キャピタンへの挑戦を開始する。オノルドが登攀する様子を臨場感あふれるカメラワークで収め、第91回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞。監督は、山岳ドキュメンタリー「MERU メルー」も高い評価を得たエリザベス・チャイ・バサルヘリィ&ジミー・チン。

2018年製作/100分/G/アメリカ
原題:Free Solo
配給:アルバトロス・フィルム

監督 エリザベス・チャイ・バサルヘリィジミー・チン

 

オフィシャルサイト

ヒューマントラストシネマ渋谷 9.6公開


9.6公開『フリーソロ』本予告  


特報 9.6公開『フリーソロ』


記録的な猛暑、、
9月だというのに、昨日も今日も36度、、

ヒューマントラストシネマ渋谷で、「フリーソロ」をみてきた、、、

エル・キャピタン、
ロープをつけてもそんじょそこらのクライマーには登れない、、、
恐ろしいほどの断崖絶壁、それを前人未到のフリーソロで、、

アレックスが完登したのがわかっていても、登攀中の映像はヒヤヒヤもの、、、
ほうとうにすごい、、、誰もまねして欲しくない、、、
神業、超人としか言いようがない、

こればっかりは、、映画を観てもらうしかない、、、
下手な文章では書き著せない、、、

しかし、あのテラスの着ぐるみ人間はなんだったのか?


我が家の連れ合いも、
ヨセミテにも何度か行っている、今も現役(老)クライマーなのだが、、、
(私も20代の頃は山岳会で、ロープありで登攀を、、)
映画の話をしたが、「心臓に悪いので観に行かない」と、、、

何年か前に、エル・キャピタンの写真もたくさん撮ってきていたが、、
もちろん、ロープありでも挑戦してない、、、
下の方で、簡単なルートで遊んだらしい、、、


ナンテコッタ、、、
渋谷まで行ってみたというのに、近所の映画館でも「フリーソロ」やっていた、、、
まあ、、仕方ない、、、「ロケットマン」のチェックをしていて気がついた~

 

芦屋市、環境センター 排ガス中の水銀濃度基準値超過で焼却炉を停止中「生ごみ類以外の燃やすごみや粗大ごみなどは可能な限りごみ出しを控えてください。」

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芦屋市ホームページから

 

排出ガスから法基準値を超える水銀濃度が検出された芦屋市の環境センター、
8月27日から10日以上、焼却炉が運転を停止で、ごみピットは満杯となったのか、敷地にたまる一方となっている。

「原因が特定され、対策が講じられるまで焼却炉の運転停止を決めた。」としているが、燃えた後では原因の特定など難しい、、、

ピット内の3カ所で搬入されたごみなどを調べると、水銀量は正常値とか、来週末にも焼却炉を再稼働させたい考えと、、

芦屋市は、「施設の運転を停止しているため,ごみの焼却を行うことができません。可能な限りごみ出しを控えてください。」と市民や事業者向けに呼びかけている~

 

「不要不急のごみ出し控えて」 焼却炉停止のごみ処理施設 芦屋
神戸新聞 2019年9月7日
 兵庫県芦屋市浜風町のごみ処理施設「市環境処理センター」で排出ガスから法基準値を超える水銀濃度が検出され、8月27日から10日以上、焼却炉が運転を停止している。同センターの敷地にはごみがたまった状態で、市の直近の検査によると残されたごみの水銀量はおおむね基準値以下だったが原因は特定されていない。 ...


芦屋市

市民の皆様へ生ごみ類以外の燃やすごみは可能な限りごみ出しを控えてください。(2019年9月3日) 事業者の皆様へ,厨芥類(食品の売れ残り,食べ残したもの,調理くずなど)以外の燃やすごみは可能な限りごみ出しを控えてください。(2019年9月3日)

●水銀が含まれるごみの出し方(PDF:87KB)

●市民の皆様へ(生ごみ類以外の燃やすごみや粗大ごみなどは可能な限りごみ出しを控えてください。(PDF:148KB)

 

関連(本ブログ)
芦屋市環境処理センターのごみ焼却施設 排ガス中の水銀濃度が排出基準値を超え焼却炉を停止(6月測定 200μg/Nm3、8月再測定で 300μg/Nm3?)2019年08月30日





 

 

芦屋市のごみ焼却炉 9月13日から試運転を開始、引き続き、ごみの減量と分別の徹底にご協力のお願い、、、

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芦屋市「水銀が含まれるごみの出し方(PDF:85KB)」から

 

芦屋市の環境センターごみ焼却炉、
8月27日から排ガス中の水銀濃度が基準値超過で運転を停止していたが、、9月13日から試運転を開始したようだ。

芦屋市の「ごみ焼却炉の運転再開について」によると、「試運転開始後は、一定期間(9月末を目途)、機器や装置等の稼働状況の確認と水銀測定を行ないながら、安定稼働を目指します。」となっている。

なお、運転停止中に蓄積された大量のごみの焼却に期間を要するため、引き続き、ごみの減量と分別の徹底の協力要請も、そして、焼却炉停止の原因となる水銀含むごみの正しい分別を呼びかけている。

 

水銀含む廃棄物による焼却炉の停止、
燃やしてしまえば、原因の特定は難しい、推測しかできないのだろうが、、、

焼却再開するも、蛍光灯は~」コメントいただいて、
芦屋市の場合、水銀が含まれているごみも「その他燃やさないごみ」として回収し、金属類をとりだした後の破砕残さは焼却ということで、「危険ごみ」や「有害ごみ」の分別区分のない自治体は、残さに水銀が残る危険性は大、、本当にそう思います。また、パイプラインのごみは、何が入ってくるかほんとうにわかりませんね。
※芦屋市のごみパイプライン:一部「パイプライン」ごみが堆積中、(昨年、「未来都市の象徴「ごみパイプライン」廃止へ 芦屋市、高額維持費ネック」ということで、15年後から順次廃止する方針)

芦屋市のごみ分別、
芦屋市の場合、「水銀が含まれるごみの出し方」を当面変更しますということで、蛍光灯なども「「その他燃やさないごみ」の日に,他のごみと分けて,割れないように購入時の紙のケースや新聞紙などに包んで出してください。 」となったのだが、、、

江東区のいわゆる危険物・有害ごみも、芦屋市と同じように「燃えないごみ」の回収日に「蛍光管」や「ガスボンベ、ライター」など分けて出す方式である。それ以前は、店頭での拠点回収であったが、ステーション回収にして回収量は4~5倍は増えている。回収方法としては、「燃えないごみ」のパッカー車とは別途に、平ボディー車でのピックアップ回収。

23区の場合、
しかし、23区の場合、まだまだ蛍光管等は分別回収せずに、「不燃ごみ」扱いの区も残っている。しかし、東京二十三区清掃一部事務組合では、「不燃ごみ中の可燃系残さ、令和元年度に清掃工場で焼却の実証確認、安全性を確認した後、令和2年度から本格実施」ということで、新江東清掃工場でも7月第1週に実証試験を行っているはず。(実証試験の結果は?)

平成30年度、北区、江戸川区は蛍光管の回収実績なし、新宿、墨田、大田、世田谷、板橋、足立は不燃ごみからの回収となっているが数量なし。
 ←クリックで拡大 「23区 平成30年度の資源回収量

ただ、23区の場合、一般廃棄物処理基本計画(平成22年2月)のころから不燃残さを焼却処理するとしていたものの、、水銀廃棄物による焼却炉の停止も連続して起こり、、、慎重に検討した上での対応ではあろうが、、まだまだ23区全ての区で水銀廃棄物の分別回収が行われているわけではないので不安はある、、、

詳しくは、芦屋市

市民の皆様へ 引き続き、生ごみ類以外の燃やすごみや粗大ごみなど可能な限りごみ出しを控えてください。新着 ごみ焼却炉の運転再開について新着 事業者の皆様へ 引き続き、適切なごみ処理をお願いします新着

 

関連(本ブログ)
芦屋市、環境センター 排ガス中の水銀濃度基準値超過で焼却炉を停止中「生ごみ類以外の燃やすごみや粗大ごみなどは可能な限りごみ出しを控えてください。」2019年09月07日
芦屋市環境処理センターのごみ焼却施設 排ガス中の水銀濃度が排出基準値を超え焼却炉を停止(6月測定 200μg/Nm3、8月再測定で 300μg/Nm3?)2019年08月30日






王子マテリア松本工場、古紙焼く火災 けが人なし 大量のけむりで騒然

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 松本 工場で古紙焼く火災 けが人なし 大量のけむりで騒然
信濃毎日新聞 2019年9月17日
 16日午前11時50分ごろ、松本市笹賀の段ボール原紙製造「王子マテリア松本工場」の古紙置き場から出火し、古新聞や古雑誌などを焼いた。消防車など10台が出動し、約6時間後に消し止めた。松本署が原因や燃えた古紙の量などを調べている。...

【台風15号被害】千葉県内 依然6.6万軒で停電 1万4千件で断水 被災ゴミも深刻

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千葉依然6.6万軒で停電 被災ゴミも深刻
日テレNEWS24 2019年9月17日
台風15号で大きな被害を受けた千葉県では、被災後初めての雨が降り、復旧に追われる住民に追い打ちをかけた。県内では今も6万6000軒あまりが停電している。
千葉県内では16日、断続的に激しい雨が降り、館山市と南房総市の一部には一時「警戒レベル4」の避難勧告が出された。台風で被害を受けた住宅は、屋根にブルーシートを張るなどしてしのいでいるが、強い雨で雨漏りしている家もあった。
千葉県内では6万6000軒あまりで停電が続き、1万4500軒で断水している。
被災ゴミの問題も深刻になっていて、南房総市を視察した小泉環境相は、ほかの自治体にも協力を要請し、広域処理を進める考えを示した。

台風15号、首都圏直撃
災害に弱いもろさを露呈した東京電力、
東電管内「停電一時93万軒」もの大停電、1週間経過した今も千葉県内6.6万件の停電、


●経済産業省 令和元年台風第15号による被害・対応状況について(9月15日(日曜日)11時00分時点)

●厚生労働省 令和元年台風第15号による被害状況等について(第13報)[527KB] ←医療、断水等

 


追記 2019年9月14日 
●東金市など4市の 焼却施設、本日から稼働となったようだ~

大規模停電、千葉でなお20万戸超 断水は2万9千戸 日本経済新聞-2019年9月13日


経済産業省 2019年9月13日

●令和元年台風第15号による被害・対応状況について(9月13日(金)4時00分時点)


停電長期化でごみ回収できず 全面復旧は13日以降
www.fnn.jp-2019年9月13日
長引く千葉の大規模停電。
生活ごみが回収されない事態となっている。 ...

千葉日報 2019年9月13日
停電でごみ収集停止 焼却場復旧めど立たず 東金市など4市町 【台風15号】

 

 

 

三重ごみ固形燃料発電所 RDFの焼却・発電は、9月17日(火)に終了

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名古屋テレビ「“夢のリサイクル”とされたゴミ固形燃料発電所 予定より1年半前倒しし発電終了」から


“夢のリサイクル”とされたゴミ固形燃料発電所 予定より1年半前倒しし発電終了
名古屋テレビ-2019年9月17日
 稼働開始当時は「夢のリサイクル発電」とうたわれた、三重県桑名市のRDF=ごみ固形燃料の発電所が17日、発電を終了しました。 三重県桑名市にある三重ごみ固形燃料発電」は、ごみを再利用して収益化する三重県のモデル事業として、2002年から稼働 ...…

桑名広域清掃組合の「新焼却施設」は
2019年9月16日(月)から試運転を開始のようだ~

関連(本ブログ)
三重ごみ固形燃料発電事業の終了前倒し濃厚  三重県議会で鈴木英敬知事言及 2018年06月05日

 

三重県企業庁

令和元年09月12日 三重ごみ固形燃料発電所におけるRDF焼却・発電の終了について

三重ごみ固形燃料発電所におけるRDF焼却・発電の終了について

1 経緯
  RDF焼却・発電事業は、循環型社会の構築を図るとともに、未利用エネルギーの有効活用を促進する
  ための県のモデル事業として、平成14年12月に運用を開始しました。
  その終了時期は令和2年度末とされていましたが、平成30年7月19日に開催された三重県RDF運
 営協議会総会において、製造団体は令和元年9月を軸に三重ごみ固形燃料発電所へのRDFの搬入を終了
 し、新たなごみ処理体制に移行することなどが決議されました。

2 製造団体における新たなごみ処理体制への移行
  三重県RDF運営協議会総会決議を受けて、製造団体は、本年8月から9月にかけて新たなごみ処理体
 制へ移行し、発電所へのRDFの搬入が全て終了することとなりました。

3 三重ごみ固形燃料発電所におけるRDF焼却・発電の終了
  発電所へのRDF搬入終了に伴い、三重ごみ固形燃料発電所におけるRDFの焼却・発電は、9月17
 日(火)に終了します。

 

三重ごみ固形燃料発電所 発電所の概要

三重ごみ固形燃料発電所では、三重県内の6つのごみ固形燃料製造施設において、可燃ごみから作られたごみ固形燃料(RDF)を燃料として焼却・発電を行い、三重県の広域的なごみ処理の一翼を担うとともに「ごみを電気にリサイクル」しています。

当発電所の焼却発電システムは、ダイオキシン類をはじめとする厳しい排出ガス規制に適合するとともに、従来の直接ごみを燃料とする発電に比べて飛躍的に高温・高圧の蒸気を発生することが可能であり、高効率の発電を行うことができます。

また、焼却灰はセメントの原材料として再利用を行っており、施設全体での環境負荷の低減に努めています。

実施事業 RDF焼却・発電事業
(参加市町村:桑名市、いなべ市、木曽岬町、東員町、大台町、多気町、大紀町、熊野市、御浜町、紀宝町、伊賀市、紀北町)

三重ごみ固形燃料発電所

三重県企業庁 三重ごみ固形燃料発電所

環境省 PCB廃棄物の焼却実証試験(令和元年6月実施)の実施結果、今後、処理対象の拡大・制度の見直しへ

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全国4か所での「PCB廃棄物の焼却実証試験(6月実施)」の実施結果がでている~

この実証試験は、
PCB汚染物にはPCB濃度が0.5%から10%程度のものも含まれている。これまでの実証試験は0.5%程度までのものだったので、PCB濃度0.5%~10%程度の処理体制の構築に向けて実証試験を行うとのこと。PCBを使用した感圧複写紙や汚泥の存在発覚というのは日本製紙のか?塗膜くずなどの処理もまだまだこれからなのか、、

PCB廃棄物、燃焼温度を1,100℃以上(2秒以上)で燃焼すれば、PCBは分解するのかも知れないが、、、、
気になるのは、神戸環境クリエート、富山環境、クレハ環境、エコシステム秋田だけでなく、PCB無害化処理施設となっている全国各地の産廃処理事業者、PCB廃棄物処理のみならず、常に、環境に配慮して安全に施設を運営しているのだろうかということ、、、事故やトラブルなどないのだろうか?

焼却実証試験の実施結果」をみると、、施設周辺での大気中ダイオキシン類調査結果、東京の中央防波堤埋立地などよりよほど低いので、ちょっとびっくり、、まあ、、実証試験期間は細心の注意を払っての測定なのではあろうが、、、

関連(本ブログ)
環境省 PCB汚染物(PCB濃度0.5%~10%程度)の焼却実証試験を神戸市、富山市、いわき市、大館市の全国4か所で実施します。2019年05月24日

 

環境省 令和元年9月17日

PCB廃棄物の焼却実証試験(令和元年6月実施)の実施結果について  環境省は、神戸市、富山市、いわき市及び秋田県並びに神戸環境クリエート株式会社、株式会社富山環境整備、株式会社クレハ環境及びエコシステム秋田株式会社の協力を得て、全国4か所において、PCB廃棄物の焼却実証試験を実施しましたので結果をお知らせいたします。

2.焼却実証試験の概要

(1)実施場所及び実施期間

 ・神戸環境クリエート株式会社(兵庫県神戸市) 令和元年6月6日(木)~7日(金)

 ・株式会社富山環境整備(富山県富山市)    令和元年6月13日(木)~14日(金)

 ・株式会社クレハ環境(福島県いわき市)    令和元年6月20日(木)~21日(金)

 ・エコシステム秋田株式会社(秋田県大館市)  令和元年6月27日(木)~28日(金)

 (各施設の概要は「別紙」表1参照。)

(2)実施内容

 PCBを含む塗膜くず、感圧複写紙、シーリング材、汚泥、養生材・ウエス等の廃プラスチック類及び繊維くず等(PCB濃度0.5%~10%程度)をプラスチック容器に入れて密閉したものを焼却炉に投入し、他の産業廃棄物と混焼しました。(試験試料の種類、量及びPCB濃度並びに塗膜くずの鉛及びクロム濃度は「別紙」表2参照。)

 焼却は、燃焼ガスを1,100℃以上の温度に保ちつつ、2秒以上滞留させて行いました。

3.焼却実証試験の実施結果

 施設の敷地境界における大気中のPCBの濃度、施設周辺における大気中のPCB及びダイオキシン類の濃度について、基準値等よりも低いことを確認しました。(「別紙」表3参照。)

 排ガス中のPCB、ダイオキシン類、鉛及びクロムの濃度について、基準値等よりも低いことを確認しました。(「別紙」表4参照。)

 焼却後の燃え殻、ばいじん及び排水に含まれるPCB、ダイオキシン類、鉛及び六価クロムの濃度について、基準値等よりも低いことを確認しました。(「別紙」表5参照。)

 以上のことから、周辺環境に影響を及ぼすことなくPCBが安全かつ確実に無害化処理されていることを確認しました。

4.今後の予定

 今般の焼却実証試験の実施結果を踏まえ、無害化処理認定施設の処理対象の拡大等、制度の見直しを行う予定です。

5.その他

 今般の焼却実証試験は、廃棄物処理、分析、健康影響等に関する専門家の助言及び評価を得て行いました。

(参考)これまでの焼却実証試験の実施状況

 平成17年度から平成25年度にかけて、PCB廃棄物を試験試料として用いた焼却実証試験を14か所の施設で合計35回実施し、いずれも試験試料が安全かつ確実に無害化処理されたことを確認しています。

添付資料 別紙 [PDF 219 KB]

 


第27 回PCB 廃棄物適正処理推進に関する検討委員会は10月16日開催

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環境省 令和元年9月17日

第27 回PCB 廃棄物適正処理推進に関する検討委員会の開催について 「第27回PCB廃棄物適正処理に関する検討委員会」を開催します。

1. 日時  令和元年10月16日(水)10:00~12:00

2. 場所  TKP ガーデンシティ御茶ノ水 カンファレンスルーム 3A~3C

(東京都千代田区神田駿河台三丁目 11-1 三井住友海上駿河台新館 3 階)

地図:別紙1

3. 議題(予定)

(1)無害化処理認定施設の処理対象のPCB廃棄物の拡大について

(2)北九州PCB廃棄物処理事業(変圧器・コンデンサー等)の先行事例の展開について

(3)PCB廃棄物処理の進捗状況について

(4)PCB廃棄物の早期処理に向けた取組について

(5)PCB廃棄物処理施設の解体・撤去について

(6)低濃度PCB廃棄物の処理に向けた取組について

(7)その他

4.傍聴の手続

詳細は~

 

 

 

滋賀 新ごみ処理施設の公害防止基準値を審議 高島市で検討委員会

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滋賀 新ごみ処理施設の公害防止基準値を審議 高島市で検討委
中日新聞 2019年9月18日
 高島市の新ごみ処理施設整備を審議する有識者による建設検討委員会が十七日、同市役所であった。
 この日は排ガス、排水、騒音、振動、悪臭の公害防止基準値の設定を審議。排ガスのダイオキシン類については、国の排出基準の五十分の一にあたる、大気一立方メートル中〇・一ナノグラムと、厳しく規制する数値を示した。また、排水対策では、雨水を調整池に貯(た)めた後に自然放流するとの方針に対し、委員から、処分場内の排水が雨水と混ざった場合の対策をただす意見などが出たため、再度検討するとし、この日予定していた同防止基準値の決定を十一月の次回委員会に持ち越した。
 事務局からは、新施設の検討資料とするため、プラントメーカー十三社を対象に、事業参入意向や処理方式などを尋ねるアンケートを実施していることも報告された。
 (宮川弘)

高島市は、新ごみ処理施設は2025年度末の稼働を目指すとしていた。環境センターの建設予定地を高島市朽木宮前坊区に決定
あのダイオキシン類で問題になった流動床ガス化溶融炉は75t/日(37.5t×2基)だったので、法規制値が5ng-TEQ/m3Nであれば炉の規模は48t/日未満ということなんだ。


ダイオキシン類 
排ガスの排出基準、
単位:ng-TEQ/m3N 
東京新聞の「大気1立方メートル中、、、」という言い方?
「大気、、」という言い方に違和感、

環境用語集 Nm3又はm3N
Nはノルマル(ノーマル)と読み、0℃1気圧の標準状態を表す。主として排出ガス量等を表すのに用いる単位で1Nm3とは、標準状態(0℃1気圧)に換算した1m3のガス量を表す。

 

 

埼玉 吉見町 ごみ処理場問題 「建設は中止」町長明言

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 吉見町 ごみ処理場問題 「建設は中止」町長明言
東京新聞 2019年9月18日
 吉見町に新しいごみ処理場と熱利用施設(付帯施設)の建設を計画していた県西部など九市町村の「埼玉中部資源循環組合」が解散の方向で協議している問題で、組合管理者を辞任する意向の宮崎善雄・吉見町長は十四、十六の両日、町民を対象に状況説明会を開いた。宮崎町長はこれまでの経緯と管理者を辞める理由などを説明。「ごみ処理施設の建設は中止にする」と明言した一方、「今の段階で対案はない」と述べた。 ...

 

埼玉中部資源循環組合

埼玉中部資源循環組合は、2市6町1村からなるごみ処理の一部事務組合です。
(東松山市、桶川市、滑川町、嵐山町、小川町、川島町、吉見町、ときがわ町、東秩父村)

新ごみ処理施設だより

 

関連(本ブログ)
埼玉・吉見の新ごみ処理施設建設 差し止め求め住民ら提訴、昭和61年2月の「「今後は大串地区などでごみ処理施設の新・増設をしない」という和解条項に反すると~2018年09月07日
埼玉県内のごみ処理施設/各自治体で建替具体化2017年01月18日







<佐賀豪雨>災害ごみ2万1000トン超 激甚指定の3市町試算 国へ財政支援要望

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<佐賀豪雨>災害ごみ2万1000トン超 激甚指定の3市町試算
国へ財政支援要望

佐賀新聞 2019年9月18日
 8月の記録的豪雨被害で激甚災害に指定される見込みとなった武雄、多久、杵島郡大町の3市町が、被災後2週間で発生した災害ごみの総量について2万1千トンを超えたと試算していることが17日、分かった。武雄市では既に年間の排出総量を大幅に上回る。...

【オリックス資源循環】群馬県桐生市と、他県の一般廃棄物の受入協定を締結

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 【オリックス資源循環】群馬県桐生市と、他県の一般廃棄物の受入協定を締結
時事通信 2019年9月18日
[オリックス株式会社]自治体のごみ処理施設の稼働安定化・平準化に貢献
オリックス資源循環株式会社(本社:埼玉県大里郡寄居町、社長:花井 薫一)は、本日、群馬県桐生市との間で、東京都立川市内の事業系一般廃棄物の処理に関する協定を締結しましたのでお知らせします。本件は、民間事業者を介して自治体が区域外の一般廃棄物を常時受け入れる体制を構築する全国初*1の取り組みです。...

関連(本ブログ)
群馬県の桐生市清掃センターで東京都立川市の事業系一般廃棄物の受入へ、歳入増を図る 2019年09月03日

壬生町清掃センターで火災 職員が爆発音聞きつける 給じん装置付近から出火

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壬生町清掃センターで火災 職員が爆発音聞きつける
下野新聞 2019年9月18日
 18日午後0時55分ごろ、壬生町羽生田の町清掃センターの可燃物焼却場で火災があった。けが人はなかった。
 栃木署によると、勤務中の職員が爆発音を聞き、給じん装置付近から出火しているのを発見して119番した。同署で出火原因を調べている。

 

壬生町公式WEBサイト 清掃センター

流動床炉 70t/日

古紙問屋、アジア輸出拡大 需給改善で価格下支え

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古紙問屋、アジア輸出拡大 需給改善で価格下支え
日本経済新聞
 古紙の流通業者で構成する関東製紙原料直納商工組合(東京・台東)は、アジアへの段ボール古紙の輸出を拡大する。製紙大手の王子ホールディングス(HD)と組み、取引がなかったマレーシアなどに輸出する。7割を占めた中国向けの輸出が減り、国内在庫は前年比2.6倍に急増。取引価格も年初比4割下がった。輸出先を広げることで在庫を減らして市況を維持し、リサイクル機能が低下するのを防ぐ。 ...


東京湾「中央防波堤埋立地」帰属訴訟、20日に判決 <都の調停案 大田区は拒否で江東区を提訴、>

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東京新聞「帰属争い17年 明日判決」から


東京湾埋立地帰属訴訟、20日に判決 小池都知事「結果見て対応考える」
日本経済新聞 2019年9月13日
 東京湾岸の人工島「中央防波堤埋立地」の帰属を巡り、大田区が江東区を相手取り、全島帰属を求めた境界確定訴訟の判決が20日、東京地裁で行われる。2020年五輪・パラリンピック会場である海の森水上競技場の所在地も左右する重要な課題だけに、これまで仲介を主導してきた東京都も注視している。...

 

東京都の調停案(2017年)
江東区86.2%、大田区13.8%で境界を画定、
大田区は調停案拒否て江東区を提訴、

江東区も大田区も、
主張としては全島の帰属、、
裁判所も困るだろうな、、、
20日の判決、どうなるか?
都の調停案から大きくずれることはないような気がするが、、、
そうすれば、大田区は控訴するのか?

あの廃棄物処理施設集中立地の「中央防波堤埋立地」
度々、大気中のダイオキシン類が高濃度となる中防内側、、、

 

 

レジ袋有料化で有識者会議設置へ 年内結論、来年度義務づけ目指す

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レジ袋有料化で有識者会議設置へ 年内結論、来年度義務づけ目指す
毎日新聞 2019年9月19日
 プラスチックごみ削減に向け政府は、スーパーやコンビニ、百貨店などで使われるプラスチック製レジ袋の有料化の在り方を検討する有識者会議を設置する。有識者会議で年内にも結論を取りまとめ、関係法令を所管する経済産業省の省令を改正して、来年度からの有料化義務づけを目指す。…

 

何と悠長な、、、
ニッポンのプラスチック対策
使い捨てプラスチック規制60ヵ国以上が禁止や課金、
日本はやっと「プラスチック製レジ袋の有料化の在り方を検討する」有識者会議設置へ
有識者会議は経産省と環境省が合同で設け、今月26日に初会合を開く
容リ法改正の合同会合だろうか?


東京都廃棄物審議会第7回プラスチック部会は 9月25日(水曜日) 午前10時00分から開催

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2019年09月18日  環境局

東京都廃棄物審議会第7回プラスチック部会の開催について

東京都廃棄物審議会第7回プラスチック部会を下記のとおり開催いたしますので、お知らせします。

1 日時

令和元年9月25日(水曜日)
午前10時00分から12時00分まで

2 場所

東京都庁第二本庁舎 31階 特別会議室22

3 議題

プラスチックの持続可能な利用に向けた施策のあり方について

4 委員

別紙(PDF:239KB)のとおり

5 その他

会議は公開で開催されます。
傍聴を希望される方の受付は、9時30分から行います。

【オリックス資源循環】国内最大の乾式バイオガス発電施設を建設 ~埼玉県で設備容量1.6メガワット、廃棄物を再エネに活用~

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施設完成イメージ
オリックス資源循環「国内最大の乾式バイオガス発電施設を建設」から

 

オリックス資源循環のプレスリリース
埼玉県寄居町で一般廃棄物を活用した国内最大規模*1となる設備容量1.6MWの乾式バイオガス発電施設を建設。2020年1月に建設工事を開始し、2021年秋に竣工、稼働開始を予定
乾式のメタン発酵バイオガス発電施設の建設は関東圏で初と、、

 

オリックス資源循環 2019年9月19日

オリックス資源循環株式会社

国内最大の乾式バイオガス発電施設を建設
~埼玉県で設備容量1.6メガワット、廃棄物を再エネに活用~

 オリックス資源循環株式会社(本社:埼玉県大里郡寄居町、社長:花井薫一)は、このたび、埼玉県寄居町で一般廃棄物を活用した国内最大規模*1となる設備容量1.6MWの乾式バイオガス発電施設を建設しますのでお知らせします。2020年1月に建設工事を開始し、2021年秋に竣工、稼働開始を予定しています。乾式のメタン発酵バイオガス発電施設の建設は、本件が関東圏で初となります。
 本施設は、食品廃棄物や紙ごみなどの一般廃棄物をメタン菌により発酵させることで生成したバイオガスを、発電燃料として活用する再生可能エネルギー発電施設です。バイオガス発電施設で普及が進んでいる湿式のメタン発酵技術は、家畜の排せつ物や食品の残りかすなど、水分含有率の高い有機物の処理に適していたのに対し、本施設で採用する乾式のメタン発酵技術では、これまで処理が難しかった水分含有率が低い有機物から高効率にバイオガスを取り出すことができます。紙ごみやプラスチックなどの異物が一緒に排出される食品小売業や外食産業は、乾式バイオガス発電施設の利用により、食品廃棄物と他の廃棄物との分別をせず食品をリサイクルすることができるようになります。
(略)

■事業概要
計画地 埼玉県環境整備センター「彩の国資源循環工場」第II期事業地内
最大処理能力 100トン/日
設備容量 1,600kW
年間発電量 約9,800,000kWh 一般家庭約3,140世帯分の年間消費電力に相当*4
建設工事開始時期 2020年1月(予定)
稼働開始時期 2021年秋(予定)
*4 1世帯当たり約3,120kWh/年で算出。出典:東京電力「平均モデルの電気料金」


23区清掃一組 平成30年度「清掃工場等作業年報」、稼働実績、故障件数、電力使用量、CO2排出量など~

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「清掃工場等作業年報(平成30年度 )」が公表された~
以下、東京二十三区清掃一部事務組合「清掃工場等作業年報」より転載
グラフは、「清掃工場等作業年報」から作成

東京二十三区清掃一部事務組合(更新日:2019年9月18日)

平成30年度清掃工場等作業年報を掲載しました NEW
清掃工場等作業年報 平成30年度
本文(PDF:513KB)
資料編(PDF:983KB) 

 

平成30年度 清掃工場等作業年報
1 清掃工場稼働実績
(1)処理量
 平成30 年度は、19 の清掃工場(*1)に、可燃ごみ等が270万8,621t 搬入され、焼却処理された。処理量は前年度比 6,176 t (0.2%)の減少であった。
*1 19 工場・・・ 有明、千歳、江戸川、墨田、北、新江東、港、豊島、渋谷、中央、板橋、多摩川、足立、品川、葛飾、世田谷、大田(新)、練馬、杉並

●清掃工場ごみ処理量(平成30年度)

ごみ埋立量をゼロにするには、ごみ総量・ごみ焼却量を減らさない限りは焼却灰はでてくる、
今や、埋立量の大半は焼却灰

ごみ焼却、灰溶融に関する物質収支
 ごみ処理量   2,708,620.76 t
 残灰量合計    282,085.49 t
 灰溶融処理量       7,618 t
 (スラグ量(有効利用) 8,962 t )
 残灰量(資源化)     32,958 t
 残灰量(埋立量)    245,658 t


これって、主灰だけだったか?
各工場からの残灰処理量をみてみると、、、残灰率11%~13%?

●清掃工場別ごみ処理量と残灰排出量(平成30年度)


 (2)稼働時間及び故障件数
 焼却炉の延べ稼働時間(*)は、23 万8,095 時間で、前年度比で766時間(0.3%)の増加であった。
 焼却炉の延べ休止時間は7 万7,265 時間で、前年度比で8,018時間(11.6%)の増加となった。休止時間の内訳は、定期点検補修工事65.2%、中間点検19.0%、調整1.3%、故障14.6%であった。
 また、故障件数は、71 件で前年度より5 件増加している。
* 清掃工場の全焼却炉が稼働した時間の合計値である。

●清掃工場 延べ稼働時間の推移

計画年間稼働日数
=暦日数-計画停止日数-年末年始停止日数-故障停止日数
(計画停止日数=定期点検補修+中間点検日数)
=365日-69日-4日-9日=283日


●清掃工場別 延べ稼働・休炉時間内訳(平成30年度)

平成30年度も、年末年始の停止はすべての工場でゼロとなっている。
計画稼働日は年末年始停止は4日分マイナスしているので、
計画稼働日数の稼働率がいいのはそのおかげなのか?

平成30年度、水銀含有廃棄物による焼却炉停止はなし

●清掃工場別 稼働状況(率)(平成30年度)

暦日数での稼働率、括弧内は計画稼働日数に対する稼働率
世田谷はなんとか稼働はしてきたが、、、

港清掃工場は3炉施設で1炉は予備炉としていたのが、((平成14年度、平成24年2月24日から平成27年11月30日まで及び平成28年12月21日から3炉稼働))

計画稼働日数=暦日数-工事日数-年末年始停止(4日)-故障見込み
           工事日数=定期点検補修工事日数+整備工事日数+中間点検日数
           故障見込み=(暦日数-工事日数-年末年始停止)×3%
炉稼働率 a =(炉稼働時間/(暦日数×24×炉数))×100
            b =(炉稼働時間/(計画稼働日数×24×炉数))×100

 
●世田谷清掃工場の稼働状況(23区唯一のガス化溶融炉、故障や問題多い) 

●清掃工場稼働状況(率)年度推移

 

●清掃工場の故障件数(平成30年度)

墨田、品川、大田は故障による休炉はゼロ
世田谷もなんとか稼働したものの、、それでも故障による炉停止は多い、
足立は休炉が8件

 

●清掃工場別 故障による休炉件数の推移

 

●清掃工場別 故障による休炉回数と炉停止の時間(平成30年度)

当然のことではあるが、単純に故障による炉停止の件数だけではその影響ははかれないが、、、
どんなトラブルかによって,炉停止の時間も変わってくる、、平成30年度の休炉回数と炉停止の時間、、



平成27年度は、目黒清掃工場は、故障による休炉は4回だったが、、炉停止時間は3.497時間
平成28年度は、足立:1,292時間、世田谷:1,228時間、目黒:1,083時間と、1,000時間を超えた
平成29年度は、江戸川、板橋、世田谷が休炉時間1000時間超え、
平成30年度は、休炉時間が1000時間を超えた工場は、江戸川、新江東、港、足立、世田谷、

 

☆参考 具体的な故障の内容など↓↓
東京23区「清掃工場故障週報」平成30年度 (日付順)
東京23区「清掃工場故障週報」平成30年度 (工場別)
(「清掃工場故障週報」から私的に作成分)


●清掃工場 故障件数の年度推移

平成30年度は、19清掃工場で故障による炉停止は53回と前年よりは7回増加している。休炉時間も11,245 時間と増加。


●清掃工場 故障による休炉件数と休炉時間推移

 


(3)電力使用量
①使用電力量
 平成30 年度の清掃工場の総使用電力量は5 億4,592万kWh で、前年度比で615 万 kWh (1.1%)の増加となった。
 内訳は、発電電力量の所内使用分(*)は、5 億287 万 kWh で、前年度比で1,256 万 kWh (2.6%)の増加、受電電力量が4,305万 kWh で前年度比1.256 万 kWh (2.6%)の増加となっている。受電力量 受電力量 は 4,305 万 kWh で 前年度比 642 万 kWh(13.0%)の 減少 となっている 。
* ごみ発電とその他発電による発電量のうち、所内使用した電力量の合計である。その他発電とは太陽光発電、風力発電及び保安動力発電をいう。

●総使用電力量の推移

 

②単位使用電力量
 ごみ1tを焼却処理するための単位使用電力量は、202 kWh/t で前年度比0.3 kWh/t (0.1%)の増加となった。
また、単位発電電力量は473 kWh/t で14kWh/t (3.1%)の増加となった。

●ごみ1t焼却あたりの使用電力量及び発電電力量の推移


(4) 余熱利用
 平成30 年度の清掃工場における熱回収による総蒸気発生量は1,000 万9,700 tであり、前年度比9 万2,584 t (0.9%)の増加となった。
①発電
 ごみ発電による発電電力量は12 億8,225万 kWh で、前年度比で5,080万 kWh (4.1%)の増加となった。内訳は、所内使用分が39%、売電分が61%の割合であった。売電電力量は、7 億8,034万 kWh であり、前年度比で3,842 万 kWh (5.2%)の増加となった。
 また、平成30年3 月から平成31 年2 月まで(*1)の売電収入は、105 億9,911 万円となり、前年同期と比較して3億2,576 万円(3.2%)(*2)の増加となった。
 総蒸気発生量のうち、発電に利用されたのは738 万9,225tで、割合は74%であった。前年度比では25 万964t (3.5%)の増加となった。

●ごみ発電電力量の推移

 

 
●総発電量と売電量、売電金額の推移

固定価格買取制度により売電単価が17円/KWhとなったため売電金額は一気に増大し、売電収入は、平成27年度は117億6,576 万円となる。ところが、平成28年度は、売電電力量は、7 億43万 kWh で、前年度比で4,043 万 kWh (6.1%)の増加であれ、売電収入は、98 億190 万円となり、前年同期と比較して19 億6,386 万円(16.7%)の減少である。2016年(平成28年)4月1日からの電気の小売全面自由化の影響での売電単価の下落となったようだ。


平成30年度 余熱利用実績(平成30年2月~平成31年2月)

資料編」23P
  ←クリックで拡大

1:売電先は東京エコサービス㈱である。
なお、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」(FIT法)に基づき、一部の清掃工場の再生可能エネルギー電気は東京電力パワーグリッド㈱に売却した。
2:新エネルギー等電気相当量とは「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法」(RPS)に基づき、売電電力中のバイオマス分として算出される環境価値の量である。
3:有明清掃工場は、新エネルギー(環境価値分)を一括売却しているため売電収入に含む。
4:新エネルギー等電気相当量(信用取引量「クレジット」)の単位は、RPS法ではkWhで表記されるが、電力量と異なるため、P(ポイント)と便宜的に表示している。(RPS法を参照)

②熱供給
 平成30 年3 月から平成31 年2 月まで(*1)の売却熱量は、32万9,076 GJであり、前年同期と比較し14万1,.57GJ (30.0%)の減少となった。また、売却熱料金は、1億3,952 万円であり、前年同期と比較し6,468 万円(31.7%)の減少となった。
 発電による売電量と熱供給による売却熱量の収入は、107 億3,864 万円で、前年同期と比較して2億6,108 万円(2.5%)の増加となった。
*1 調定事務の関係から、3 月から翌年2 月まで。
*2 新エネルギー等電気相当量(環境価値分)含む。


(5)水使用量
 平成30 年度の清掃工場の水道使用量は、207万2,878m3 であり、前年度比で、2万91,613 m3 (1.1%)増加した。
 内訳は、上水使用量が125 万1,858 m3 で、前年度比3 万781 m3 (2.5%)増加少した。工業用水及び処理水が、82 万1,020m3 で、前年度比9,168m3 (1.1%)の減少となっている。

●清掃工場の水道使用量の推移

 

(6)補助燃料使用量
 平成30 年度の清掃工場の焼却炉の補助燃料(*)である都市ガスの使用量は、381 万 532 m3 となり、前年度と比較して14万482 m3 (3.8%)の増加となった。
* 補助燃料は、焼却炉の立上げ、立下げ時や炉内温度の低下時に使用するバーナーの燃料(都市ガス)である。

●清掃工場別 補助燃料使用量(平成30年度)

立上げ、立下げ回数:有明8回、千歳9回、江戸川12回、墨田4回、北8回、新江東19回、港19回、豊島19回、渋谷8回、中央12回、板橋16回、多摩川10回、足立22回、品川8回、葛飾12回、世田谷22回、大田(新)10回、練馬14回、杉並18回となっている。

世田谷清掃工場
流動床ガス化溶融炉 300t/日(150t×2炉)平成20年3月竣工
ほとんど稼働しなくとも故障は多いし、燃料費も嵩む

●世田谷清掃工場 補助燃料使用量推移


●焼却炉の都市ガス使用量の年度推移

 ☆平成14年度は、補助燃料として重油(11.6KL)使用の工場あり。(たぶん大田第二)
中防の破砕ごみ処理施設は都市ガスではなく、重油を使用


●補助燃料使用量の推移

☆世田谷清掃工場平成20年3月に竣工してから助燃用が急増
そして、世田谷、故障も多く、立ち上げ立ち下げでも燃料使用増加に、、

 

2 灰溶融施設処理実績
 平成30 年度は、2 溶融施設で7,618 t (*1)を灰溶融処理し、生成されたスラグ量(*2)は7,618t であった。「焼却灰溶融処理施設の運営に係る検討会」の検討結果を踏まえ策定した灰溶融施設の休止計画に基づき、平成30年度においては7 施設中2 施設を稼働した。
*1 乾燥・鉄選別等の前処理の後、灰溶融炉に投入された灰の量。
*2 スラグ量には、世田谷清掃工場のガス化溶融炉分を含まない。
 休止中の工場から搬出された分を含む。

●灰溶融施設 処理量の推移


●灰溶融施設別処理量

平成28年度より、板橋清掃工場と品川清掃工場から搬出されたスラグは、葛飾清掃工場から横引きしたスラグであるため、葛飾清掃工場のスラグとして集計する。


●灰溶融施設稼働率(平成29年度)

平成28年度からは多摩川と葛飾の2施設のみ稼働

ほとんど「調整」でお休みの葛飾灰溶融

資料編」37P 
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●灰溶融施設の故障件数

多摩川 休炉 2件、
葛飾  休炉 1件

資料編」35P
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●灰溶融施設故障件数の推移

 あまり稼働していないので平成27年度、平成28年度、平成29年度と故障による休炉はゼロ

 板橋の故障による休止なしはほんとうにほれぼれしていたのだが、平成27年度で休止。
23区の灰溶融施設、「平成28年度以降は、2施設残して順次休止する計画」を決めるとき、「板橋と多摩川」が残るだろうと予想していたが、予想は外れて残る施設は「多摩川と葛飾」となった。板橋ほど順調な稼働はなかったのに、稼働年数のこともあったのか、

 
●灰溶融施設電力・ガス使用量

☆稼働率どんなに悪くとも、これだけ電気とガスの燃料費がかかる。
金食い虫の中防灰溶融が休止して、電気使用量も大幅減少すると思ったが、、、
平成26年度以降の中防は、他工場からの焼却灰の混練りなどで操業中

 

◆平成30年度の「主灰のセメント原料化事業」◆
中防灰溶融分は、セメント会社に海上輸送するために、有明分も、一旦中防灰溶融施設に運んで処理とか、、
新江東清掃工場だより第37号
焼却主灰の資源化の船舶輸送を本格実施、今年度からは、従来の鉄道輸送に加えて船舶輸送を本格的に開始し、横浜港でコンテナを船積みして輸送。船舶輸送は、大型コンテナの使用により鉄道と比べて1回あたりの輸送量は1.7倍となります。輸送量を拡大して、焼却主灰の資源化をより積極的に進めていくとのこと。

平成26年度:  1,987.40 トン
平成27年度:  5,848.78 トン
平成28年度: 10,992.78トン
平成29年度: 16.574.63トン
平成30年度: 32,958.21トン


灰溶融と主灰のセメント原料化事業を単純に比較はできないが、灰溶融処理では溶融スラグが発生しその用途も必要となるが、セメント原料化の場合はその心配はない。清掃一組施設での灰溶融処理全盛期で約12万トンだったので、セメント原料化量の平成41年度の目標が9万トンということは、清掃工場の残灰(平成29年度残灰274,705.43トン)の3割を埋め立てせずに有効利用ということなの?やはり、焼却ごみの削減を徹底しない限りは、埋めてて処分場の延命化といえども、埋立ごみのゼロにはならない、、、

◆主灰、飛灰の徐冷スラグ化(民間施設)◆

平成30年度からは、主灰、飛灰の徐冷スラグ化の民間委託が始まった、、、

◆23区の灰溶融処理と灰の資源化(民間施設)◆


23区の灰溶融施設での溶融処理は縮小、溶融処理量は益々減少して、、
主灰も飛灰も民間委託で溶融というのも複雑な心境、、、、

 「一般廃棄物処理基本計画」では、主灰のセメント原料化の拡大 として
  主灰のセメント 原料化量(湿ベース)
33~36 年度  前処理施設の整備
  37年度     60,000トン程度
  38 年度    70,000トン程度
  39 年度    80,000トン程度
  40 年度    90,000トン程度
  41 年度    90,000トン程度


3 不燃ごみ処理センター処理実績
 平成30 年度は、中防不燃ごみ処理センターへ4 万2,708 t (74%)、京浜島不燃ごみ処理センターへ1 万4,901 t (26%)、合わせて5 万7,608 t 搬入され、選別等処理した後、5 万8,455 t の搬出を行った。
 処理後の搬出の内訳は、4 万9,822t を埋立、8,296 t を資源として売却、その他として338 t を焼却及び粗大ごみ破砕処理施設で破砕処理している。

●不燃ごみ処理センター処理量の推移


4 粗大ごみ破砕処理施設処理実績
 平成30 年度は、粗大ごみ破砕処理施設に7 万5,574 t 搬入され、破砕等処理した後、9 万2,483 t の搬出を行った。
 処理後の搬出の内訳は、3,184 t (3%)を埋立、7 万7,925 t (84%)を清掃工場において焼却、1 万1,144 t (12%)を資源(鉄)として売却した等である。
破砕ごみ処理施設は平成28年4月より休止

●粗大ごみ破砕処理施設処理量の推移


 5 し尿の下水道投入施設処理実績
 平成30 年度は、品川清掃作業所に9,531 t のし尿等が搬入され、一定の処理を加えて公共下水道へ投入した。
 堀ノ内中継所の廃止に伴い、平成25 年度より直接搬入のみとなった。
 平成22 年度の年報までは量の単位が kℓ であったが、平成23 年度からは質量での計量に統一したため、単位はt の表記とした。(1t=1kℓ換算)

●し尿等の下水道投入施設処理実績推移


品川清掃作業所 直接搬入量の内訳(平成30年度)
 し尿 :         1,248t 13.1%
 浄化槽汚泥:     3,296t 34.6%
 ディスポーザ汚泥: 4,972t  52.2%
 ビルピット汚泥:      14t    0.1%


6 有価物売却実績
 不燃ごみ処理センター、粗大ごみ破砕処理施設、灰溶融施設及び清掃工場で鉄、アルミニウム等を年間2 万115 t 売却し、売却による収入は4 億4,967万円であった。売却量は鉄が1 万8,434 t で最も多く、売却金額では鉄が2 億2,756 万円、アルミニウムが1 億1,292万円となっている。
 また、平成30年度は、灰溶融施設の炉底メタル(ベースメタル)、水砕メタル、その他(廃バッテリー、ゴルフボール、雜線、除湿機等)を売却している。

●有価物売却量の推移

 

●有価物売却額の推移

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●清掃工場別CO2排出量(平成30年度)


清掃工場以外のエネルギー起源CO2排出量
京浜島不燃ごみ処理センター : 3,924 t
中防灰溶融、中防不燃ごみ処理センター、粗大ごみ破砕処理施設::12,566 t、


●清掃工場CO2排出量推移


●清掃工場、温室効果ガス排出量の法的義務



23区の清掃工場、補助燃料は全て都市ガス
使用電力量と補助燃料使用量が、エネルギー起源CO2排出で削減義務の対象
非エネルギー起源CO2:廃プラスチックや合成繊維などの焼却により発生するCO2
(廃プラスチック1トンを処理すると2.7トンのCO2が出る計算)
(生ごみなどの有機物の焼却により発生するCO2はカーボンニュートラルとして算定しない。)

 

●労働災害発生状況

これまでの作業年報では、労災発生件数は「再雇用職員及び業者による災害は含まない」となっていたのだが、平成24年度作業年報から、職員、再雇用者、運転管理委託、定期点検請負、その他請負工事業者などの労働災害発生件数内訳もだしている。

(平成30年度)
死亡災害 ゼロ
重傷災害 2件(休業日数が1日以上要した災害)
 清掃工場等職員(再雇用者含む)1件、その他の請負工事業者・受託者1件
その他の労働災害18件(休業日数なし(0日)の災害)
 清掃工場等職員(再雇用者含む7件、運転管理委託等業務受託者8件、定期点検補修工事請負業者1件、その他の請負工事業者・受託者2件


●清掃工場バンカ内出火状況推移


●薬品使用実績推移

 

●ごみ焼却、灰溶融に関する物質及びエネルギー収支

資料編」4p

 

前年度と比べてみて、いろいろ気になる部分もあるのだが、、、
とりあえず~

ごみのことを少しでも理解しようと、こんなブログまで作って、、、
しかしここまで続けても、清掃工場の休止も、清掃工場の規模縮小も、なにもままならない、、、
意気消沈、、なにもやる気も無くなるが、、、

 

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