■ 基準11倍のダイオキシン 盛岡・旧清掃工場敷地で検出
岩手日報-2017年3月8日
盛岡市は7日、同市三ツ割の旧三ツ割清掃工場と同市門の旧門清掃工場の敷地から、最大で環境基準値の11倍のダイオキシン類が検出されたと明らかにした。人体に影響が出る可能性は低いとし、敷地内から有害物質が漏れないよう応急対策をとる。
同日の市議会全員協議会で伊藤純環境部長が説明した。旧三ツ割清掃工場の側溝の水から、環境基準値(1リットル当たり1ピコグラム=1ピコグラムは1兆分の1グラム)の11倍の11ピコグラムを検出。旧門清掃工場の土からは、環境基準値(1グラム当たり千ピコグラム)の2・9倍の2900ピコグラムが検出した。
市は、両工場の解体に向け調査を実施。煙突を解体した2009年度にも調査したが基準値以下だった。