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栃木・那須町が指定廃棄物集約へ 方針転換、環境省案を受け入れ

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国の責任で処理をするとなった指定廃棄物、、、
原発事故から7年経過し、

栃木県那須町
町内の保管分に関し「(仮の)置き場などへの集約を進めたい」と、、

ほんとうに、国と東電の無責任体質、、、
福島だけはなんとか動けど、宮城、栃木、群馬、茨城、千葉と、、、東京都分もそのまま手つかず、
7年、10年、15年と、、、そのまま放置で、セシウム-137の半減期 30.1年をひたすら待っているのか、、、


栃木・那須町が指定廃棄物集約へ  方針転換、環境省案を受け入れ
共同通信 2018年6月5日
 東京電力福島第1原発事故で発生した稲わらや牧草などの指定廃棄物に関し、栃木県那須町は5日までに、市町単位で1カ所か数カ所の保管場所に集約するとの環境省案を受け入れ、那須町内の農家らが各自保管している計約3300トンを集める方針を固めた。
 平山幸宏町長が4日の町議会で「仮置き場などへの集約を進めたい」と述べた。4月に退任した高久勝前町長は風評被害などを懸念し、集約先の選定で混乱が起きかねないと反発していた。
 県内で指定廃棄物を保管する農家123戸のうち53戸が那須町にあり、今回の方針転換をきっかけに県全体で集約化が進む可能性もある。

那須町、指定廃棄物を暫定集約へ 今後、仮置き場を設置
下野新聞-2018年6月5日
 農家が一時保管している放射性物質を含む指定廃棄物を巡り、那須町の平山幸宏(ひらやまゆきひろ)町長は4日、町内の保管分に関し「(仮の)置き場などへの集約を進めたい」などと述べ、市町ごとに廃棄物を暫定集約する環境省提案に沿う考えを明らかにした。同町はこれまで、高久勝(たかくまさる)前町長が保管農家ごとに安全措置を講じるよう国に求めるなど同省案に難色を示していた。県内の指定廃棄物の保管農家123戸のうち那須町は53戸と4割超を占めており、方針転換により県内で暫定集約化が進む可能性がある。
 同日の町議会一般質問で、竹原亜生(たけはらつぐお)氏の質問に答えた。

 

 

環境省 放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト

指定廃棄物の数量(平成30年3月31日時点)

数量は以下の通り。

都道
府県焼却灰浄水発生土
(上水)浄水発生土
(工水)下水汚泥
※焼却灰含む農林業系副産物
(稲わらなど)その他合計 焼却灰
(一般)焼却灰
(産廃) 件数量(t)件数量(t)件数量(t)件数量(t)件数量(t)件数量(t)件数量(t)件数量(t) 岩手県 8 199.8 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 275.8 10 475.6 宮城県 0 0 0 0 9 1,014.2 0 0 0 0 4 2,274.4 19 71.8 31 3,360.4 福島県 509 138,535.4 203 3,954.0 36 2,445.2 8 435.1 107 10,748.6 71 5,492.5 169 19,096.4 1,103 180,707.2 茨城県 20 2,380.1 0 0 0 0 0 0 2 925.8 1 0.4 3 229.4 26 3,535.7 栃木県 24 2,447.4 0 0 14 727.5 0※
(1) 0(66.6) 8 2,200.0 27 8,137.0 6 21.3 79 13,533.1 群馬県 0 0 0 0 6 545.8 1 127.0 5 513.9 0 0 0 0 12 1,186.7 千葉県 46 2,719.4 2 0.6 0 0 0 0 1 542.0 0 0 15 449.0 64 3,710.9 東京都 1 980.7 1 1.0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 981.7 神奈川県 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 2.9 3 2.9 新潟県 0 0 0 0 4 1,017.9 0 0 0 0 0 0 0 0 4 1,017.9 静岡県 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 8.6 1 8.6 合計 608 147,262.8 206 3,955.5 69 5,750.6 9 562.1 123 14,930.3 103 15,904.3 218 20,155.2 1,336 208,521.0

※栃木県の浄水発生土(工水)(1件、66.6t)は、上水と兼用の施設で発生したものであり、浄水発生土(上水)に含めた。


「マイクロプラスチック」の使用抑制を=海岸漂着物処理推進法、今国会で改正-与野党

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環境省シンポジウム資料「洗顔料や歯磨きに含まれるマイクロプラスチックの問題について」から


おくればせながら、
日本もやっと「マイクロプラスチック」使用の法規制へ

 微細プラの使用抑制を=漂着物処理法、今国会で改正-与野党
時事通信 2018年6月5日
 洗顔料や歯磨き粉などに含まれる微細なプラスチック「マイクロプラスチック」の使用を抑制するよう事業者に努力義務を課す海岸漂着物処理推進法改正案(議員立法)が5日、今国会で成立する見込みとなった。与野党は法案の内容でおおむね合意。早ければ来週にも可決、成立する。海の生物に取り込まれ生態系に悪影響を及ぼすマイクロプラスチックに初めて法規制の網がかかることになる。
 マイクロプラスチックは直径5ミリ以下のプラスチック。大きなごみが砕けて溶けずに細分化され、海に漂うなどして問題になっている。有害な化学物質を吸着する特徴があり、生態系の汚染も懸念される。
 化粧品や洗顔料、歯磨き粉などに含まれる「マイクロビーズ」も含まれ、米国や英国などでは製造、販売を法的に規制しているが、日本では業界内の自主規制にとどまっている。(2018/06/05-18:05)

 

関連(本ブログ)
洗顔料や歯磨き粉に使用 極小プラスチック粒子「マイクロビーズ」を英が来年末までに禁止へ 海などへ流出し「魚介に蓄積」の指摘 2016年09月04日

再掲

環境省 2016年1月、海ごみに関するシンポジウム配布資料

洗顔料や歯磨きに含まれるマイクロプラスチックの問題について(大妻女子大学 兼廣春之教授)

洗顔料や歯磨きに含まれるマイクロプラスチックの問題について 【PDF 631KB】より抜粋


詳細は~
洗顔料や歯磨きに含まれるマイクロプラスチックの問題について 【PDF 631KB】へ~


参考に
●花王、資生堂、マンダム… 洗顔料・歯磨き粉・ボディソープ等に眼球損傷&環境汚染のプラスチック微粒子「マイクロビーズ」使用、米欧では規制進む
●食物連鎖に入り込む「スクラブ洗顔剤」の一部、米国で規制へ
●米国では規制を拡大、研磨剤「マイクロビーズ」は環境だけでなく身体にも悪影響を!

 

 

日立造船子会社、中国 南京市向けKompogas®技術を用いたメタン発酵槽を受注=家庭ごみを再資源化

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日立造船株式会社

018年05月30日

中国 南京市向けKompogas®技術を用いたメタン発酵槽を受注

日立造船株式会社の100%子会社Hitachi Zosen Inova AG(スイス、CEO:ブルーノ・フレデリック・ボドゥアン、以下、HZI)は、このほど、中国南京市に建設される乾式バイオガスプラント用に、HZIのKompogas® 技術を用いたメタン発酵槽2基を受注しました。中国におけるHZIの発酵槽受注は昨年10月の重慶市に続き2件目です。

HZIの発酵槽を備えたバイオガスプラントでは、南京市内で収集された一般家庭ごみより選別された有機性廃棄物150トンをメタン発酵槽2基で処理し、年間750万Nm3のバイオガスを生成します。その後バイオガスは電力として使用されます。

中国当局による飲食店や家庭ごみ再資源化に関する規制強化を背景に、有機性廃棄物処理ニーズは中国において高まっており、HZIは今後も高品質の技術および製品を提供することでこれらの要望に応えていきます。

本件の概要

    1.注文主 :German Bio Energy Technology     2.最終需要家 :Nanjing Urban Construction Investment Holding (Group) Co., Ltd    (南京市城市建設投資控股(集団)有限責任公司)       3.施設規模 :有機性廃棄物 150トン/日(75トン/日×2基)     4.生産能力 :バイオガス 750万Nm3/年     5.建設地 :中国南京市     6.納期 :2019年春頃


■Hitachi Zosen Inovaについて
HZIは、日立造船株式会社の100%子会社で、ごみ焼却発電プラント(以下、EfWプラント)の設計、建設、保守など、欧州のEfW事業においてトップクラスのシェアを有します。英国、アイルランド、ポーランドでのEfWプラント受注の他、コンポガス技術の資産買収、メンテナンス事業会社の買収、バイオガス精製技術等の取得、PtGメーカーの買収など、欧州を中心に事業を進めていましたが、トルコのEfWプラント受注をはじめ中東などの新市場にも展開を図っています。

■HZIのコンポガス技術「Kompogas®」について
乾式メタン発酵の代表的な手法の1つ。生ごみなど有機性廃棄物を嫌気性状態で、約55℃の温度に保ち、微生物の働きによりバイオガスを発生させます。処理後の残渣は堆肥として農業や園芸肥料に利用も可能です。なお、HZIの「Kompogas®」は世界30カ国以上の国々で商標登録されています。

石川県白山市の製紙会社の溶剤タンク内で男性3人死亡

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石川・白山市の製紙会社の溶剤タンク内で男性3人死亡
TBS News-2018年6月6日
石川・白山市の製紙会社の溶剤タンク内で男性3人死亡. 6日午前3時45分ごろ、石川県白山市の製紙会社で、従業員とみられる男性が3人が、溶剤タンク内で倒れているのが見つかり、3人とも死亡が確認されました。警察が詳しく調べています。

豊島の産廃問題 残留産廃に揺れる県 処理方法検討が難航 公害調停は「再生利用」 無害化施設解体、民間へ依頼も /香川

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豊島の産廃問題 残留産廃に揺れる県 処理方法検討が難航 公害調停は「再生利用」 無害化施設解体、民間へ依頼も /香川
毎日新聞 2018年6月6日
 豊島(土庄町)に残っていた産業廃棄物について、県による処理方法の検討が難航している。昨年まで溶融処理をしていた直島の中間処理施設は解体中で使えない。処理方法を定めた公害調停の成立から、6日で18年。調停の条項に「副成物の再生利用を図る」と盛り込まれた趣旨を損ねない活用策を、代わりの処理施設とともに見つけられるかが鍵となっている。【植松晃一】
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糸魚川市 ごみ処分場2カ所廃止 基準値超す重金属で /新潟

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ごみ処分場2カ所廃止 基準値超す重金属で /新潟
毎日新聞 2018年6月6日
 糸魚川市は、市内2カ所のごみの最終処分場を廃止した。処分場の容量にはまだ余裕があったが、場内から基準値を超す重金属が検出されたため、新たなごみの運び込みを終了。重金属が場外に流れ出さないように処置したうえで処分場としての役割を終えさせた。  ...

 

関連(本ブログ)
糸魚川市の産業廃棄物最終処分場の敷地内の地下水から、環境基準値を超す鉛/新潟2013年06月25日
糸魚川の水銀含有ばいじん:埋め立ての処分場、市が安全対策で調査へ /新潟2009年03月28日
ばいじん:水銀含むばいじん基準値を超える結果が出ていたが、気付かずに埋め立て-糸魚川市 /新潟2009年02月16日
糸魚川で基準値越える水銀検出 焼却灰ばいじんから基準値を越える0・021ミリグラムの「水銀又はその化合物」 2009年02月13日




石灰石を主原料にした「紙」や「プラスチック」の代替品「LIMEX(ライメックス)」とは~

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東京都トライアル発注認定制度「株式会社TBM/石灰石からつくる革新的新素材「LIMEX」(ライメックス)」平成29年度認定


ここのところ、やたらと「LIMEX」に関する話題がGoogleアラートで入ってくる~

「LIMEX」とは~
LIMEX(ライメックス)は、炭酸カルシウムを50%以上含む、無機フィラー分散系の複合材料であり、紙・プラスチックの代替となる日本発の新素材です。 (株式会社TBMホームページから)

昨日は、株式会社FINE
FINE、石灰石から生まれた日本発のエコ素材「LIMEX」を「Rename」に導入!」というプレスリリース。
 株式会社TBMが開発・製造・販売する、石灰石を主原料とし、木材パルプを一切使用せず水もほとんど使用しない、紙やプラスチックの代替となる新素材「LIMEX (ライメックス)」を、「Rename (リネーム)」の製品タグとして導入したことをお知らせいたします。
 これまで販売時に利用していた紙製タグ100枚を、石灰石からつくられたLIMEX製タグに切り替えることで、10リットルの水を守ることができます。すでに流通済みや加工済みの製品を除き、順次LIMEX製タグに切り替わります。 Renameは、世界の水、森林資源の枯渇問題にも貢献します。


また、テレビ東京「日経スペシャル ガイアの夜明け発掘!“ 新たな資源 ”では、
 株式会社TBMの「LIMEX」を密着取材、地球上に無尽蔵に存在する「石灰石」。この“有り余る資源”を主原料にした新素材が今、紙やプラスチックの代替品として世界中から注目を集めていると放映~(2018年6月5日放映)

そして、世界中でプラスチック問題が議論される今、、

今朝のSankeiBizでは、「TBM、紙やプラの代替素材「LIMEX」改良 生分解性素材加え環境性能向上」では、「環境配慮型素材開発ベンチャーのTBMは、石灰石由来の紙やプラスチックの代替素材「LIMEX(ライメックス)」に生分解性素材を採用する方針を固めた。欧州中心に環境規制の強化が見込まれるため、より環境性能を高めた素材の開発に乗り出す。」という報道も~

TBMプレスリリース ●TBMが新たに生分解性LIMEXを検討開始 2018年5月22日
-石油由来のポリオレフィン樹脂を100%バイオ由来、かつ100%生分解性の素材に置きかえた生分解性LIMEXの検討を開始-


「ストーンペーパー」の出始め、2011年頃から気になって仕方がない、、、
LIMEX」はストーンペーパーを改良して作ったものというが、、、いわゆる「紙」でも「プラスチック」でもないとはいうものの、
石灰石(炭酸カルシウム)50%以上 + ポリオレフィン樹脂 + ? = LIMEX(ライメックス)
であれば、、どちらかというと、やはりプラスチックもどきと言えよう、、とおもうのだが、、、

各種メディアが、環境に優しい、画期的な新素材、なかには革命的な新素材とまでもてはやすと、何か胡散臭くて、
個人的には、「LIMEX」=結局は半分近くはプラスチック、、逆に、紙からもプラスチックからも紛らわしい迷惑な存在という位置づけである、、そういう意味では、、石油由来のポリオレフィン樹脂を100%バイオ由来、かつ100%生分解性の素材に置きかえるというのは、多少はアンドはするものの、、、、

しかし、何はともあれ、「紙」でも「プラスチック」でもないのであれば、、しっかりとその旨を「LIMEX」に表示すべきである。また、「紙のリサイクルに出さないでください。」「プラスチックのリサイクルに出さないでください。」と、しっかりと明記しないと、今後、いろんな紙製品が「LIMEX」に置き換わる可能性もあるので、古紙リサイクルやプラスチックリサイクルの現場では、多大の迷惑を被ることとなる。

また、製紙メーカーに対する恩義があるわけでもなく、ストーンペーパーやLIMEXを目の敵にしているわけでもないのだが、、LIMEXはなにか気になるというか、新しい技術革新についていけないだけなのかもしれないが、、企業であるからには、テレビなどの各種マスコミに取り上げてもらうのは当然の戦略であろうが、、、今のご時世、行政受けがいい企業は、ついつい斜に構えてみてしまうのだが、なにかあるのではないかと、、、それ故、行政が率先して取り上げるのはなんだろうかと、、不信と疑惑でこんがらがってしまう~

環境省などがこの夏から議論を開始するという「プラスチック資源循環戦略」も、、、
プラスチックの削減よりも、さらなるリサイクル、また、プラスチックの代替製品の推奨となるのではないかと大変心配だ、、、


なにしろ、経産省と東京都がらみだけでも ↓ ↓
2013年2月 経済産業省より、イノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」として採択
2014年10月 東京都江東区の東京都立産業技術研究センターに東京ラボを設置
2015年11月 経済産業省より、「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金(製造業等立地支援事業)」として採択
2017年8月 TBM、NEDOより平成29年度「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」に採択
2017年8月 LIMEXが、「東京都トライアル発注認定商品」として認定
株式会社TBM 沿革から一部のみ抜粋、他にさまざまな賞の受賞なども掲載されている)

近々、都立産業技術研究センター主催イベントでもTBMの講演があるようだ、
TIRI クロスミーティング2018<東京都立産業技術研究センター>
7月13日(金)基調講演 機能性材料●10:00~11:30
 5階 講堂 定員200名
日本発!石から生まれた紙・プラスチックの代替となる新素材とは
株式会社TBM 開発本部エンジニア 平池 佑介 氏

 

関連(本ブログ)
TBM、「新素材LIMEXを用いた、CDPレポート(気候変動/ウォーター)2017日本版を作成」 2017年10月26日
東京都、紙やプラスチックに代わる新素材「ライメックス」を東京都トライアル発注認定制度で認定 2017年08月19日
「雑がみ・オフィスペーパーの分別排出基準」の改定、禁忌品に「ストーンペーパー」が加わりました~ 2012年09月21日

遅ればせながら日本もやっと「プラごみ削減戦略?」今夏にも審議会設置となってはいるが~ 2018年05月27日

 

 

 

【6/8(金)】 原子力市民委員会 緊急公開セミナー 「エネルギー基本計画案を解剖する」 開催のお知らせ

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原子力市民委員会ホームページからそのまま転載

【6/8(金)】原子力市民委員会 緊急公開セミナー「エネルギー基本計画案を解剖する」開催のお知らせ

【6/8(金)】
原子力市民委員会 緊急公開セミナー
「エネルギー基本計画案を解剖する」
開催のお知らせ

 経済産業省の総合資源エネルギー調査会基本政策分科会は、「第5次エネルギー基本計画(案)」を発表し、現在、パブリックコメント(6月17日〆切り)が募集されています。
 しかし、その内容は、「東京電力福島第一原子力発電所事故の経験、反省と教訓を肝に銘じて取り組む」としながら、実際は、これまで以上に原子力利用を進めていくことを目標とした内容となっています。また、原子力を利用し続けるために、現実とはかけ離れた現状理解やごまかし、荒唐無稽な技術開発目標などに満ちたものです。
 脱原発こそが倫理・経済・技術・環境のすべての面で合理的かつ現実的な選択であり、原発ゼロ社会に向けた道筋の政策提言をしてきた原子力市民委員会は、すでに「エネルギー基本計画は原発ゼロ社会の実現を前提に見直すべき」とする声明を発表していますが、このたび、この「第5次エネルギー基本計画(案)」の構造と問題点をあらためて解剖する、緊急セミナーを開催いたします。多くの皆様にお越しいただけますと幸いです。

 

point 日  時:2018年6月8日(金)14:30~16:30
point 場  所:文京シビックセンター スカイホール
      東京都文区春日1-16-21 文京シビックセンター 26階
       東京メトロ丸の内線・南北『後楽園駅』徒歩3分
       都営地下鉄三田線・大江戸『春日駅』徒歩3分
       JR総武線『水道橋駅』(東口)徒歩12分

point 原子力市民委員会からの報告者:
     松原 弘直(認定NPO法人環境エネルギー政策研究所主席研究員、
            原子力市民委員会原発ゼロ行程部会長)
     竹村 英明(市民電力連絡会会長、イージーパワー株式会社代表取締役、
           原子力市民委員会原発ゼロ行程部会コーディネーター)
     明日香壽川(東北大学東北アジア研究センター/環境科学研究科教授、
           原子力市民委員会原発ゼロ行程部会)
     松久保 肇(原子力資料情報室事務局長、原子力市民委員会核廃棄物部会)
     細川 弘明(京都精華大学人文学部教授、原子力市民委員会事務局長)

point 資料代:500円

point 主 催:原子力市民委員会

point 申込先・問い合わせ:
   原子力市民委員会 事務局
      〒160-0003 東京都新宿区四谷本塩町4-15 新井ビル3階(高木仁三郎市民科学基金内)
      Tel / Fax 03-3358-7064
      E-mail email◎ccnejapan.com(◎を@に変えてください。)

 

 

原子力市民委員会って、原子力資料情報室とは別なのだ?

第5次エネルギー基本計画(案)に対するパブリックコメント(意見募集)」は
意見募集期間は平成30年5月19日~平成30年6月17日

ここのところの国のありよう、、何でもかんでも閣議決定、十分な議論もなしで強行採決、
なにもかもにうんざりして、今回のエネルギー政策パブコメにも提出する気力もおこらないのだが、、

なにしろ、2012年夏の「2030年に向けた3つのエネルギー選択肢 ①ゼロシナリオ、②15シナリオ、③20~25シナリオ」の意見募集では、約8万9000件の意見が集まったのに、それら意見も全て無視、国民的議論の中でのゼロシナリオも無視、安倍政権はすべてを「ゼロベースで見直し」で原発を「重要なベースロード電源」とする政府案とした前回のエネルギー政策、、、

署名にしろ、パブコメなど、何万通集まっても今の政権では何の意味も成さないと思うと、悔しい限りではあるが、
何もしないで見過ごすのももっと情けないので、ひと言だけでも意見を出そうかな、、、

関連(本ブログ)
第5次エネルギー基本計画(案)に対するパブリックコメント(意見募集)2018年06月17日まで 2018年05月23日

 

 

原子力資料情報室(CNIC)

以下、原子力資料情報室ホームページからそのまま転載

【原子力資料情報室声明】再エネ100%、原発ゼロが確実な基本計画にせよ 2018/05/18 プレスリリース 原子力政策 【原子力資料情報室声明】再エネ100%、原発ゼロが確実な基本計画にせよ

総合エネルギー調査会基本政策分科会に5月16日、第5次エネルギー基本計画の案が示され、驚くべきことに議論らしい議論もなく19日からパブリックコメントにかけられている。

今回の改訂では、新たに第3章「2050年に向けたエネルギー転換への挑戦」が追加されている。これは、経済産業省の有識者会合「エネルギー情勢懇談会」の提言(4月11日)を受けたものである。

その章では、再生可能エネルギー(再エネ)の「主力電源化を目指す」としているが、経団連の反対を慮って「経済的に自立し」との限定句が付けられた。日本政府は、2050年時点には二酸化炭素排出量を80%削減するとパリ協定で約束している。これを守るためには、再エネ100%を確実なものにしなければならない。にもかかわらず、2050年時点においても火力を「過渡的主力電源」とするあり得ない想定だ。原子力発電については、社会的信頼の回復を枕詞に「実用段階にある脱炭素化の選択肢」とうたっているが、それもあり得ない。また、とうてい信頼が回復されるとは考えられない。安全性・経済性・機動性に優れた炉の追求を課題解決策にあげているが、原発で安全性と経済性が両立することはない。原子力事業者と原子力規制委員会のうごきを見ていると、既存原発をなんとか運転しようと躍起であり、規制基準を超えた自主的な安全性追求など美辞麗句に終わっている。

2050年に向けて再エネ100%を掲げ、確実に達成する施策を作り上げることを求める。

原発ゼロ政策を継続せよ

第2章「2030年に向けて」は、さらにひどい。見直し会合の開始に際して世耕弘成経産大臣が骨格をかえる必要がないと方針を示したことが問題で、第4次エネルギー基本計画をほぼそのまま踏襲している。わずかに再エネの導入加速をうたい、「主力電源化に向けた取組」を掲げてはいるものの、「安定供給面、コスト面で様々な課題がある」とことさらに強調。以前同様に原発や石炭火力を「重要なベースロード電源」としていることから、再エネ加速にどこまで本気なのか見えない。このことは、発電に占める各電源の割合を再エネ22〜24%、原発20〜22%のまま据え置いている点からもいえる。さらに再エネ拡大の大きな障害となっている系統制約を抜本的に取り払う施策に欠けている。これでは再エネの主力電源化は望めない。送電部門の完全な中立化を明記するべきだ。

原発については「原子力政策の再構築」を掲げたままであり、その内容は旧態依然とした福島復興、安全性向上、使用済燃料対策、核燃料サイクル政策の推進など、住民抜きの破綻した政策が羅列され、その上で「安定的な事業環境の確立」が特記されている。これで「可能な限り依存度を低減する」ことになるというのか。福島原発事故後には原発ゼロで生活が成立していたことを直視すれば、原発ゼロは可能である。にもかかわらず、原発20〜22%を掲げている。これでは「国民、自治体、国際社会との信頼関係の構築」など到底望めない。

民主的な政策決定を進めよ

基本政策分科会での審議は明らかに産業界や原子力事業者寄りであり、脱原発を求める大多数(7割を超える)の市民の声や「意見箱」に寄せられた意見を反映していない。この点からもエネルギー政策への理解は到底得られない。今回の改訂に向けては多くの市民団体が原発や火力の維持に反対する意見を述べ、あるいはコメントを発表している。こうした意見を反映して、民主的なやり方で政策を決定するべきだ。改定案についてのパブリックコメントが求めれている(search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620218009&Mode=0)。脱原発と再エネ100%による本来の温暖化対策というエネルギー政策を求める意見を寄せることを呼びかける。

 

再エネ100%、原発ゼロを確実にする 基本計画にせよ 2018/05/28 『通信』より 原子力政策

『原子力資料情報室通信』第528号(2018/6/1) より

再エネ100%、原発ゼロを確実にする基本計画にせよ

総合エネルギー調査会基本政策分科会に5月16日、第5次エネルギー基本計画案(以下、エネ基案)が提示され、議論らしい議論もないまま19日からパブリックコメントが開始された。政府は夏頃の閣議決定を考えている。その後、国会に報告される。ここでは計画の内容を紹介しながら、改訂とは程遠い無策な内容であることを示したい。

2050年に向けたエネルギー転換・脱炭素化
エネ基案では、新たに第3章として「2050年に向けたエネルギー転換への挑戦」が追加されて、基本計画の態をなしていると考えられる。第4次エネ基は2030年を目標に置いているのだが、2018年の時点において、12年後までを基本計画としてもたいした意味を持たないからである。50年に向けた内容は並行して開かれていた「エネルギー情勢懇談会」の提言(4月11日)を踏まえたものとなっている。
その内容は「あらゆる選択肢の可能性を追求する野心的な複線シナリオ」を設計したいとしている。そして随所に「エネルギー転換・脱炭素化」が出てくるが、脱炭素化に向けてエネルギーをどう転換するのか、抽象的で中身が見えてこない。30年先は不確実性が高いことが強調されているが、複数のシナリオを同時に追求していくだけの資金的な余裕はないことも事実だ。エネ基案では過少投資を問題としていることからも、そのことは言える。言葉だけが踊っているようだ。
注目したい点は、再生可能エネルギー(以下、再エネ)の「主力電源化を目指す」としていることである。ただし、「経済的に自立し」ていることが前提である。具体的に発電に占める割合をどこまで上げれば主力なのかの言及はなく、ここでも言葉が踊っているようだ。とは言え、それを目指す方向は歓迎したい。
2050年時点では二酸化炭素排出量を80%削減するとパリ協定(2016年)で約束している。2016年度のCO2排出量注)は12億430万トンだったが、このうち燃料の燃焼に伴う排出が95.0%であり、さらにその内訳を見るとエネルギー産業が44.0%、製造・建設業23.0%、運輸業17.2%となっている。したがって、全体で80%削減を守るためには、発電部門においては二酸化炭素排出量をゼロにする必要があるだろう。
ところが歯切れが悪いことに、「エネルギー転換・脱炭素化が実現するまでの過渡期において、内外で化石エネルギーはなお主力」であると火力を位置付けている。2050年に向けて野心的な「総力戦」を展開して脱炭素化を進めるとしながら、なんとも後ろ向きの姿勢だ。「東京電力福島第一原子力発電所事故を経験した我が国は、再生可能エネルギーの可能性を追求しながら可能な限り原発依存度を低減する姿勢が求められる」と明記していることからすれば、再エネ100%を確実なものにしなければならないはずだ。
このために2020年から始まる発送電分離を徹底させ、送電部門の完全な中立化が不可欠だと考えるが、エネ基案にはこれに対する言及がない。電力9社(旧一般電気事業者)の要求に負けたのであろうか。分社化による発送電の完全分離は、「野心的な」シナリオ設計においては欠かすことができない制度改革に違いないにもかかわらずである。
原発については、依存度を低減すると明言しながら「実用化段階にある脱炭素化の選択肢」と位置付け、「事故リスクの抑制、廃炉や廃棄物処理・処分などのバックエンド問題への対処などの取組により、社会的信頼の回復がまず不可欠」としている。また、「安全性・経済性・機動性に優れた炉の追求」など、具体的には見えないが新型炉や小型炉の開発に道を開く表現になっている。仮に事故リスクを低減できても、放射性廃棄物の処分地選定がすすんだとしても、信頼が回復されるとは到底考えられない。
さらに、原子力事業者は「原子力規制委員会との積極的な意見交換等を行い、原子力に係る安全規制やその中長期的なあり方と整合的になるよう取り組む」必要性があると指摘している。どのように整合させるのかあいまいな表現だ。原子力規制に事業者の緩和要求が反映することがあってはならない。

原発ゼロへ転換すべき
上記のエネルギー転換・脱炭素化を目指すためには、まずは現行の2030年時点のエネルギーミックスを着実に達成することを目指すとしている。見直し会合の開始に際して世耕弘成経産大臣が骨格をかえる必要がないと方針を示したことが、影響しているのだろう。第4次エネ基がほぼそのまま踏襲されている。ただし、再エネについては「主力電源化へ向けて取り組む」と言葉は一歩先へ向かったが、具体的には、発電電力量に占める再エネの割合は22~24%のままである。例えば、太陽光発電(7%を担う)は達成しそうであるが、国民負担の抑制を強調しており、固定価格買取制度の見直しを行うとしている点、また、技術革新でコスト削減を目指すとしながら発電コストも高止まりとの認識を示している点から、再エネの主力電源化にどこまで本気なのか見えてこない。なお、同制度による国民負担は2030年をピークに減少に転じていくのだが、経産省はその図柄を示さず、2030年時点のピーク負担のみを図示している点は極めて恣意的だ。
原発や石炭火力は以前同様「重要なベースロード電源」としている。この位置付けが再エネの拡大を阻害していると指摘されているにもかかわらず、石炭26%、原発20~22%という依存度に固執している。
原発についても「原子力政策の再構築」を掲げたままであり、その内容は旧態依然とした福島復興、安全性向上、使用済燃料対策、核燃料サイクル政策の推進など、問題だらけで破綻した政策が羅列されている。それでいて「可能な限り依存度を低減する」としている。
福島原発事故後には原発ゼロで生活が成立していたことを直視すれば、原発ゼロは可能である。再稼働が少ない現在の状況を原発ゼロへの好機とするべきだ。

民主的な政策決定を進めよ
今回の改訂に向けては消費者団体や市民団体の多くが原発や火力の維持に反対する意見を述べ、あるいはコメントを発表している。基本政策分科会での審議は明らかに産業界や原子力事業者寄りであり、脱原発を求める大多数(7割を超える)の市井の民の声が反映されていない。また、政府は「意見箱」に寄せられた全ての意見を読み反映させたというが(具体的にどう反映させたのかは不明だ)、とてもそうは考えられない。あるいは都合の良い意見だけを反映させたのだろう。
「国民各層とのコミュニケーションの充実」をうたっているが、中身は広報のあり方であり、各層の関心に応じたわかりやすい情報の提供であり、情報提供を通して理解を得ていくという理解活動の域を出ていない。過去数十年にわたってこの点は強調されてきたが、理解活動はまったく進んでいない。それどころかトラブル隠しが後を絶たず、また形式を整えるための動員などがくり返されてきた。このような中で「双方向的なコミュニケーション」の充実を掲げても、自らは変わらず相手の理解を得るためのコミュニケーションではとても双方向とはいえない。 コミュニケーションの大切さをいうのであれば、政府が国民の声に沿った政策作りを進めることこそ、大切である。

本誌がお手元に届く頃はパブリックコメントの最中となる。脱原発・再エネ100%という私たちの願いをコメントにして提出してほしい。

(伴英幸)

 


ドイツ、石炭火力の利用を廃止する「脱石炭」へ委員会発足 年内に廃止時期決定

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ドイツ、脱石炭へ委員会発足 年内に廃止時期決定
日本経済新聞 2018年6月7日
 【フランクフルト=深尾幸生】ドイツ政府は6日、石炭火力の利用を廃止する「脱石炭」に向けた委員会を立ち上げることを決めた。2018年末までに石炭火力発電所の廃止時期を含めた最終案をまとめる。脱石炭は英仏などに続く動きだ。ドイツは国内に多くの炭鉱労働者を抱え、石炭火力は発電量の約4割をまかなう主な電源。地域の雇用や、電力の安定供給の方策を含めた議論は難航しそうだ。...

国内初の縦型乾式メタン発酵施設が完成、実証開始へ ―多様な廃棄物を原料としたバイオガスによる熱電併給目指す―

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 図1 縦型乾式メタン発酵施設の外観
NEDO「国内初の縦型乾式メタン発酵施設が完成、実証開始へ」から

 

国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構

Press Release 国内初の縦型乾式メタン発酵施設が完成、実証開始へ ―多様な廃棄物を原料としたバイオガスによる熱電併給目指す―   2018年6月7日 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
株式会社富士クリーン

NEDOプロジェクトにおいて、(株)富士クリーンは、国内初の縦型乾式メタン発酵施設を備えたバイオマスプラントを香川県綾川町の自社敷地内に完成させました。

本施設では、生活ごみや食料残渣、家畜糞尿などの多様な廃棄物を原料に用いて、3,000m3規模の国内最大のメタン発酵槽でバイオガスを生成し、同社内に熱電併給することでエネルギーを有効活用します。今後、試運転を行い、2018年10月より実証運転を開始します。

本取り組みを通じて、廃棄物の資源化や温室効果ガス削減など、環境負荷低減を実現する地域に根ざしたバイオマスエネルギーシステムの構築を目指します。

1.概要

NEDOでは、地域の特性を活かしたバイオマスエネルギーの健全な導入を促進するためのプロジェクト※1を実施しています。本プロジェクトにおいて、株式会社富士クリーンは、2015年4月から約1年間、混合系バイオマスによる乾式メタン発酵※2技術を適用したバイオマスエネルギー地域自立システムの事業性評価を実施してきました。事業性評価では、地元香川県の特徴を生かしたバイオマス原料の調達や、エネルギーの供給と副生成物の利用について、地域の企業・行政と協力し、地域内でのバイオマス原料の調達からエネルギーの生成、利用までを含めたバイオマスエネルギー地域自立システムの実現可能性の検討を実施しました。その後、2016年8月から実証フェーズに移行し、システムの設計や必要となる設備など検討を進めてきました。

今般、(株)富士クリーンは、自社の廃棄物中間処理施設敷地内(香川県綾川町)に国内初となる縦型乾式メタン発酵施設を備えたバイオマスプラントを完成させました。今後、試運転を行い、2018年10月から実証運転を開始します。

(株)富士クリーンは、今回の取り組みを通じて、廃棄物の資源化によるリサイクル率の向上や、温室効果ガス排出量の削減(年間約1万トンのCO2削減効果)など、環境負荷の低減を実現する地域に根ざしたバイオマスエネルギーシステムの構築を目指します。また周辺地域に対しても、雇用の創出、産業の活性化、環境教育の推進など、地域の社会インフラサービスの充実に貢献することを目指しています。具体例として、「ごみをエネルギーに変える」をテーマに、子どもから大人まで、地域住民への幅広い環境教育の場として本施設を開放する予定です。

2.実証施設の詳細

今回完成させたプラントは、国内初となる縦型乾式メタン発酵施設に加え、同様に国内初導入となる廃棄物からバイオマスを高効率で分別・回収する装置(高効率選別装置)をはじめとする前処理設備やバイオガス化設備、ガスエンジンなどのエネルギー変換設備を組み合わせたバイオマスプラントであり、近隣地域の生活ごみなどの一般廃棄物に加え、食品残渣や家畜糞尿・下水汚泥・紙ごみおよび難処理古紙類など、多様な産業廃棄物を73トン/日の規模で受け入れ可能です。

バイオマスプラントに採用した乾式メタン発酵技術(KURITA DRANCO PROCESS®)は、縦型かつ攪拌装置不要の発酵槽のため省スペース化および省エネルギー化を実現できるとともに、高温発酵により分解速度が速く、混合型系バイオマス※3に対応でき、また排水処理を必要としないことが大きな特徴です。

縦型メタン発酵槽の大きさは国内最大規模の3,000m3であり、バイオガス生成量は約9,500Nm3/日です。生成したバイオガスは、ガス発電機(370kW×2基)と蒸気ボイラー(0.5t/時×2台)により、電気と蒸気に変換し、自社内で実証施設/廃棄物処理施設内の回転機器などの駆動用電気や加熱用蒸気として有効活用します。また、ガス生成過程で排出される発酵残渣は、既設焼却施設の補助燃料として利用します。これまで埋め立て処分していた熱量の高い廃棄物とこの残渣と混合し焼却することで、埋め立て処分量が減少し、埋め立て処分場の延命化につながるとともに、焼却炉燃料の削減が可能になります。

バイオマスシステムの全体フロー図 図2 バイオマスシステムの全体フロー 3.NEDO実証事業の活用・効果

NEDOではバイオマスエネルギー利用拡大のための「バイオマスエネルギー地域自立システムの導入要件・技術指針※4」を策定し、広く一般に公開するため、バイオマスエネルギーを利用した具体的な事業について、地域自立システムとしての実証事業(助成事業)を行っています。本実証事業の成果については、技術指針、導入要件の改訂時に反映する予定です。

【注釈】 ※1 プロジェクト名称:バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業
期間:2014~2020年度
予算:約23億円(2018年度)※2 乾式メタン発酵含水率が低い状態でバイオマスをメタン発酵させる技術。※3 混合型系バイオマス一般廃棄物、産業廃棄物(食品工場残渣、畜産廃棄物、下水汚泥含む)などの多様なバイオマス。※4 バイオマスエネルギー地域自立システムの導入要件・技術指針 バイオマスエネルギー地域自立システムの導入要件・技術指針

海外展開戦略(環境分野及びリサイクル分野)の策定について

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環境省「【概要】海外展開戦略(環境) [PDF 825 KB]」から

 

海外展開戦略(環境分野及びリサイクル分野)の策定
「環境インフラは世界的に需要が急拡大していることから、これをビジネスチャンスと捉え、本戦略を基に我が国の環境インフラの海外展開をパッケージとして進めてまいります。」と、、、

なにしろ、総理自らのトップセールスで、世界のどこにでも飛んでいく、
原子力発電、火力発電、医療機器、鉄道、廃棄物処理施設まで、、、

しかし、なんでもかんでもビジネスチャンスではよくないのでは、、、
それぞれの国にあった環境政策を、その地域にあった環境インフラを、、、

日本の廃棄物処理は、処理技術としては優れているかもしれないが、、、
OECD加盟国の中ではリサイクル率は最下位に近く、ダントツの焼却至上主義で
政策としては問題多し、、、

 

環境省 2018年6月7日

海外展開戦略(環境分野及びリサイクル分野)の策定について 経協インフラ戦略会議で決定された「インフラシステム輸出戦略(平成29年度改訂版)」に基づき、環境分野及びリサイクル分野の海外展開戦略を策定いたしました。環境インフラは世界的に需要が急拡大していることから、これをビジネスチャンスと捉え、本戦略を基に我が国の環境インフラの海外展開をパッケージとして進めてまいります。 1 背景

 経協インフラ戦略会議で決定された「インフラシステム輸出戦略(平成29年度改訂版)」においては、主要産業やその中の重要分野における海外展開戦略を踏まえた、インフラシステム輸出の戦略的拡大が必要とされています。これを踏まえ、今般、環境分野(環境省策定)及びリサイクル分野(環境省・経済産業省策定)の海外展開戦略を策定いたしました。

2 海外展開戦略(環境)について

 本戦略においては、パリ協定の下の脱炭素化の動きや、環境関連のマーケットの拡大、途上国の公害の現状など環境分野における現在の国際情勢を踏まえ、気候変動緩和、気候変動適応、廃棄物処理、リサイクル、水環境、大気汚染対策など各環境技術分野での課題や今後の方向性等をまとめております。

 以上への横断的な対応策として、トップセールスの推進、ソフトインフラ支援、公的資金の活用・拡充、コ・イノベーション等を推進していくことで、質の高い環境インフラの海外展開を進め、途上国の環境改善、気候変動対策の促進、経済成長に貢献してまいります。

3 海外展開戦略(リサイクル)について

 本戦略においては、リサイクル分野における海外市場動向や、我が国企業の強み、事業者ヒアリングを踏まえた課題等を整理し、今後の政策の方向性を示しております。

 詳細な内容については、「海外展開戦略(環境)」及び「海外展開戦略(リサイクル)」(別添)を御参照ください。

添付資料 【概要】海外展開戦略(環境) [PDF 825 KB] 【本文】海外展開戦略(環境) [PDF 2.9 MB] 【概要】海外展開戦略(リサイクル) [PDF 478 KB] 【本文】海外展開戦略(リサイクル) [PDF 1.2 MB]

 

 

 

環境省 平成29年度における家電リサイクル実績について(廃家電4品目は約1,189万台)

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環境省「別紙1 [PDF 113 KB]」から

家電リサイクル法に基づく、平成29年度における家電リサイクル実績は~
全国の指定引取場所において引き取られた廃家電4品目は約1,189万台(前年度比約6.1%増)

再商品化率は、エアコンで92%(法定基準80%)、ブラウン管式テレビで73%(同55%)、液晶・プラズマテレビで88%(同74%)、電気冷蔵庫・電気冷凍庫で80%(同70%)、電気洗濯機・衣類乾燥機で90%(同82%)と、法定基準を上回る再商品化率が引き続き達成された。

エアコン、電気冷蔵庫・電気冷凍庫、電気洗濯機・衣類乾燥機に冷媒として用いられているフロン類及び電気冷蔵庫・電気冷凍庫の断熱材に含まれるフロン類も回収、破壊されました。エアコンの冷媒フロン類は約1,835トン、電気冷蔵庫・電気冷凍庫の冷媒フロン類は約183トン、電気洗濯機・衣類乾燥機の冷媒フロン類は約25トン、断熱材フロン類は約280トンが回収及び破壊された。

しかし、依然と、不法投棄や海外流出などもあるのだろう、、
家電4品目や小型家電、あいかわらず「不用品回収」の軽トラックは回ってくる、、
それらの行き先は、、、そして、フロンなどはどうなっているのか、、


環境省 平成30年6月7日  平成29年度における家電リサイクル実績について  特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)に基づく、平成29年度における家電リサイクル実績について、公表します。
 全国の指定引取場所において引き取られた廃家電4品目は、約1,189万台(前年度比約6.1%増)でした。
 前年度に比べ引取台数が増加した要因を明確に特定することは困難ですが、平成29年7月に中国が固体廃棄物輸入管理制度の改革案を公表し、同年末から一部廃棄物の輸入を禁止したことにより、不正輸出が減り、その分指定引取場所に持ち込まれた件数が増えたこと等も主たる要因の一つではないかと推測されます。
 また、再商品化率は、エアコンで92%(法定基準80%)、ブラウン管式テレビで73%(同55%)、液晶・プラズマテレビで88%(同74%)、電気冷蔵庫・電気冷凍庫で80%(同70%)、電気洗濯機・衣類乾燥機で90%(同82%)と、法定基準を上回る再商品化率が引き続き達成されました。
 なお、これらの家電リサイクルの実績については、家電メーカー各社及び一般財団法人家電製品協会から公表されています。

 平成13年4月に施行された家電リサイクル法は、廃家電4品目(エアコン、テレビ(ブラウン管式及び液晶・プラズマ)、電気冷蔵庫・電気冷凍庫、電気洗濯機・衣類乾燥機)について、消費者による適正排出、小売業者による消費者からの引取り、家電メーカー等による指定引取場所における引取り及び家電リサイクルプラントにおける再商品化等を推進しています。

1.引取りの状況

 平成29年度に全国の指定引取場所において引き取られた廃家電4品目は約1,189万台(前年度比約6.1%増)であり、内訳を見ると、エアコンが約283万台(構成比約24%)、ブラウン管式テレビが約104万台(同約9%)、液晶・プラズマテレビが約149万台(同約13%)、電気冷蔵庫・電気冷凍庫が約298万台(同約25%)、電気洗濯機・衣類乾燥機が約354万台(同約30%)となっています。(別紙1、1-2参照)

 また、前年度比で見るとエアコンが約10.1%増、ブラウン管式テレビが約11.9%減、液晶・プラズマテレビが約16.4%増、電気冷蔵庫・電気冷凍庫が約5.3%増、電気洗濯機・衣類乾燥機が約6.0%増となっています。

○全国の指定引取場所における引取台数 (単位:万台)

 

エアコン

テレビ

電気冷蔵庫

電気冷凍庫

電気洗濯機

衣類乾燥機

合計

ブラウン管式

液晶・プラズマ

平成14年度

164

352

257

243

1,015

平成15年度

158

355

266

266

1,046

平成16年度

181

378

280

281

1,121

平成17年度

199

386

282

295

1,162

平成18年度

183

413

272

294

1,161

平成19年度

189

461

273

288

1,211

平成20年度

197

537

275

282

1,290

平成21年度

215

1,032

22

301

309

1,879

平成22年度

314

1,737

65

340

314

2,770

平成23年度

234

787

60

284

315

1,680

平成24年度

236

228

49

292

315

1,120

平成25年度

296

204

70

343

360

1,273

平成26年度

223

187

85

278

314

1,086

平成27年度

236

155

103

280

314

1,088

平成28年度

257

118

128

283

334

1,120

平成29年度

283

104

149

298

354

1,189

※電気冷蔵庫・電気冷凍庫の平成15年度までの引取台数は、電気冷蔵庫のみの値

※電気洗濯機・衣類乾燥機の平成20年度までの引取台数は、電気洗濯機のみの値

※いずれも暫定集計値で今後修正があり得る。

※四捨五入の関係で合計値が異なる場合がある。

2.再商品化等の状況

 家電メーカー等の家電リサイクルプラントに搬入された廃家電は、リサイクル処理によって鉄、銅、アルミニウム、ガラス、プラスチック等が有価物として回収され、全社において法定基準を上回る再商品化率が引き続き達成されました。

 全体では、エアコンで92%(法定基準80%)、ブラウン管式テレビで73%(同55%)、液晶・プラズマテレビで88%(同74%)、電気冷蔵庫・電気冷凍庫で80%(同70%)、電気洗濯機・衣類乾燥機で90%(同82%)と、法定基準を上回る再商品化率が引き続き達成されました。

 なお、前年度から、液晶・プラズマテレビが1ポイント減、電気冷蔵庫・電気冷凍庫が1ポイント減となっております。

 

平成26年度

平成27年度

平成28年度

平成29年度

エアコン

92%

93%

92%

92%

ブラウン管式テレビ

75%

73%

73%

73%

液晶・プラズマテレビ

89%

89%

89%

88%

電気冷蔵庫・電気冷凍庫

80%

82%

81%

80%

電気洗濯機・衣類乾燥機

88%

90%

90%

90%

 さらに、エアコンの冷媒フロン類は約1,835トン、電気冷蔵庫・電気冷凍庫の冷媒フロン類は約183トン、電気洗濯機・衣類乾燥機の冷媒フロン類は約25トン、電気冷蔵庫・電気冷凍庫の断熱材に含まれるフロン類は約280トンが回収及び破壊されました。

 なお、これらの再商品化等の状況については、家電メーカー各社から、平成29年度におけるリサイクル実績等がホームページ等を通じて公表されたところです。

 また、一般財団法人 家電製品協会からも、我が国全体の家電リサイクル実績等を取りまとめた資料がホームページに公開されています。(別紙2参照)

添付資料 別紙1 [PDF 113 KB] 別紙1-2 [PDF 138 KB] 別紙2 [PDF 107 KB] (参考)各家電メーカーURL一覧(平成29年度実績報告) [PDF 102 KB]

●家電リサイクル実績  国の指定引取場所における引取台数推移

平成21年、22年度は、地デジ対応テレビへの買い換え対応か、
家電製品の寿命も一律ではないだろうが、、、液晶テレビも増えてきて、

 

一方、全国の市区町村において不法投棄された廃家電4品目(エアコン、テレビ(ブラウン管式及び液晶・プラズマ式)、電気冷蔵庫・電気冷 凍庫、電気洗濯機・衣類乾燥機)を回収した台数(推計値)は、平成28年度 62,300台(前年度69,700台)

関連(本ブログ)
■ 環境省 平成28年度廃家電の不法投棄等の状況について2018年01月22日
家電リサイクル法対象機器の不適正処理に係る勧告及び報告徴収について2017年10月31日
家電リサイクル法に基づく立入検査の実施状況について(平成28年度分)2017年06月29日
環境省 平成28年度における家電リサイクル実績について(廃家電4品目は約1,120万台)2017年06月16日



 

容リ協会 平成29年度有償拠出金(総額約81億5千万円)の市町村別配分明細を掲載(23区はPETボトル7.6億円)

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容器包装リサイクル協会のHPで、平成29年度の有償拠出金の市町村別配分明細が掲載された~

いわゆる、市町村が容器包装を集めて、指定法人ルート(容リ協会)で再商品化したもののうち、、ペットボトルなどのように、容リ協会が再商品化事業者に有償で売れたものを市町村に配分するというもの。有償で売却できた容器包装は、平成29年度は、PETボトル、紙製容器包装およびガラスびん(無色、茶色)で、有償入札に係る収入分の総額約81億5千万円を市町村に拠出

29年度分拠出時期、拠出総額

 有償入札に係る実収入額(現金入金確定額)から、当該収入に含まれる消費税相当額を控除した金額の全国合計額です。

(1)30年3月拠出(支払)   29年4月~30年2月の収入発生分
   拠出額:約74億6千万円
 内訳 :ガラスびん(無色):約9万6千円、ガラスびん(茶色):約3万5千円、PETボトル:約72億5千万円、紙製容器包装:約2億1千万円

(2)30年5月拠出(支払) 30年3月の収入発生分
 拠出額:約6億7千万円
 内訳 :ガラスびん(無色):約1万円、ガラスびん(茶色):約4千円、PETボトル:約6億7千万円、紙製容器包装:1千8百万円
拠出額算定方法など詳しくは「29年度分拠出時期、拠出総額」へ

23区の場合(ガラスびん、紙製容器包装の分配金はなし)←23区で紙製容器包装の指定法人ルートの区はない

23区のすべての区でペットボトルの分別回収は実施しているが、
指定法人ルートに流している区は平成29年度で15区(全量ではなく一部の区もある)

ペットボトル 有償拠出金配分額一覧(平成 29年度)

市町村・一部事務組合別 PETボトル 有償拠出金配分額一覧 (平成 29年度 東京都)   引渡量
(トン) 配分金額
(単位:円) 千代田区 411.77 20,245,971 中央区 461.88 21,137,900 港区 1,023.98 44,419,675 文京区 597.69 27,472,996 墨田区 1,062.21 46,515,129 江東区 1,945.48 84,759,880 品川区 1,412.46 61,935,850 目黒区 1,027.16 47,128,176 世田谷区 2,248.17 103,619,874 中野区 966.53 45,096,188 杉並区 814.11 37,900,081 荒川区 677.19 30,544,357 板橋区 1,006.67 46,447,137 練馬区 712.45 32,686,262 江戸川区 2,444.76 112,692,354 23区合計 16812.51 762,601,830   ペットボトルの売却代金は、年度によってかなりの開きがある。市町村の収集量の変動も大きく、23区でも、ペットボトルの分別収集はすべての区で行っているが、指定法人ルートに流さず、独自ルートで売却処理する区が増えてきているので、、、それがいいのか悪いのか、、そのあとの再商品化まで見据えているのかどうかだろうが、、(鎌倉市など、PETtoPETにするためにあえて独自ルートに流すという市もあるが、、、多くの区は、選別保管の手間や経費の削減で独自ルートに流すのが多いのでは?)  

 
公益財団法人 日本容器包装リサイクル協会
29年度分 市町村別有償拠出金配分明細 平成30年6月1日

ガラスびん、紙製容器包装は全国分の一覧表で掲載します。PETボトルは地域別に一覧表で掲載しています。
【表の並び順:特定分別基準適合物の種類、都道府県名、市町村又は組合名、引渡量、配分金額、構成市町村】

ガラスびん : 全国分の一覧表(PDF)   / 全国分の一覧表(エクセル) 

紙製容器包装 : 全国分の一覧表(PDF) /   全国分の一覧表(エクセル)

PETボトル : 全国分の一覧表(エクセル) ※全国分の一覧表はエクセルのみです。

PETボトル : 地域別の一覧表(PDF) ※地域別の一覧表はPDFのみです。

北海道 北海道
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23区のペットボトルの入札状況

平成30年度 23区「PETボトル」の再商品化(上期)



平成29年度 23区「PETボトル」の再商品化(下期)

平成29年度 23区「PETボトル」の再商品化(上期)

平成28年度 23区「PETボトル」の再商品化(下期)


ごみ減量「不十分」「非常事態」続く豊橋市/佐原市長 啓発継続に注力/分別利便性向上へ要望に柔軟姿勢も

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 ごみ減量「不十分」「非常事態」続く豊橋市/佐原市長 啓発継続に注力/分別利便性向上へ要望に柔軟姿勢も
東海日日新聞 2018年6月8日
 豊橋市の佐原光一市長は7日の定例記者会見で、ごみ焼却施設の故障を受けて市民に協力を求めているごみ減量について、不十分との認識を示した上で、さらなる情報発信に努める考えを強調した。

 市資源化センター(豊栄町)を巡っては焼却炉3基のうち1基が故障し、4月から停止している。再稼働は12月下旬の見込みで、市は初となる「ごみ処理非常事態」を宣言。処理しきれないごみが溢れるのを防ぐ目的で、一部のごみを廃棄物最終処分場(高塚町)に仮埋め立てしている。

 市民に呼びかけているごみ減量について、佐原市長は会見で「もうちょっと頑張ってもらえると思った」と感想を述べた。バイオマス発電のため昨年4月に始まった生ごみの分別収集が徹底されれば、資源化センターに運び込まれるごみの削減につながると期待される。佐原市長は、家庭によってごみ分別の取り組みに温度差があるとの認識から「もっと、きちっと分けてもらえるよう発信しないといけない」として、啓発に力を入れる考えを示した。

 市民のライフスタイルに配慮し、今月から生ごみ用の袋に大小2サイズを追加したことを踏まえ「こうしてくれたら助かるという声があったら対応したい」と述べ、ごみ分別の利便性向上に向けた要望に柔軟に応じる姿勢を見せた。

 市によると、宣言発令直後の4月のごみ排出量に変化は見られなかった。5月については調査している。

 

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府中市 ごみカレンダー問題 配布委託業者に「弁済を」 /東京

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府中市 ごみカレンダー問題 配布委託業者に「弁済を」 /東京
毎日新聞 2018年6月8日
 府中市で「ごみ・資源物の出し方カレンダー」の配布漏れがあった問題で、市は7日、配布を委託した新宿区の業者に費用の弁済を求める方針を固めた。増刷や再配達などにかかった費用を早期に確定させ、弁護士を通じて実費を請求することにしている。

 市ごみ減量課によると、市民の苦情を受け、3万5000部を急きょ増刷。費用は500万円程度の見込みだという。一方、配布の請負業者からは委託料(約148万円)の請求がなく、市は現時点で支払っていない。

 高野律雄市長は7日の定例記者会見で、配布漏れ問題について「市民におわび申し上げる」と謝罪したうえで、業者の責任を問う考えを示した。【五十嵐英美】

〔多摩版〕


愛知 東浦町、来春ごみ袋値上げへ 45Lが1枚10円→45円

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愛知 東浦町、来春ごみ袋値上げへ 45Lが1枚10円→45円
中日新聞 2018年6月8日
 東浦町は、来年四月から指定ごみ袋を一枚十三~三十五円値上げする。家庭系ごみの処理手数料を町民にも負担してもらう。関連条例の改正案を、七日開会した町議会六月定例会に提案した。

 ごみの減量と財政負担の軽減が狙い。これまで町指定のごみ袋は製造費相当分と小売店手数料で購入できたが、処理手数料を加える。町役場での販売価格は四十五リットルが一枚十円から四十五円、三十リットルが八円から三十円、二十リットルが七円から二十円に値上げされる。

 町内の一般廃棄物は現在、町と大府、豊明市、阿久比町の四市町で運営する東部知多クリーンセンター(東浦町森岡)で処理。施設の負担金は、ごみの搬入量の割合などによって決められている。町環境課によると、本年度の同町の負担金は五億四千七百七十五万円で、全負担金の21・9%を占め、人口割合比よりも0・9ポイント高い。

 町民一人一日あたりの家庭系ごみの排出量は、二〇一六年度で計五百二十八グラム。県内平均とほぼ変わらないが、四市町では二番目に多い。

 処理手数料の有料化は四市町では初めて。町環境課は、有料化することで家庭系ごみが約二割減ると見込む。担当者は「有料化と合わせ、分別意識の徹底などは今後も啓発していく」と話している。

 (宮崎正嗣)

<汚染廃>大崎市 試験焼却へ 予算14日提案 10月にも着手 強い反発も/宮城

<除染土活用>はや風評 売れぬ飼料 二本松・環境省の道路造成事業 計画段階の被害に困惑

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<除染土活用>はや風評 売れぬ飼料 二本松・環境省の道路造成事業 計画段階の被害に困惑
河北新報 2018年6月8日
 東京電力福島第1原発事故で発生した除染土を二本松市の道路造成に再利用する環境省の実証事業で、予定地周辺の稲を使った家畜用発酵飼料を手掛ける市内の生産組合が、取引先から購入を拒まれていることが7日、分かった。事業の計画段階から地域に風評被害が生じた格好だ。組合は市と対応を協議する。 ...

[環境省の実証事業]最大2200万立方メートルと推計される除染土の最終処分量を減らすため、再生利用の手法を確立するのが狙い。2016年12月に南相馬市小高区で始まり、空間放射線量の変化などを確認する試験盛り土を実施した。二本松市原セ才木地区と福島県飯舘村長泥地区でも予定する。除染土の放射性物質濃度は1キロ当たり8000ベクレル以下を原則とし、用途や工事規模に応じて引き下げる。

豊能ダイオキシン問題「百条委で偽証」と前町長らを告発

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前豊能町長ら3人告発 ダイオキシン無断廃棄
日本経済新聞 2018年6月8日
 大阪府能勢、豊能両町でつくる豊能郡環境施設組合がダイオキシンを含んだ廃棄物を無断で神戸市に埋め立てた問題で、組合議会は8日、調査特別委員会(百条委員会)で虚偽証言をしたとして、組合管理者だった田中龍一前豊能町長ら3人に対する地方自治法違反容疑の告発状を大阪地検特捜部に提出した。 ...

豊能ダイオキシン問題「百条委で偽証」と前町長らを告発
産経ニュース 2018年6月8日
大阪府豊能、能勢両町でつくる豊能郡環境施設組合がダイオキシンを含んだ廃棄物を無断で神戸市に埋め立てた問題にからみ、組合議会の調査特別委員会(百条委)で偽証を繰り返したとして、同組合は8日、地方自治法違反(虚偽証言)罪で、当時の組合管理者で前豊能町長の田中龍一氏(現・豊能町議)ら3人に対する告発状を大阪地検特捜部に提出した。 ...
     

岡山市、新電力大手「日本ロジテック協同組合」302万円回収で確定 売電で未払い、残りは欠損処理

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 岡山市、302万円回収で確定 売電で未払い、残りは欠損処理
山陽新聞 2018年6月8日
 岡山市は8日、新電力大手「日本ロジテック協同組合」(東京、破産手続き中)に売却した電力の代金などが支払われていない問題で、未収金1270万4566円のうち、回収額が302万6601円で確定したことを明らかにした。回収率は23・8%で、残りの967万7965円は欠損処理する予定。 ...

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