環境省のホームページで「PCB特別措置法に基づくPCB廃棄物の保管等の届出の全国集計結果」が公表されている。
なんと平成25年度と平成26年度の2年分がまとめていまごろ、、
いつも思うのだが、、JESCOの処理の進み具合と連動させて、、年度毎、月ごとの処理量と保管量などがデータで読み取れるデータシステムなどできないものかと、、なにせ、全国集計というのは時間がかかりすぎる。今、平成26年3月31日現在、平成27年3月31日現在の集計結果なので、、26年度も、27年度も、PCBの処理は少しは進んでいるのだから、、、
目に見えるほど、,,年々確実に保管量が減ってきていることが読み取れればいいが、、しかし、まだまだ使用中も多い。
届出のないものもどれくらいあるのか、、、これから掘り起こし調査、、
☆環境省「PCB特別措置法に基づくPCB廃棄物の保管等の届出の全国集計結果(平成25年度)について」より転載
これまでの届け出状況をグラフにした~
あまり意味はないのだが、単純に、使用中が保管中に移り、保管中が処理完了と、明確に数字で終えないのが残念、
おおまかな、処理されたであろう推移は分かるので、、、しかし、確実にそれらは処理されたといえるのかどうかは?
また、機器によっては、年々届出数が増えてきている様子も分かる。こんな状態で、
処理期限間近になって、どっと未処理の機器が出てきても、もう処理期限の延期はできない、、
届け出のない機器、不法投棄される機器,不適正処理される機器、
それらは、あまりにも長い保管期間がもたらした結果なのか、
例年、3月末日頃に、JESCOの「ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業検討委員会」が開催される。
そこで、全国5か所のJESCO事業所の各事業の進捗状況も報告される。
今のところ最新は、平成28年2月末までの処理累計
●JESCO年度別処理実績
☆平成27年度ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業検討委員会「平成27年度における操業中の各事業の進捗状況について」から作成
●高圧トランス
処理は進んで保管量も減っている~
●高圧コンデンサ
処理は進んで保管量も減っている~
●低圧トランス
●低圧コンデンサ
●柱上トランス
平成25年度の柱上トランスは、これまで届け出漏れか?
使用中は電力会社ひとくくりで記載しているので、どこの地域のものかは不明
●安定器
●PCB 抜油したもの?
●PCB含む油
●感圧複写紙
●ウエス ウエス保管量も増えている、26年度は処理が進んだのか?低濃度認定施設?
●汚泥
●その他の機器等
微量PCB汚染廃電気機器等はその他の機器等に含まれている。
まだまだ届出は一部に限られているのか、その機器に微量PCBが含まれているかどうかの分析も実施していないのが実情であろうか?!
微量PCB汚染廃電気機器等の推定台数は~
トランス等コンデンサ:約160万台
柱上トランス:約291万台
OFケーブル:約1400km
☆環境省「微量PCB汚染廃電気機器等について」より
重複している事業者も多いだろうが~
●PCB廃棄物の保管事業所数・使用事業所数(平成20年3月末から25年3月末の比較)
●PCB廃棄物の保管事業所数・使用事業所数
関連(本ブログ)
■環境省 PCB特別措置法に基づくPCB廃棄物の保管等の届出の全国集計結果について(平成25年3月31日現在) 2015年03月05日