■中国:農村部ごみ問題、年間1.5億トンの半分が処理されず放置
newsclip.be-2016年6月22日
中国の農村部では、住民が出すごみをいかに処理するかが大きな問題となっている。インフラや衛生管理システムが整っていない農村では、ごみはごみ捨て場に 山積みにするか、埋めるかといった方法が一般的。年間に農村部で出る1億5000万トンのごみのうち、半分は適切に処理されず、異臭が漂い、雨が降れば環 境がさらに悪化するといった状態だ。央視網は19日、農村のごみ処理対策で一歩先を行く2地域の例を紹介した。
分別や回収のシステムが整っていない中国の農村部では、ごみの処理率が50%にとどまっている。これに対して都市部のごみ処理率は90%以上で、ごみの分別処理の取り組みも広がってきた。
こうした中、山東省鄒城市の小莫亭村では、地域で出るごみを集めて都市部の処理場に運ぶ対策をとっている。村内に50~60カ所設けたごみ箱に入れられた ごみを毎日、係員が回収し、輸送車に乗せて処理場まで運ぶ。住民に負担をかけないため、鄒城市はこの処理対策に年4000万人民元(約6億3000万円) の予算を充てている。村民1人当たりが1日に出すごみの量は平均420グラムで、村民1人当たり1日分の処理費用は0.18人民元という計算だ。
ただ、農村部のごみをそのまま都市部に運び、処理するだけでは、都市部の処理場の負担が膨らむばかりとなってしまう。こうした問題を解決するため、浙江省 金華市の鎖園村では、住民にごみを「腐るもの」と「腐らないもの」に分類してもらっている。「腐るもの」は村の堆肥化施設で2カ月をかけ、有機肥料へと変 える。「腐らないもの」のみを都市部の処理場に運び、処理してもらうことにより、運ぶごみの量は分類前に比べて80%減ったという。当初はごみの分類方法 がこれよりも複雑だったが、「腐るもの」「腐らないもの」と分かりやすくしたことで分類される量が増えた。
【亜州IR】
村民1人当たりが1日に出すごみの量は平均420グラムといえども、,,
なにしろ口が多いので、、、
農村部で出るごみが年間1億5000万トンであれば、、、
中国全体ではどれくらいのごみ量になるのか、,,見当もつかないが、、
「2010年、中国における都市生活ごみの運送量は前年比0.5%増の1億5,805万トン」や「中国がごみ排出量(年間3億トン超)世界一」という記事もあったので、農村部で年間1億5000万トンも、そんなものかもしてないとはおもうが、、
世界のごみ排出量はなかなか比較はしにくい、
日本でいうところの一般廃棄物や産業廃棄物のくくりと違っている場合も多いので、
ちなみに日本のごみ排出量は、
平成25年度総排出量(2013年年度)
一般廃棄物 : 4,487万トン(前年度 4,523 万トン )
(1人1日当たりのごみ排出量 958 グラム )
産業廃棄物 : 約3億8,470万トン(前年度約3億7,914万トン)