■ 6市町の広域ごみ施設 候補地飯谷町に決定
徳島新聞 2016年11月19日
徳島、小松島両市と石井、勝浦、松茂、北島の4町が広域ごみ処理施設の建設候補地を、徳島市飯谷町枇杷ノ久保にある民間業者の採石場の跡地に決めたことが17日、分かった。6市町の首長が今月初旬に合意した。徳島市は市議会12月定例会に報告した後、説明会を開くなどして地元住民の理解を得ていく方針。
ごみ処理施設の候補地は、採石事業を行う「旭鉱石」(同所)と地権者3人が所有する約15ヘクタールのうちの約10ヘクタールで、同社が採石を終えた跡地。同社はこの隣接地で、一般・産業廃棄物の焼却やプラスチックごみのリサイクル事業を行っている。
候補地の選定を巡っては、徳島市が採石場跡地を含む6カ所、小松島市が1カ所の計7カ所を提案した。
徳島市は9~10月、学識経験者や市幹部の計7人でつくる選定委員会を設けて▽地震や津波の影響を受けにくい「安全・安心の確保」▽周辺道路の混雑が少ない「環境への配慮」▽土地の造成費にどの程度必要かといった「財政運営」-の三つの観点から6カ所を採点し、飯谷町の採石場跡地を候補地に決めた。小松島市も同様の方法で1カ所を採点した結果、採石場跡地の評価が上回った。
候補地を購入するか賃借するかは決まっておらず、徳島市が旭鉱石などと協議を進める。 ... ... ... ...