■ 豊洲地下水調査 基準超の9回目採水法変更 都が指示、日程優先を業者が証言
東京新聞-2017年3月5日
東京都の豊洲市場(江東区)の地下水から有害物質が検出された問題で、都議会の特別委員会は四日、調査を請け負った六業者を参考人招致した。このうち、有害物質の値が急激に上昇した最終九回目の業者は、作業を急ぐため、都の指示で八回目までとは異なる方法で採水したと明らかにした。都の指示がデータの変化に影響した可能性がある。
調査は環境省の指針に基づき、異物が混じらないよう、観測井戸にたまった水を取り除く「パージ」という作業後、新たにたまった水を採取する手順だった。
各業者によると、一~八回目はパージの翌日か翌々日に採水した。しかし九回目を担当した湘南分析センター(横浜市)の幹部は、できるだけ当日に採水するよう都に求められ、二十~三十分後に水位が回復してすぐ採水したと説明した。
同社は、二百一カ所の調査地点のうち青果棟のある五街区の一カ所では「(本来は使わない)パージした水を分析試料として採取するよう、都職員から指示された」とも話した。都によると、この水からは有害物質は検出されなかった。
都の新市場整備部の幹部は四日、記者団の取材にこれらの指示を認め、理由を「地下空間にたまった水を排出する作業に間に合わせるため、スピードを重視した」と述べた。
委員の都議の一人は、有害物質のベンゼンが揮発性のため、「二、三日と二、三十分では条件が変わりすぎる」と指摘した。
小池百合子都知事は四日、都内で取材に応じ「詳細はまだ何も聞いていないので、確認した上でお答えしたい」と述べた。
豊洲市場はガス工場跡地で、都は二〇一四年から地下水の定点観測を実施。八回目で環境基準値を上回る有害物質を初検出。今年一月に結果を公表した九回目では、最大で基準の七十九倍のベンゼンなどが七十二カ所で出た。都は基準を大きく超えた地点を中心に再調査しており、今月中旬ごろに結果を公表する。
豊洲市場の地下水 最終調査は“都の指示で過去と違う手順” NHK 豊洲地下水9回目検査、従来と異なる手順 基準を大幅超 - 朝日新聞 地下水モニタリング手順一貫せず 担当業者を招致 都は「ガイドライン枠内」 - 産経ニュース 過去と異なる手順で採水=基準超の9回目調査-日程優先で都が指示・豊洲問題 - 時事通信
あまりにもお粗末すぎて、、、
東京都はなにを考えているのか?
わざと混乱をさせているのか、
「パージ水の分析結果は有害物質は検出されなかった」となっているが、、、
それすらもう信用できない、、、 今月中旬ごろの再調査の結果がどうでるか?
しかし、素人考えだと、
パージ水と、これまでの手順通りの採水と、、、両方の結果があれば尚いいと思う、