■ 高濃度PCB器具4年で処理
紀伊民報 2016年12月4日
和歌山県は、県保有の高濃度ポリ塩化ビフェニール(PCB)を含む照明用安定器約8千個を、本年度から2019年度までの4年間ですべて処理する。計画額は7億8千万円で、5日に初めて処理のために搬出する。PCBは家庭用を除く電気機器に使われていたが、人体に毒性があることから、法律で処理が義務付けられている。
PCBは油状の化学物質で、電気を通さず燃えにくい性質がある。1968年の「カネミ油症事件」を機に毒性があることが分かり、72年から生産できなくなっている。
高濃度PCBは法律で、2020年度までに処理するよう定められている。県によると、県が保有する高濃度PCBを含む照明用安定器は、すでに取りはずして安全管理を徹底した上で、県関係施設や学校の体育館など57カ所に保管している。これを北九州市の処理施設に運んで処理する。
県は5日、初めての搬出をする。和歌山市の県民文化会館にある791個(約2トン)と、同市の県子ども・女性・障害者相談センターで保管している442個(約530キロ)をトラック1台に積載して運ぶ。本年度はこの1回で、処理費用は約7672万円になる。
和歌山県はトランスやコンデンサは大阪エリア、JESCOの大阪PCB処理事業所での処理だが、、、
安定器等汚染物は、北九州事業所での処理、、、
和歌山県、トランスやコンデンサの処理はすべて終了したのだろうか?
JESCOへの処理費用の他に、収集運搬費用も相当かかる、
古いデータだが、,,環境省の検索でみると ↓↓
和歌山市内での和歌山県の保管PCB(平成21年度)
※事業場名称は、入力した値で部分一致検索を行います。
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※地域選択と同時に事業場名称を入力すると、地域内の事業場を検索します。 23件の事業場を検索しました。 1件目~ 23件目までのデータを表示しています。 先頭 << 前ページ / 次ページ >> 末尾 No 事業場名称 所在地 1 和歌山県子ども・障害者相談センター 和歌山県和歌山市 2 和歌山県工業技術センター 和歌山県和歌山市 3 和歌山県庁 和歌山県和歌山市 4 和歌山県民文化会館 和歌山県和歌山市 5 和歌山県消費生活センター 和歌山県和歌山市 6 和歌山県環境衛生研究センター 和歌山県和歌山市 7 和歌山県社会保険診療報酬支払基金 和歌山県和歌山市 8 和歌山県立医科大学 和歌山県和歌山市 9 和歌山県立博物館 和歌山県和歌山市 10 和歌山県立向陽高等学校 和歌山県和歌山市 11 和歌山県立和歌山ろう学校 和歌山県和歌山市 12 和歌山県立和歌山商業高等学校 和歌山県和歌山市 13 和歌山県立和歌山工業高等学校 和歌山県和歌山市 14 和歌山県立和歌山産業技術専門学院 和歌山県和歌山市 15 和歌山県立図書館(きのくに志学館) 和歌山県和歌山市 16 和歌山県立星林高等学校 和歌山県和歌山市 17 和歌山県立桐蔭高等学校 和歌山県和歌山市 18 和歌山県立桐蔭高等学校(旧教育研修センター分)) 和歌山県和歌山市 19 和歌山県立紀伊風土記の丘 和歌山県和歌山市 20 和歌山県職員研修所 和歌山県和歌山市 21 和歌山県警察学校 和歌山県和歌山市 22 和歌山県警察本部 警備部機動隊庁舎 和歌山県和歌山市 23 和歌山県警察本部庁舎 和歌山県和歌山市
「処理期限」「処分期間」と「計画的処理完了期限」と紛らわしいが、、、
「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法に基づくポリ塩化ビフェニル廃棄物処理基本計画の変更」で、「高濃度PCB廃棄物は、計画的処理完了期限を達成するため、PCB特措法に基づき処分期間(計画的処理完了期限の1年前)又は特例処分期限日(計画的処理完了期限と同じ日)内に処分委託を行わなければならない。」となったので、、、
東京事業の場合は、計画的処理完了期限は2023年(平成35年)3月31日なので、PCB廃棄物の保管事業者の処分期限は2022年(平成34年)3月31日となるのだ!!
処分期限というよりも「処分委託の期限」というほうがわかりやすい、
環境省 2016年7月26日
ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法に基づくポリ塩化ビフェニル廃棄物処理基本計画の変更について
☆環境省「参考 ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理基本計画変更のポイント」より
