■ ダイオキシン汚染物撤去 神戸市が残業代請求へ
神戸新聞-2016年10月4日
大阪府能勢、豊能町でつくる豊能郡環境施設組合がダイオキシン類を含む汚染物を神戸市に無断で同市西区の最終処分場に埋め立て、その後撤去した問題で、神戸市が組合に請求する市環境局職員の残業代などが、最大で約300万円になることが4日、分かった。
市によると、請求するのは職員の残業代のほか、処分場で行った放流水と大気の検査や、西区で開いた住民説明会にかかった費用。近く組合と正式に協議し、請求額を決める。
神戸市は、組合と汚染物の撤去で合意した際、市が負担した費用を請求すると伝えていた。組合は「請求内容を確認してから対応を検討する」としている。
問題は7月6日に発覚。汚染物は8月31日に処分場から撤去され、豊能町の仮置き場に搬送された。撤去、搬送費用は全額組合が負担した。(若林幹夫)
■ 職員の残業代、住民説明会の経費払え ダイオキシン問題で神戸市 「きっちり請求したい」方針
産経ニュース-2016年10月4日
大阪府能勢、豊能両町でつくる豊能郡環境施設組合がダイオキシンを含む廃棄物を無断で神戸市の最終処分場に埋め立てた問題で、同市が、対応した職員の残業代や処分場周辺の環境影響調査費、住民説明会の経費など計約300万円を組合に請求する方針を決めたことが4日、分かった。
神戸市は「近く組合と協議し、きっちりと請求したい」と強調。組合は「請求内容について、神戸市の話をよく聞きたい」としている。
無断埋め立て問題は7月6日、組合が神戸市に伝えたことで分かった。市は速やかに撤去するよう求めたが、組合の対応が後手に回り、両者で合意した撤去期限を延長し、8月31日に豊能町の仮置き場への搬送を終えた。搬送費用は組合が負担した。