平成29年度 容リ法の再商品化事業者の落札結果がホームページ上で公表された。
(各市町村には2月中に入札結果を通知済み)
23区のプラスチック容器包装の落札結果を取り出してみた~
日本容器包装リサイクル協会(2017年4月7日)
平成29年度落札結果を掲載 (落札結果概要、落札単価、手法別契約量など)
平成29年度落札結果一覧表を掲載 (保管施設ごとの再生処理事業者名、落札数量・単価)
23 区のプラスチック再商品化の落札事業者、
平成29年度は、なんと、新日鐵住金君津(コークス炉化学原料化)が千代田区のみの落札でちょっっとびっくり。昭和電工、ジャパンリサイクルのガス化が落札単価を低くして、JFEのコークス炉化学原料化は更に単価を下げている。材料リサイクルは年々単価を下げていたが、、、エム・エム・プラスチック(材料リサイクル)は今年度は6万4千円台に、、、単年度契約のこの容リ法の入札、事業者にとっては、事業計画も容リ頼みのところは大変なことだろう。
●23区容器包装プラスチック再商品化 事業者別
●23区 容器包装プラスチックの分別収集実施区の実績量の経年推移
23区、プラスチックの分別回収実施区はこれ以上増えないのか、、、
実施区の回収量は、現状維持または減少傾向、江東区など大きく減少~
大田区は、「資源モデル回収事業は平成27年9月30日をもって終了」ということで、平成28年度以降の契約はなし。残念だ、、、
区別の人口差が大きいので、それぞれの区の中での推移を~
プラスチック製容器包装は、平成18年度から実施の杉並、中野に続き、着実に実施区は増えたものの、もうこれ以上の実施はないかもしれない。今年度は指定法人ルート での実施は大田区が離脱で12区+文京区となった。(文京はやる気があるのかどうかわからない) 23区中の12区実施で約52%の実施率。人口カバー率でも51%の実施率しかない。
全市町村に対する実施率は平成26年度で61.5%(平成25年度65.0%)人口カバー率は73.9%(平成25年度73.9%) 全国的にもプラスチック製容器包装の分別収集を廃止して焼却する自治体が増えてきている。
リサイクルについては、分別収集量の増加が望ましいのかどうかは意見が分かれ るが、とくにプラスチックについては判断が難しい。そして、容リ法、指定法人ルートの場合は、計画量(契約量)と、実績の乖離をできるだけなくすように求 められる。計画量などが、再商品化委託料金の算出基準に係わるのだろう。(再商品化費用を容器包装プラスチックの生産・利用事業者から集める際の。)これ までは、多く集めて、再商品化量が少なかった場合は、事業者に戻していたが、今は、その余剰分は、「市町村への資金拠出」として配分される制度になってい る。ということで、計画と実績の乖離が少なくなるように、市町村も、年々実態を見極めながら無理な計画量を出さなくなった。ごみ化したプラスチックで、D ランクになっても困るし、なんともやっかいな、容リプラの資源化。
●容リ協会との容器包装プラスチックの契約量と実績量
関連(本ブログ)
■ 23区 容リ法指定法人ルート 平成29年度上期 再商品化事業者落札結果(PETボトル) 2017年03月10日
平成29年度 落札結果 平成29年4月7日
平成29年3月31日をもって、再生処理事業者との契約が完了し、落札結果も確定いたしましたので、平成29年度落札状況を下記のとおりお知らせします。
地域別・品目別の個別結果については「平成29年度 落札結果一覧表」をご参照ください。
※PETボトルについては、平成29年度上期の落札結果を表示し、平成28年度上期分との増減を比較しています。
※平成29年3月31日時点の落札結果の概要、落札単価(加重平均)、再商品化手法別契約量と構成比、事業者ごとの落札数量(総量)などを掲載しています。
※落札単価、総額の金額はすべて消費税抜きで表示しています。各表の合計値は四捨五入しているため合わない場合があります。
1. 市町村指定保管施設からの引取予定
2. 再生処理事業者の登録申請、登録、契約概況
3. 入札倍率(札数ベース)
4.落札単価(加重平均)(消費税抜き)