容器包装リサイクル協会「有償分拠出金額の経年推移」より
容器包装リサイクル協会HPで、 平成28年度分の有償収入分を市町村に拠出した額が公表されている。
有償収入分とは、プラスチック製容器包装のように、再商品化事業者に処理費用を支払ってリサイクルというのではなく、再商品化事業者が買い取って再商品化を行っているもの。平成28年度分は約52億9千万円、ほとんどがペットボトル分である。市町村別の配分明細は6月上旬に掲載予定とか、、、経年推移をみるとペットボトルの価格変動は大きい(市町村からの引取量は下段に)
![公益財団法人 日本容器包装リサイクル協会]()
平成29年5月22日
平成28年度分の有償収入分を市町村に拠出
平成29年5月22日
当協会は平成28年度分のPETボトル、紙製容器包装およびガラスびん(無色、茶色)の有償入札に係る収入、総額約52億9千万円を市町村に拠出しました。
PETボトル、紙製容器包装およびガラスびん(無色、茶色)につきましては、平成28年度有償入札(再商品化事業者が当協会に料金を支払う)に伴う収入が発生したため、その収入を市町村へ拠出しております。これは、その資金の性格を踏まえ、入札において有償となった特定分別基準適合物を当協会に引渡した各市町村・一部事務組合に対して、それぞれの落札価格に応じて拠出することが適切との所管省庁の見解に沿ったものであり、下記の拠出手続きにより、市町村へ拠出しております。
なお、市町村別の配分明細について準備ができ次第6月上旬を目途に掲載する予定です。
1. 28年度分拠出時期、拠出総額
有償入札に係る実収入額(現金入金確定額)から、当該収入に含まれる消費税相当額を控除した金額の全国合計額です。
(1) 平成29年3月末拠出(支払):平成28年4月~平成29年2月の収入発生分
拠出額:約47億3千万円
内訳:PETボトル約45億4千万円、紙製容器包装約2億円、ガラスびん(無色)約7万円、ガラスびん(茶色)約4万円
(2) 平成29年5月末拠出(支払):平成29年3月の収入発生分
拠出額:約5億5千万円
内訳:PETボトル約5億3千万円、紙製容器包装約2千万円、ガラスびん(無色)約7千円、ガラスびん(茶色)3千円
平成29年度分以降も上記に準じた処理を予定しています。
2. 個別市町村(一部事務組合を含む)への拠出額
(1) 素材(PETボトル、紙製容器包装、ガラスびん(無色、茶色))ごとに、年度期初契約委託単価が有償である市町村を対象として、各支払時の拠出対象金額の発生期間ごとに、次の計算により算出した金額を拠出(支払)します。
〔個別市町村への拠出額〕
個別市町村の「年度期初契約委託単価×協会引取量」
= 拠出金額 × ―――――――――――――――――――――――――――
各市町村の「年度期初契約委託単価×協会引取量」の全国計
- 振込み手数料(各素材分を一括して振込みます)
上記計算結果がマイナス(振込み手数料が按分配分額より大)となった場合は、当該市町村への拠出(支払)は行いません。
(※)PETボトルについては、上期分と下期分で契約委託単価が異なることから、下記の計算により算出した金額を拠出(支払)します。
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(2) 一部事務組合からの引取分に関しては、一部事務組合を拠出先として拠出(支払)を行います。
(参考)http://www.jcpra.or.jp/municipality/tabid/884/index.php#Tab884
有償拠出金額の経年推移
平成29年5月22日更新
再生処理事業者が当協会にお金を支払う「有償入札」をした場合、リサイクル(再商品化)の実施および製品販売後、再生処理事業者から当協会に再商品化受託料が支払われます。当協会はこの収入を一旦まとめて、消費税相当分を除く全額を、引き渡し量と落札単価に基づいて各々の該当する市町村へ拠出します。これを「有償分拠出金」と呼んでいます。
当該年度の4月~2月の収入発生分は3月末に拠出し、3月収入発生分を翌年度の5月末に拠出します。この2度の拠出の合計金額実績を各年度分として掲載しております。
※容リ法第10条の2、市町村への資金拠出制度における「合理化拠出金」とは異なります。
![グラフ:市町村への有償分拠出金]()
単位:円
20年度分
21年度分
22年度分
23年度分
24年度分
25年度分
26年度分
27年度分
28年度分
ガラスびん(合計)
5,582,281
9,317,473
589,892
0
0
0
80,572
363,787
125,417
無色
5,569,609
8,774,682
525,621
0
0
0
48,856
323,991
79,229
茶色
12,672
542,791
64,271
0
0
0
31,716
39,796
46,188
その他色
0
0
0
0
0
0
0
0
0
PETボトル
4,495,755,615
1,407,706,772
4,093,718,170
8,485,105,091
7,927,001,441
6,894,161,886
10,194,317,678
6,406,985,557
5,068,228,133
紙製容器包装
-
5,177,521
72,994,066
154,407,600
160,451,988
139,261,256
173,843,857
216,396,471
218,614,577
プラスチック製容器包装
-
-
-
-
-
-
-
-
-
合計
4,501,337,896
1,422,201,766
4,167,302,128
8,639,512,691
8,087,453,429
7,033,423,142
10,368,242,107
6,623,745,815
5,286,968,127
※ 「-」表示については、有償入札が認められていないため、拠出もありません
ちなみにペットボトルの市町村からの引き取り実績量など
PETボトル
市町村で分別収集されたPETボトルが、どの程度指定法人ルートにきているのかが分かります。近年では、市町村の収集量が約30万トンであるのに対し、指定法人ルートが約20万トンであり、残り約10万トンが市町村独自処理となっていることが分かります。
![グラフ:見込量(契約量)と実績量の比較(PETボトル)]()