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日立造船が決算発表を延期、S/4HANA導入による影響

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 日立造船が決算発表を延期、S/4HANA導入による影響
日経テクノロジーオンライン 2019年2月14日
 日立造船は2019年2月14日、同日に予定していた2018年10~12月期(第3四半期)の決算発表を基幹情報システムの不具合のため延期すると発表した。関東財務局へ四半期報告書の提出期限延期を申請する。承認された場合の新たな提出期限は3月14日。

今回の延期の引き金になったのは、ごみ焼却施設の保守・運転管理の業務請負案件に関する会計だった。本来、案件の工事損失引当金額はゼロであるべきところ、新システムでは30案件について多額の引当金が計上されていることが判明。別途、案件ごとに引当金額を計算したが、新システムの数値と一致しない状況が続いた。このため、同社の会計監査人は「財務諸表に重要な虚偽の表示が生じる可能性がある誤謬(ごびゅう)」と判断。追加的な確認作業が必要と指摘し、決算発表が間に合わなくなった。

 

会計システム上の問題なのかな、、、
実際問題、ごみ焼却施設のメンテナンス・運転管理等の長期にわたる運営業務を請負う案件で多額の引当金が必要となったのかとおもった~
問題が起きればそういうこともありえるが、、、

 

日立造船株式会社

新着情報 2019年02月14日2019年3月期第3四半期報告書の提出期限延長申請に係る承認のお知らせ(PDF:124.3 KB) 2019年02月14日2019年3月期第3四半期報告書の提出期限延長に係る承認申請書提出のお知らせ(PDF:167.4 KB)


(抜粋)
4 提出期限の延長を必要とする理由
 当社は、当社事業の収益管理の根幹である個別工事の予算・実績の管理を的確かつタイムリーに行うことを最大の目的として、当第3四半期からSAP社の新事務基幹システムの最新バージョンであるS/4(以下「新システム」という)を導入し、売上管理、コスト管理、利益管理及び分析の効率化を目的とした「管理会計システム」と、決算業務の効率化を目的とした「財務会計システム」のシステム連携を確立することにより、経理業務全体の効率化を図ることを目指しました。
 この画期的なシステムを構築するにあたり、新システム導入の経験豊富な業者と当社とでプロジェクトチームを組成し取組みましたが、新システムは国内で導入・稼動実績が少ないことから、現行システムと新システムのシステム構造・データ保存形式の差異への対応、それに伴うデータ移行の困難さは当社の予想をはるかに超えるものとなり、データ移行作業が約1か月遅延しました。さらに、新システムを運用開始するにあたり、9月末残高の確認作業に約2週間を要しました。
 このような状況を経て新システムの運用を開始しましたが、当社の主力事業であるごみ焼却施設のメンテナンス・運転管理等の長期にわたる運営業務を請負う案件に関して、本来、工事損失引当金額はゼロであるべきところ、システム上30案件について多額の引当金が計上されていることが判明したため、当社は別途、正しい数値を把握して決算書及び根拠資料等を作成し、会計監査人に提出しました。
 しかしながら、会計監査人は、工事損失引当金額に数値の不一致が発生していることから、当社の四半期連結財務諸表に重要な虚偽の表示が生じる可能性のある誤謬と識別しました。そのため、売上高及び売上原価の計上数値の正確性を検証するため、レビュー範囲の拡大や当社の財政状態及び経営成績の状況を適正に表示していない可能性が高い場合に実施すべき追加的な質問や関係書類の閲覧等の追加的な手続が必要であるとの指摘を受けました。
 以上から、当社は提出期限内に四半期レビュー報告書を受領できない見込みとなりました。

 

 


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