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容リ協会 平成27年度有償拠出金(約66億円)の市町村別配分明細を掲載(23区は5.5億円)

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容器包装リサイクル協会のHPで、平成27年度の有償拠出金の市町村別配分明細が掲載された~

いわゆる、市町村が容器包装を集めて、指定法人ルート(容リ協会)で再商品化したもののうち、、ペットボトルなどのように、容リ協会が再商品化事業者に有償で売れたものを市町村に配分するというもの。売却できた容器包装は、平成27年度はガラスびん(無色・茶色)、ペットボトル、紙製容器包装である。総額は6,623,745,815円(約66億円)そのほとんどがペットボトルの約64億円。

ペットボトルの売却代金は、年度によってかなりの開きがある。平成26年度は、市町村の収集量の変動も大きいのだろうが約102億円。23区でも、ペットボトルの分別収集はすべての区で行っているが、指定法人ルートに流さず、独自ルートで売却処理する区が増えてきているので、、、それがいいのか悪いのか、、そのあとの再商品化まで見据えているのかどうかだろうが、、(鎌倉市など、PETtoPETにするためにあえて独自ルートに流すという市もあるが、、、多くの区は、選別保管なしで少しでも高く売れる独自ルートに流すのが多いのでは?)  

容器包装プラスチックに関しては、もちろん、有価で売れないので、指定法人ルートで、再商品化事業者を入札で決める。平成27年度は47,000円/トン(平均)かけて再商品化する。その経費は特定事業者(プラスチック容器包装を製造、利用して販売などしてる事業者など)が負担する。しかし、、いまでは、分別回収していた市町村も、収集・選別・保管にお金がかかりすぎると分別を中止して、可燃ごみとして焼却するところが増えてきた。このような問題だらけの容リ法、、どうなるのか、、、、

23区の場合(ガラスびん、紙製容器包装の分配金はなし)←23区で紙製容器包装の指定法人ルートの区はない

23区のすべての区でペットボトルの分別回収は実施しているが、
指定法人ルートに流している区は平成27年度で15区(全量ではなく一部の区もある)

ペットボトル 有償拠出金配分額一覧(平成 27年度)

PETボトル 有償拠出金配分額一覧 (平成 27年度) 区名 引渡量(トン) 配分金額(円) 千代田区 401 13,902,659 中央区 572 16,196,920 港区 1,005 32,414,165 文京区 557 16,070,484 墨田区 974 31,830,499 江東区 1,842 57,054,941 品川区 1,291 47,462,761 目黒区 986 36,062,363 世田谷区 2,131 75,386,456 中野区 944 42,454,642 杉並区 747 33,278,317 荒川区 643 19,513,285 板橋区 994 32,797,080 練馬区 624 18,036,027 江戸川区 2,376 77,665,956 区計 16,087 550,126,555

 

27年度分 市町村別有償拠出金配分明細

平成28年12月1日

ガラスびん、紙製容器包装は全国分の一覧表で掲載します。PETボトルは地域別に一覧表で掲載しています。
【表の並び順:特定分別基準適合物の種類、都道府県名、市町村又は組合名、引渡量、配分金額、構成市町村】

ガラスびん : 全国分の一覧表   pdfファイル

紙製容器包装 : 全国分の一覧表   pdfファイル

PETボトル : 地域別の一覧表

北海道 北海道
pdfファイル               東北 青森県
pdfファイル 岩手県
pdfファイル 宮城県
pdfファイル 秋田県
pdfファイル 山形県
pdfファイル 福島県
pdfファイル     関東 茨城県
pdfファイル 栃木県
pdfファイル 群馬県
pdfファイル 埼玉県
pdfファイル 千葉県
pdfファイル 東京都
pdfファイル 神奈川県
pdfファイル   北陸 新潟県
pdfファイル 富山県
pdfファイル 石川県
pdfファイル 福井県
pdfファイル        
有償拠出金額の経年推移

平成28年6月7日更新

再生処理事業者が当協会にお金を支払う「有償入札」をした場合、リサイクル(再商品化)の実施および製品販売後、再生処理事業者から当協会に再商品化受託料が支払われます。当協会はこの収入を一旦まとめて、消費税相当分を除く全額を、引き渡し量と落札単価に基づいて各々の該当する市町村へ拠出します。これを「有償分拠出金」と呼んでいます。
当該年度の4月~2月の収入発生分は3月末に拠出し、3月収入発生分を翌年度の5月末に拠出します。この2度の拠出の合計金額実績を各年度分として掲載しております。

※容リ法第10条の2、市町村への資金拠出制度における「合理化拠出金」とは異なります。

グラフ:市町村への有償分拠出金

グラフ:市町村への有償分拠出金

(円)

  20年度分 21年度分 22年度分 23年度分 24年度分 25年度分 26年度分 27年度分 ガラスびん(合計) 5,582,281 9,317,473 589,892 0 0 0 80,572 363,787   無色 5,569,609 8,774,682 525,621 0 0 0 48,856 323,991 茶色 12,672 542,791 64,271 0 0 0 31,716 39,796 その他色 0 0 0 0 0 0 0 0 PETボトル 4,495,755,615 1,407,706,772 4,093,718,170 8,485,105,091 7,927,001,441 6,894,161,886 10,194,317,678 6,406,985,557 紙製容器包装 - 5,177,521 72,994,066 154,407,600 160,451,988 139,261,256 173,843,857 216,396,471 プラスチック製容器包装 - - - - - - - - 合計 4,501,337,896 1,422,201,766 4,167,302,128 8,639,512,691 8,087,453,429 7,033,423,142 10,368,242,107 6,623,745,815

※ 「-」表示については、有償入札が認められていないため、拠出もありません

 

 

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環境省「平成23年度 廃ペットボトルの輸出等市町村における独自処理に関する実態調査」結果 2012年12月07日


例えば、

23区 容リ法指定法人ルート 平成28年度下期 再商品化事業者落札結果(PETボトル) 2016年08月17日 09時14分48秒 | 東京23区のごみ



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