平成30年度第3回「区民との意見交換会」
平成31年3月6日(水曜日)午後2時から午後4時まで
テーマ
平成31年度予算のあらまし
一般廃棄物処理基本計画について
場所 東京区政会館14階入札室
今日の意見交換会、
清掃一組の受け答えに大いに不満というか、、とても残念だった!!
それにしても久々に聞いた、清掃一組節、、、
木で鼻をくくったようなというか、旧態依然とした役割分担論法、
清掃一組は、23区から出されたごみを処理するのが仕事だからと、、、
もちろん中間処理をおこなう役割分担はわかってる、、、
一般廃棄物処理基本計画改定にあたって、
次期施設整備計画策定で、清掃工場の建替の重なり具合で、ごみ量予測に対して焼却能力が少なくなり、焼却余力が12%を不足する期間が連続する。それをどう乗り切るのか、ごみ量予測を増加とみるのではなくて、23区に対してごみの減量を強く要請して欲しいと願っているのだが、、、そして、ごみの減量では、先ずは持込ごみの資源化可能な紙類の搬入規制、容器包装プラスチックの資源化の未実施の区は分別回収させること等など、、数年来、同じことを言い続けているのだが、、、
清掃一組は、、なんと、
唖然、というか、、、、思い出すだけでもばっかみたいだった、←これは自分自身に対して
清掃一組はでてきたごみの処理をするのが仕事、ごみ減量で清掃工場をなくして焼却できなくなったらどうするのか等など、極端なすり替えの論法で、、それと裏腹に、なぜだか、ごみ量減で不燃ごみの処理施設の規模は小さくしたなど、、いかにもはぐらかされたかんじでがっくり、、、整備計画策定の側は、焼却余力がなくなることでごみ減量の必然性など共通認識にもなっていないのだと、また、危機感など全く持っていないのだと、、、
この先の施設整備計画、、、
焼却余力がなくなるのであれば、、本気の本気でごみの減量をするしかない。23区も、清掃一組もごみの減量に本気で取り組むだろうと思い込んでいた。まじめに真剣にあれこれ悩んでしまって、ほんとうにばっかみたいと、そういう自分の甘い考えにあきれてしまった。こちらも、ヒートアップしてしまって、うまく言いたいことが伝わらなかったとしても、清掃一組の本質をあらためて認識させられた一日ではあった~
ごみ減量ではなく乗り切る方策としてはなんだろう、、、
今建替中は、光が丘と目黒、この先の計画は、江戸川、北、豊島、(世田谷)、、
この先、現工場を稼働させながら建替工事、竣工後に解体できるようなスペースを持っている工場などあるのだろうか?
しかし、それでも当面は乗り切れたとしても、新江東や港の建替もあるので、ごみの減量は確実に実施しなければ、先送りにはできない、、
それでも諦めきれずに、、、
資源化可能な紙類の清掃工場への搬入規制を
ほとんどの政令指定都市では、焼却工場への資源化可能な紙類の搬入規制を実施している。あのごみワーストワンだった大阪市ですら、「平成25年10月1日から焼却工場への資源化可能な紙類の搬入を禁止」として、再生資源事業者(リサイクル事業者)の紹介などして、ピーク時の217万トンのごみを59%減としている。大阪市や他の政令指定都市など、古紙問屋さんとの連携で資源化を推進しているようだ。
東京には古紙問屋さんは集中している。東京都製紙原料協同組合に加盟している事業者は170社もいる。23区と連携して、事業系古紙の資源化にしっかりと取り組み、清掃工場への資源化可能な紙類の搬入規制は実現して欲しい。首都東京で、「書類、古新聞、古雑誌、シュレッダー」も堂々と清掃工場の受入品目になっているのはとてもハズカシイ、、、、
また、事業系のごみは、基本的には、産業廃棄物に限らず、一般廃棄物も事業者の責任で処理するもの。
環境省<法令・告示・通達 > (抜粋)
廃棄物の処理及び清掃に関する法律の施行について
3 事業者の責務
(1) 事業者は、その事業活動に伴って排出されるすべての廃棄物について、その廃棄物が産業廃棄物に区分されるか一般廃棄物に区分されるかにかかわらず、全般的に処理責任を有するものであること。
(2) 事業者は、その事業活動に伴って生ずる製品等が廃棄物となった場合において、市町村の清掃事業等が処理困難な事態に至らないようにしなければならないものであること。したがって、地方公共団体において容器、包装その他の問題に関し、事業者に対し、廃棄物処理の立場から指導又は助言を行なうことができること。
持込ごみの処理手数料の値上げ、せめて処理原価と同等の20円/Kgに、、、
清掃一組の「平成31年度の一般会計当初予算」
歳入で、廃棄物処理手数料を約157億円見込んでいる、、、(23区の分担金は330億円)
(内訳は、持込ごみ:15,353,223千円、管路収集ごみ:133,400千円、産業廃棄物:201,252千円)
事業系の持込ごみが資源化推進によるごみ減量で歳入不足を心配するのであれば、現状の15.5円/Kgをせめて処理原価(平成28年:19,934円/トン)同等に引き上げよ。平成31年10月からの消費税も10%に併せて課税もせよ。そうすれば、持込ごみが2割減でも歳入は当初予算の見込みと同じとなる。現状の15.5円/Kgはやはり周辺自治体に比べて安すぎて、資源化よりもごみに流れてしまう。せめて20円/kgになれば紙も資源に流れるインセンティブがはたらく、、
開始間近に到着したら、席がビッシリ埋まっていてびっくり、
久しぶりに20名くらいの参加者がいたのかな?
それにしても、、あまりにもがっくりきたので、、、
しばらく頭がかっかとしてしまい、メチャクチャなことを書かないようにと、、
少し頭を冷やして書いたものの、、、やはりあまり冷静には書けなかったかな、、、
関連(本ブログ)
■23区清掃一組 一般廃棄物処理基本計画改定検討委員会第3回 資料等公開、2019年02月28日
■全国縦断! 『事業系一般廃棄物搬入手数料の動向』 2018年版(月刊廃棄物、人口9万人以上の都市にアンケート調査)2018年05月28日
●東京都の事業系一般廃棄物に搬入手数料
奥多摩町は可燃 120円/30㍑ 180円/45㍑・不燃 15円/10㍑ 30円/20㍑ 45円/30㍑
あきる野市、日の出町、篠原村は規定なし。
グラフは「多摩地域ごみ実態調査(平成26年度統計)」からご作成
■23区清掃一組「事業概要(平成30年度)」、平成28年度 23区のごみ処理経費の総額は約1,212億円、ごみ処理原価は56,778 円/トン 2018年07月27日
清掃工場に直接持ち込む「持込ごみ」
改定料金 15.5円/kg ←改定時の原価は20.4円/Kg
処理原価の内訳(平成16年度~22年度)、
清掃一組のホームページ、事業概要で確認しようと思ったら、古い年度の事業概要はすべてリンク切れとなっていた。
ということで、グラフは中途半端、後日、調べられたらグラフを更新する予定
(区政会館までいって調べてきた,2015/03/18)
☆グラフは、23区「廃棄物処理手数料の改定」、清掃一組「事業年報」、「事業概要」などから作成