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Channel: 東京23区のごみ問題を考える
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日本プラスチック工業連盟HPで「プラスチック海洋ごみ問題解決に向けた宣言実施企業・団体」を掲載、、

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国連環境計画(UNEP)の報告書で、
「世界各地の海を汚染し、生態系への悪影響が懸念されるプラスチックごみの廃棄量は年々増加傾向にあり、2015年には3億トンに及んだ。このうち、ペットボトルやレジ袋などの使い捨てプラスチック製品は47%を占めている。使い捨てプラスチック製品の廃棄量(14年)は中国が最多だが、人口1人当たりの廃棄量は米国、次いで日本、欧州連合(EU)が多いとした。」という記事が気になって、

使い捨てプラスチック製品
日本の廃棄量はアメリカに次いで世界2位(人口1人当たり)、、、

使い捨てプラスチック、その廃棄量たるものをどのように試算したのかよくわからないが、とりあえず、日本のプラスチック総生産量と世界の生産量などを比較してみようと、日本プラスチック工業連盟のホームページを開いてみると、、、なんと、6月6日付けで「プラスチック海洋ごみ問題解決に向けた宣言実施企業・団体」というのが更新されていたのでちょっとびっくり、、、「へ~」というか、「なるほど」というか、、

なにしろ、環境問題の解決に、日本の場合は、環境省にしろ経産省にしろ、法律による企業の規制などよほどのことがない限りは全く手つけず、、、やっと、改正海岸漂着物処理推進法が成立ということで、マイクロプラスチック使用抑制(努力義務)、今年度中に、「プラスチック資源循環戦略」というのも策定するようだが、おそらくそれらも企業の自主規制止まりかと、、、そういった意味でも、「プラスチック海洋ごみ問題解決に向けた宣言実施企業・団体」というのは、、、なるほどな~~~と、、、

でもしかし、、、かんじんな、使い捨てプラスチック容器の使用事業者、なかでも「PETボトルリサイクル推進協議会」などが真っ先に「プラスチック海洋ごみ問題の解決に向けた宣言活動」を繰り広げてほしいものだが、、、「PETボトルリサイクル推進協議会」では「日本のリサイクル率は欧米と比較すると、引き続き世界最高水準を維持」と、、海ごみへの問題意識は希薄なようで、、、

 

トピックス  2018.06.06

プラスチック海洋ごみ問題解決に向けた宣言実施企業・団体

プラスチックは私たちの暮らしに定着し、様々な生活分野や産業分野に貢献しています。しかし、使用済み製品の不適切な廃棄や、不十分な廃棄物管理等により、使用済のプラスチックが陸域から河川を通じて海洋に流出するプラスチックごみは、世界全体で年間 480 万~1,270 万トンに達するとの試算が米科学誌サイエンスに発表され、また 2015 年の G7 エルマウ・サミットでも海洋プラスチックごみの問題が取上げられる等、海洋ごみに対する関心が世界的に高まっています。

また、海洋に流出したプラスチックごみは、波や紫外線などによって細かい破片 “マイクロプラスチック”となり、これに海水中に微量に存在する PCB 等の有害化学物質が吸着・蓄積されることから、海洋生物の食物連鎖を通じて人や生態系に悪影響を与える懸念が指摘され、海外ではプラスチックの使用に対する規制の動きも出始めています。

日本プラスチック工業連盟は、1990 年代初頭から「樹脂ペレット漏出防止対策」の推進に努めて参りましたが、2017 年 5 月の定時総会で承認された「新 4 ヶ年計画(2017~2020 年度)」に基づき、対象をプラスチック製品にまで広げた「プラスチック海洋ごみ問題の解決に向けた宣言活動」を開始することとなりました。

この活動は、プラスチック海洋ごみ問題に対し、業界として自主的に取組を推進し、これを社会にアピールしていくことを目的にしたものです。

本活動の趣旨をご理解頂き、「プラスチック海洋ごみ問題の解決に向けた宣言活動」に参加して頂けるようお願い申し上げます。

1.本活動の趣旨

本活動に賛同する企業や業界団体のトップに「宣言書」に署名して頂き、トップダウンで取組んで頂く。 具体的な取組み内容は各企業・団体で決め、自主的に活動して頂く。 当連盟は、宣言書に署名して頂いた企業・団体名を公表し、業界として海洋ごみ問題に取組んでいることを社会にアピールする。また、各企業・団体の優れた取組みを積極的に公表する。 2018年6月18日現在 企業・団体名代表者役職署名 旭化成株式会社 代表取締役社長 小堀秀毅 住友化学株式会社 代表取締役社長 十倉雅和 積水化成品工業株式会社 代表取締役社長 柏原正人 三井化学株式会社 代表取締役社長 淡輪敏 三菱ケミカル株式会社 代表取締役 取締役社長 越智仁 東洋製罐株式会社 代表取締役社長 本多正憲 ポリカーボネート樹脂技術研究会 事務局長 薦田隆志 日本ポリエチレン製品工業連合会 会長 萩原邦章 発泡スチレンシート工業会 会長 酒井幸男 日本ポリエチレン重包装袋工業会 会長 中西孝夫 日本ポリエチレンラミネート製品工業会 会長 藤森明彦 日本ポリエチレンブロー製品工業会 会長 矢野英伸 日本フラットヤーン工業組合 理事長 萩原邦章

 

東洋製罐株式会社など、ペットボトルやプラスチック容器の製造をしている企業だが、、、こればっかりは、容器の製造メーカーが「プラスチック海洋ごみ問題の解決に向けた宣言活動」をしても、、、具体的になにができるのだろうか?  

バイオマスプラスチックの開発や、プラスチック素材の軽量化などの削減には貢献してはいても、中身メーカーがプラスチック容器を選び、また販売事業者はそのまま消費者に販売する、そして消費者のポイ捨てになってしまえば、、、やはり、事業者の自主規制などというのは、、、限界があるとおもうが~ 

海外では、捨てプラスチック製品の規制は、課徴金や賦課金など散乱規制、プラスチックレジ袋の使用規制やプラスチックストローにまで影響を及ぼしているというのに、

 

この夏の日本企業
サントリーもアサヒもノンアルコールビールをペットボトルで販売

サントリーは、ペットボトル入りの透明なノンアルコールビールテイスト飲料
オールフリー オールタイム」コンビニエンスストア限定新発売 6月19日(火)から

アサヒビールは炭酸の強さを130%※1に高め、高刺激なのどごしを実現
新たな飲用シーンを創出するブランド初のペットボトル商品
アサヒ ドライゼロスパーク』7月3日から8月末までの期間限定発売

2004年には、アサヒビールの「PETボトル容器入りビール」は消費者などの強い反対で販売中止になったものの、、、いつの間にか、わからないうちに、ノンアルコールビールのペットボトル入り、、、プラスチック容器の使用拡大路線、、、

 


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