葛西水再生センター(江戸川区臨海町)は、セシウム合計852Bq/kg(前回は1,430Bq/kg)
葛西も、上がったり下がったり、、、
多摩地域では、セシウム134の不検出も増えてきた、23区部でも不検出がでてきた~
例年、春先からセシウム濃度が上昇傾向となるので、、、今後もまだまだ、、
事故直後からみれば、ずいぶん下がったが、、、、このさきまたどうなるか~
急上昇、急降下から、再び上昇傾向、やっと下がって、、当分は、上がったり下がったり、,また上がったりと、、、、、
福 島第一原発の事故から6年が過ぎ、、セシウム濃度も,当時に比べればかなり下がったものの、まだまだ当分は上がり下がりもあるだろう、全ての施設で、セシ ウムが100Bq/kg以下、そして検出下限値以下になるのはどれくらいの年月を要するか考えると気が遠くなる。2017年からグラフを別立てして、もう しばらくセシウム濃度の変化をみることにする。
東京都下水道局
【2017年4月~】
下水道 放射線情報(平成29年(2017))
下水処理における放射能濃度等測定結果(3月30日発表)
東京都下水道局で汚泥処理を行っている各水再生センター、スラッジプラントの汚泥焼却灰及び混練灰に含まれる放射能量並びに各施設の敷地境界(東西南北)・敷地中央の空間放射線量の測定結果をお知らせします。
1 放射能量測定結果
試料採取日 3月7日~3月19日
(1)汚泥焼却灰
【23区】
【多摩地域】
☆セシウムは上がったり下がったりの繰り返し、、、
多摩地域では、セシウム134の不検出もではじめた~
と はいえ、検出下限値にかなりのばらつきがあるので、,,不検出といえども、他地域の検出下限値よりも小さな値もあり、数字をどうとらえればいいのかも難し い。どちらにしても、かなり小さな数字とはいえ、不検出の場合は、下限値以下の場合はかぎりなくゼロの可能性もあるし、、、検出ということはやはり確実に 検出されたという結果でもある。
それにしても、下水道終末処理施設とはよく言ったもので、,,
さまざまなものが水に流されて集まってくるところ、、、
放射性ヨウ素が気になって過去の検査結果も洗い出してみた。(ヨウ素-131(131I) 半減期 8.04日)
下 水道局の場合、福島原発事故後の2011年5月の測定時は、脱水汚泥の放射能測定もあったが、、、脱水汚泥のヨウ素は当初は常に2桁検出、ときには3桁の 検出が続いていたが、,,不検出が多くなって、2011年12月末で脱水汚泥の測定はなくなった。それ以降は、汚泥焼却灰の測定結果のみとなった。
下水汚泥焼却灰でも、原発事故由来とも思えないヨウ素の検出がときとしてある。
そして、検出される地域は、一定のパターンがあるように見受けられる。清掃工場の焼却灰のヨウ素検出もそうであったが…
そこからなにが読み取れるのか?
2011年、2012年は、全ての施設でヨウ素不検出も多かったが、、、
全ての施設で不検出の場合の測定日は除いて、1施設でも検出があった場合のみ抽出した。
とりあえずグラフにしてみた~
【放射性ヨウ素】
1.放射能濃度測定結果
試料採取日 3月7日~3月19日
(1)汚泥焼却灰
単位:Bq/kg
施設名放射性
ヨウ素131放射性
セシウム134放射性
セシウム137
東部スラッジプラント(江東区新砂)
不検出
(< 24)
42
460
葛西水再生センター(江戸川区臨海町)
不検出
(< 24)
82
770
みやぎ水再生センター(足立区宮城)
焼却炉停止中のため測定なし
新河岸水再生センター(板橋区新河岸)
不検出
(< 19)
29
290
南部スラッジプラント(大田区城南島)
不検出
(< 18)
25
250
北多摩一号水再生センター(府中市小柳町)
不検出
(< 17)
21
170
南多摩水再生センター(稲城市大丸)
不検出
(< 14)
不検出
(< 21)
67
北多摩二号水再生センター(国立市泉)
不検出
(< 12)
不検出
(< 18)
81
浅川水再生センター(日野市石田)
不検出
(< 13)
不検出
(< 18)
48
多摩川上流水再生センター(昭島市宮沢町)
不検出
(< 12)
不検出
(< 19)
74
八王子水再生センター(八王子市小宮町)
不検出
(< 15)
不検出
(< 20)
85
清瀬水再生センター(清瀬市下宿)
不検出
(< 18)
不検出
(< 21)
98
( )内の不等号付きの数値は、「検出下限値」です。
ゲルマニウム半導体検出器で測定した結果です。
「検出下限値」とは、測定において検出できる最小値のことをいいます。
放射能濃度の特性として、同じ機器で測定しても、検体ごとに検出限界値は変動します。
たとえば、検出下限値「< 12」とあるのは、検出できる最小値が12Bq/kgであり、加えて検出値が「不検出」の場合は、この焼却灰又は混練灰の放射能濃度は「12Bq/kg未満である」ことを意味します。
(2)混練灰
単位:Bq/kg
施設名放射性
ヨウ素131放射性
セシウム134放射性
セシウム137
南部スラッジプラント(大田区城南島)
不検出
(< 18)
56
460
混練灰とは、汚泥焼却灰に水とセメントを混ぜて飛散防止措置を施し、中央防波堤外側処分場へ埋立てるものをいいます。
ゲルマニウム半導体検出器で測定した結果です。
( )内の不等号付きの数値は、「検出下限値」です。
「検出下限値」とは、測定において検出できる最小値のことをいいます。
放射能濃度の特性として、同じ機器で測定しても、検体ごとに検出限界値は変動します。
たとえば、検出下限値「< 18」とあるのは、検出できる最小値が18Bq/kgであり、加えて検出値が「不検出」の場合は、この焼却灰又は混練灰の放射能濃度は「18Bq/kg未満である」ことを意味します。
2 空間放射線量の測定結果
測定日 3月25日~3月27日
詳細は~
3 排ガス中の放射能量測定結果
試料採取日 2月1日~21日
4 放流水の放射能量測定結果
試料採取日 2月5日~6日
排ガス、放流水、すべて不検出
詳細は~
東京都下水道局
下水処理における放射能濃度等測定結果
【2011年5月~2013年3月】
【2013年4月~2015年3月】
【2015年4月~2017年3月】
【23区】
【多摩地域】
参考【グラフ縦軸を「対数」(Log)表示】
事故直後の数字があまりに大きいので、下降傾向にあると、ついつい安堵してしまうが、それでもまだまだこういう状態が続くのだろう。100Bq/Kg以下にはほど遠い~
セシウム-134の半減期 2.06年、 セシウム-137の半減期 30.1年、
関連(本ブログ)
福島原発事故直後、2011年3月下旬、4月の測定結果は~↓↓
■ 23区 下水処理施設の汚泥焼却灰 2011年3月下旬 17万ベクレル/Kgの高濃度放射性物質(2011年05月13日)
■ 東京都 廃棄物埋立処分場での放射線量率(γ線)等測定結果推移(2011年5月~2016年12月) 2016年12月28日
● 平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法
厚生労働省
● 「放射性物質が検出された浄水発生土の園芸用土又はグラウンド土への有効利用に関する考え方」
● 放射性物質が検出された浄水発生土の当面の取扱いに関する考え方について
環境省 指定廃棄物として一時保管
● 8,000Bq/kgを超え100,000Bq/kg以下の焼却灰等の処分方法に関する方針
国土交通省 上下水処理等副次産物は一定の基準を満たした処分場であればセシウム10万Bq/Kgまでは埋立可
● 「放射性物質が検出された上下水処理等副次産物の当面の取扱いに関する考え方」について
東京都
● 浄水場発生土の有効利用
平成25年3月13日に厚生労働省より「放射性物質が検出された浄水発生土の園芸用土又はグラウンド土への有効利用に関する考え方」が通知され、有効利用を再開しました。
この通知により有効利用が可能となる基準値については、以下のとおりです。
園芸用土・・・・・400Bq/kg以下(浄水場から搬出される段階での数値)
グラウンド土・・・200Bq/kg以下(浄水場から搬出される段階での数値)