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【能勢ダイオキシン】廃棄物処理問題が争点の豊能町長選 元職の池田氏返り咲き (熱分解で完全無害化となるか?)

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■豊能町長選 大阪維新の元町議敗れ元職の池田氏返り咲き 廃棄物処理問題が争点
産経ニュース-2016年9月25日
 ダイオキシンを含む廃棄物処理問題を抱える大阪府豊能町で25日、任期満了に伴う町長選の投開票が行われ、無所属元職の池田勇夫氏(77)が、大阪維新の会新人で元町議の野村剛志氏(47)、無所属新人で自治会長の高橋重徳氏(68)、無所属新人で元町議の西川隆夫氏(80)の3人を破り、町のかじ取り役に返り咲いた。当日有権者数は1万8356人。投票率は53・76%(前回50・63%)だった。

 最大の争点ともなった廃棄物処理問題をめぐって、池田氏は「町内に処理施設を設け完全無害化を目指す」と主張してきた。

 廃棄物処理問題に関して、豊能郡環境施設組合と府は8月、ダイオキシンが漏れないよう適正にコンクリート固化されており、「現状においても最終処分は可能」と結論づけたが、池田氏は「安全ならなぜこんな大問題となるのか。埋めても風評被害は続く。完全無害化しかない」と主張。熱分解によって無害化処理する施設を、地元住民と協議した上で町内に設置すべきだとの訴えを住民は支持した。

 しかし、処理施設の設置費用は6億5千万円以上との概算もあり、「自ら国、府に協力のお願いに行く」とするほかは予算措置のめどは立っていない。

 問題の解決は、地元の農作物の風評被害を防ぐ意味でも不可欠で、一連の失態を演じた組合の信頼回復に向け、元職としての豊富な経験を生かしながら迅速な対応が求められる。(吉村剛史)


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