■ 日立造船、ごみ焼却発電プラント2件目受注
NNA.ASIA-2016年12月6日
日立造船は5日、タイでごみを燃料とする発電所を運営するWPGEペチャブリから、南部ペチャブリ県タランにおけるごみ焼却発電プラント(ストーカ式焼却炉)の建設事業を受注したと発表した。再生可能エネルギープラントのエンジニアリング事業を手掛けるKPNグリーン・エナジー・ソリューションと結成した企業連合(コンソーシアム)を通じて受注した。日立造船にとってタイでの受注は今期2件目となる。
WPGEが手掛ける都市ごみ廃棄物発電事業で、日立造船はごみ焼却発電プラント(ごみ処理能力は1日当たり476トン、発電出力は7,900キロワット=kW)の設計、火格子など主要機器の供給、現地での据え付け、試運転時のスーパーバイザー派遣を担当する。納期は2019年2月。
WPGEには、鉄鋼構造物の製造販売を手掛けるSTP&Iグループと再生エネルギー事業を開発するWPグリーンエナジーが出資。同事業は、タイ政府が推進する都市ごみ管理の改革と再生可能エネルギー導入の一環で、循環型社会の形成を目指している。
日立造船グループは、これまでに日本やアジア、欧州を中心に840施設以上のごみ焼却発電プラントを受注。タイでは今年4月に東北部ノンカイ県におけるごみ焼却発電プラント(ストーカ式)を受注していた。