23区清掃一組の「区民との意見交換会」
平成30年7月4日(水曜日)14時~16時
テーマは、
①一組の現状について
②清掃工場の延命化について
今回で23回目となる「区民との意見交換会」、
開始時間ぎりぎりに到着したら、大勢の人が静まりかえって席に着いていた、、
何かいつもと雰囲気も違うし、参加者席はどこだろうかと混乱してしまった、、
以前、間違えて主催者側に座りかけてしまったので、、、慎重に、空いていた最前列に着席 初めての参加者も多かった気がする、、いいことだ、、多くの人に参加して欲しい、、
今日の説明資料などはすぐに公開されると思うのだが、、、
びっくりした写真が入っていたので、、、その件だけ取り上げる、
「一組の現状について」で、
区民1人当たりのごみ排出量は減少しているが、総量は増加に転じている。この傾向が続くと、近い将来、ごみ処理が大変厳しくなると予想されるので、さらなるごみの減量をお願いしますという流れだった。「清掃一組は23区へ事業系ごみも含めて、ごみ減量をお願いしています」とのこと~
その説明を、ごみ量推移などのグラフでわかりやすく、
そして、焼却処理量増加の影響、焼却不適物の搬入による影響は写真を使って、、、 そこで驚いたのは、新江東清掃工場、危機的状況のごみバンカの写真。ごみ約3万3千トン滞留、ごみの高さ約32メーター(平成29年11月頃) こんなことになっていたなど、全く知らなかったな~ まるで足立清掃工場の水銀混入ごみによる炉停止(平成22年6月)の頃の映像を思い出した~
焼却処理量増加の影響?
危機的状況(新江東清掃工場)
バンカ残約33,000トン ごみ高さ:約32m
危機的状況(新江東清掃工場) バンカゲートから
危機的状況(墨田清掃工場)
バンカ残約4,000トン
新江東清掃工場のごみバンカ
ほんとうにすごいごみの山、ごみ33,000トン ごみ高さ:約32m ←オフィスビルだと7~8階建て
なにしろ、、新江東は、1,800t/日(600t/日×3基)と大きい、ごみバンカ容量も約45,000㎥となっているので、、、
しかし、新江東の場合、焼却処理量増加の影響でごみバンカが満杯になっていると言うよりも、何らかの事情で、焼却炉の停止などでごみ焼却が間に合わなかったと言うことなのではないかな? なにかよくわからない説明だった。
しかし、その期間に新江東清掃工場で故障による炉停止はしていない。(「清掃工場故障週報」平成29年度)
ただし、新江東の定期点検の時期が7月~11月で、8月下旬に「ごみクレーンの補修工事中に労働災害死亡事故」が発生しているので、その影響などで計画通りに焼却処理が捗らなかったのかなとか、、いろいろ考えたり、、
先日の、江東区議会清掃港湾委員会での「有明及び新江東清掃工場の29年度搬入実績」の報告では、有明の搬入量増加は、他工場(新江東)の故障による停止期間中にそれらが入ってきたような話しだった。平成29年10月、立ち上げ時に配電盤が云々はなんだったか??? しかし故障週報には掲載はなかったし???
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ここ数年、現行一般廃棄物処理基本計画の予測焼却ごみ量よりも、実際のごみ量が増加しているということであるが、一廃計画策定にあたって、焼却ごみ量を適切に予測することは重要ではあるが、なによりも、23区の21清掃工場体制で、いかに各年共に焼却余力を保てるように施設整備スケジュールを計画できるかということに尽きるのではないだろうか。本来なら、ごみ減量予測をしっかりと立てて、それによるごみ量予測をだして、それに見合った施設を運営してほしいものだが、(23区の共同処理体制のなかではいろいろ難しいのだろうけど、、、)
ということで、「清掃一組は23区へ事業系ごみも含めて、ごみ減量をお願いしています」は、清掃一組としても、強く23区に訴えて欲しいことであるが、、当面は「一般廃棄物処理基本計画における清掃工場の整備スケジュールの変更」で焼却余力の確保はなんとかできたようだが、、、この先の余力12%に満たない時期をどのように調整していくのか、、、現状のごみ量横ばいや、微増ではどうしようもないので、確実にごみの減量は重要な課題であろうな、、、、、一般廃棄物処理基本計画改定検討委員会(第2回)は7月17日火曜日開催予定