■ダイオキシン 元職員側、市の求償拒否◇高島市長に回答 対象選定「不公平」
読売新聞 2016年8月26日
高島市のごみ焼却施設が7年間、国の基準値を超えるダイオキシン類を含 んだばいじんを出していた問題で、市が事態収拾にかかった費用の一部計715万円を関係職員9人、元職員12人に請求したのに対し、元職員12人は、連名 で「払う意思はない」との回答書を福井正明市長宛てに提出した。提出は19日付。
市の請求は、職員に故意または重大な過失があった場合、償いを 求めることができると規定した国家賠償法に基づくが、実際に求償に及ぶケースは全国でもまれ。元職員側は「故意や重過失ではない」と反論しており、元職員 の一部は、求償対象の選定が「不公平」とも指摘している。
市は、今月末までに支払いがなければ、法的手続きに入るとしており、元職員側も訴訟を覚悟して弁護士との協議を進めている。市が訴訟を起こす場合は、議会の承認が必要になるとみられている。求償に反対する議員も少なくなく、市政の新たな火種になりそうだ。
一方、「市民運動ネットワーク滋賀」など二つの市民団体は25日、市の求償行為に対する公開質問状を福井市長宛てに出した。
2団体によると、元市長や前市長はじめ問題が起きた年度の管理責任者が求償対象からはずれているほか、部長経験者も求償されたのは1人だけと不公平で、求償対象者を選んだ「具体的な判断基準を示せ」としている。
担当職員の責任は重大ではあるが、、、
担当職員などに損害賠償請求をするという高島市の姿勢に驚く、
高島市の廃棄物処理体制がこういう結果を招いたのでは、、
責任はみんな現場に押しつけて、恥ずかしくないのかな~
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