グラフは「Environment at a Glance 2015 OECD INDICATORS」から作成
昨日、swissinfo.chの「スイスのリサイクル率、世界一は本当?」の記事の中に、、、
2013年のOECD加盟国のリサイクル率トップテンの紹介があったので、その元ソースから
OECD加盟34ヵ国すべてのリサイクル率などをグラフにしてみた~
それにしても日本のリサイクル率はハズカシイ、、、34ヵ国中の下から数えた方がはやい、、、
ギリシャ、イスラエルと並んで19%なのだが、、、
なぜか日本のデータは19%、71%、6%、1%で合計が100%にならない
埋立回避は1%で素晴らしいのだが、、、ダントツの焼却率
Recycycling and compostingは「リサイクルと堆肥」
lncineration with energy recoyerは「焼却とエネルギー回収」
lncineration without energy recoveryは「焼却(エネルギー回収なし?)」
Landfillは「埋立」としたが、、、without はエネルギー回収がなしということでいいのだろうか?
元データは、下記の表
Table 1.12. Munidpal waste disposal and reaovery shares,2013 or latest
OECD加盟各国の総ごみ量なども探してみよう、、
とりあえず~
日本の廃棄物処理は、焼却至上主義から脱していないどころか、廃棄物発電で焼却率は年々上昇傾向、、
最新のデータで、リサイクル率は20.6%、
1.ごみの排出・処理状況
(1)ごみ排出の状況:ごみ総排出量、1人1日当たりのごみ排出量ともに減少。
・ごみ総排出量 4,432 万トン(前年度 4,487 万トン )[ 1.2 % 減 ]
・1人1日当たりのごみ排出量 947 グラム(前年度 958 グラム )[ 1.1 % 減 ]
(参考:外国人人口を含まない場合 963 グラム、前年度 972 グラム [ 0.9 % 減 ])
(2)ごみ処理の状況:最終処分量は前年比5.3%減少。リサイクル率は横ばい。
・最終処分量 430 万トン(前年度 454 万トン )[ 5.3 % 減 ]
・減量処理率 98.7 % (前年度 98.6 %)
・直接埋立率 1.2 % (前年度 1.4 %)
・総資源化量 913 万トン(前年度 927 万トン )[ 1.5 % 減 ]
・リサイクル率 20.6 % (前年度 20.6 %)
長年、環境省のまとめをみているが、確かにごみの総量が減ってきているのは目に見えて分かる。
しかし、ごみの焼却量は減っているものの、焼却率として減少するわけでもなく、逆に増えてきている。
プラスチック類を焼却する自治体が増えてきた結果か、
平成26年度の直接焼却率は80.0%(平成25年度は79.6%)
関連(本ブログ)
■環境省 日本の廃棄物処理 平成26年度版(平成28年3月) 2016年03月27日
EU諸国は2012年リサイクル率が42%に~
(2013年もどこかにでているのだろうが、、)
関連(本ブログ)
■EU加盟各国の一般廃棄物の処理状況 (2012年) 埋立回避はどのように~ 2015年11月07日
参考記事
■ スイスのリサイクル率、世界一は本当?
swissinfo.ch-2016年9月12日
(抜粋)