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町田にバイオガス化施設 家庭の生ごみ資源、首都圏初/東京

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町田にバイオガス化施設 家庭の生ごみ資源、首都圏初
東京新聞 2016年12月8日
 町田市は、家庭の生ごみから可燃ガスを取り出すバイオガス化施設を建設する。老朽化したごみ焼却場を建て替え、一体整備する施設の中に造る計画で、二〇二一年の運転開始を目指す。市によると、家庭の生ごみを資源とするバイオガス化施設は首都圏では初めて。(栗原淳)
 計画では、下小山田町の「町田リサイクル文化センター」の駐車場や管理棟などがある区画に、可燃ごみ焼却施設や不燃・粗大ごみ処理施設とともにバイオガス化施設を整備する。
 施設では、可燃ごみの中から機械で選別した生ごみを密閉した発酵槽に入れ、発生する可燃性メタンガスを取り出す。都市ガスの主成分であるメタンガスは動植物由来のため、燃やしても大気中の二酸化炭素は増えないとされる。再生可能エネルギーの一つとして国も利用を促進している。
 設計から建設、運営、維持管理を民間事業者に一括発注する公設民営の事業とし、九月に廃棄物処理プラント業のタクマ東京支社(中央区)を代表とする企業グループが落札した。近く事業契約を結び、来年七月ごろに着工する。
 バイオガス化施設の処理量は日量五十トン。精製したメタンガスを燃料に発電機を回し、一般家庭千軒分の電気を生み出す。施設で自家消費して余った分は電力事業者に売る。市は発酵後の残りかすの処理設備を密閉構造にするなど、外部に臭いが漏れない対策を取る。メタンガスは無臭。
 下水道汚泥や食品業者から回収した廃棄物などを処理して可燃ガスを得る例は、大田区の「バイオエナジー城南島工場」や神奈川県三浦市の「三浦バイオマスセンター」など各地にあるが、家庭の生ごみを受け入れる施設は少ない。

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