■「古紙回収ボックス」開発・市と市内企業が共同で
東武よみうり 2016年6月14日
越谷市はこのほど、市内企業と段ボール製のオリジナルの「古紙分別回収ボックス」を共同開発した。幅32㌢、奥行き34㌢、高さ17㌢とコンパクトな回収ボックスで、段ボール製のためリサイクルが可能で、重ねて使用もできてスペースをとらない”優れもの”だ。
同市は、2013年3月に策定した「ストップ温暖化【越谷市率先実行計画】」に基づき、市役所の事務作業では、古紙類の使用量削減を推進するなど温室効 果ガス削減に向けた取り組みを行っている。また、市内企業31社からなる団体「オフィス・ペーパー・リサイクル越谷」(事務局・ポラス株式会社)でも、オ フィスから発生する古紙の効率的回収による資源化への取り組みを進めている。
今回、同市と同団体は古紙類の効率的回収、用紙類の再使用をさらに推進するため、市内の段ボール製造会社「株式会社オークマ」(大熊正行代表取締役)と 回収ボックスを共同開発した。同ボックスは「裏紙」「両面使用済み用紙」「新聞紙」「パンフ・上質紙」「上質紙」と前面に印刷され、5種類に分別できる。
1個のボックスで用紙約500枚が入る。価格も1個あたり、235円と経済的だ。
今年度、同市は庁舎内の各フロアに計65個を設置し、さらに拡大する予定。
同市環境政策課は「コストがかからず、古紙再生ができるので、市内外の自治体や企業に向け、PRしていきたい」としている。
越谷市
1.市内企業との古紙分別回収ボックスの共同開発について(環境経済部環境政策課)