東京都環境局「都内におけるPCB廃棄物等の保管・使用・処理状況」より
東京都環境局のHPで、「都内におけるPCB廃棄物等の保管・使用・処理状況(平成26年度)」平成27年3月末現在が更新されている。
昨日、環境省HPでPCB廃棄物の保管等の届出の全国集計結果の平成25年度、平成26年度の報告がでていたので、、東京都分のグラフも更新した。
東京都環境局 2016.03.28
都内におけるPCB廃棄物等の保管・使用・処理状況を更新しました(207 KB)
JESCOのPCB廃棄物処理、東京都内分の処理はほぼ終了か?(安定期や汚染物を除く)
昨年の東京ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業環境安全委員会を傍聴したとき、『東京都内分の処理は90%終了』という話があったので、それから1年以上経過しているので、ほぼ東京都内分のトランスやコンデンサのPCB処理は終了したとおもっていいのだろうか?もちろん安定期や汚染物を除くではあるが、、、 とりあえず、平成2 7 年3月末の保管量などもどんどん少なくなっているので、、、あともう一息か、、、
都内分がどうなっているのかはとても気になっていたので、、一日も早く終了してほしいと思う。
しかし、当初の計画では、都内分は、2011年3月には処理が完了ということだったので、あまりにも遅すぎるのではあるが、
安全に、確実に進めていくしかないのだろうから仕方がない。
これからは未登録者、未届け出者の掘り起こしをしなければ、、処理完了間近になって出てきても困るので、
以下、「都内におけるPCB廃棄物等の保管・使用・処理状況」からグラフ作成
☆PCB廃棄物の保管等の届出事業者数
東京都の「都内におけるPCB 廃棄物等の保管・使用・処理状況」では『平成 2 6 年 3 月末からの保管・使用量の増減原因は主に、「①処理施設へ搬入、②使用から保管への移行、③ 都道府県間の移動、④新規届出」によるもの』となっている。
●高圧トランス(台)
●リアクトル(台)
●高圧コンデンサ(台)
●放電コイル(台)
●PCB含有油(リットル)
●照明用安定器安定器(個)
JESCO東京事業所、事業開始当初は安定器の受入もしていたが、
早々のトラブル続きで受入停止となってしまった。
東京事業所エリアの安定器等は、今後は、JESCOの北海道事業所で処理を行う。
●その他小型機器その他の機器等(個)
●感圧複写紙(Kg)
●PCB汚染物(Kg)
●ウエス(Kg)
●柱上トランス(台)
JESCO東京事業所、
柱上トランスの絶縁油処理は(低濃度PCB)
平成25年6月24日に予定計画量に到達し無事終了(平成17年11月処理開始以来、約7年8か月)
、、、、ということであったが、では、この平成26年、27年3月末時点での保管や使用料はどう見ればいいのか???
高濃度PCB、低濃度PCB、微量PCBと混同しているのだろうか?
●柱上トランス油(リットル)
●微量PCB 含有機器(リットル) (油量換算)
●微量PCB混入高圧トランス(台)
●微量PCB混入高圧コンデンサ(台)
都内の微量PCB混入のトランスやコンデンサの保管や使用の届け出も、増えてきている様子が分かる。
しかし、都内での東京臨海リサイクルパワー(TRP)の処理は絶縁油のみ、TRPでの処理実績も、地域委員会で報告されるが、ほとんどが東電分。
民間事業者の保管分はなかなか進んでいないようだ。全国各地に微量PCB処理施設の認可は増えてきているが、なにしろ膨大な量の機器が該当する可能性があり、使用・保管事業者の負担での処理もたいへんなことである。
●微量PCB混入油 (リットル)
関連(本ブログ)
■PCB特別措置法に基づくPCB廃棄物の保管等の届出の全国集計結果(平成25年度、平成26年度)について 2016年08月22日
■PCB特別措置法に基づくPCB廃棄物の保管等の届出状況(東京都内の集計結果 平成26年3月末) 2015年03月25日