■ 10月から事業方式検討/基本計画素案は11月策定/立川市の新清掃工場
日刊建設通信新聞 (会員登録) 2016年6月15日
東京都立川市は、新清掃工場の基本仕様などを定める整備基本計画の策定作業を本格化させる。5月に設置した基本計画検討委員会(委員長・荒井康裕首都大学 東京大学院准教授)を中心に、施設規模やごみ処理システム、防災や環境学習機能などを検討し、事業方式については10月に検討する予定。11月下旬に基本 計画(素案)を策定し、パブリックコメントなどを経て、2017年2月下旬に基本計画(原案)をまとめる。
清水庄平市長は、9日の定例会見で「生活環境影響調査や土壌調査の各種環境調査なども行いながら、22年度稼働に向け取り組んでいく」との積極姿勢を示した。
同委員会は、学識経験者、専門家各2人、関係団体など6人、公募市民3人と、行政2人の計15人で構成。7日の第2回会合では、計画目標年次(22年 度)の計画処理量をもとに、施設規模の妥当性を検討。環境保全対策として、排ガス、騒音、振動、悪臭の公害防止基準値について検討し、生活環境影響調査・ 予測項目の選定などを行った。7月の第3回では、ごみ処理システム決定に向けた検討事項の評価項目の設定について協議する。9月からは、災害時の非常用設 備や防災備蓄品の整備など防災機能、環境学習機能や市民の交流の場となるような機能について検討する。
10月からは、事業方式やごみ処理システムについても検討する。事業方式は、▽公設公営方式▽公設+長期包括責任委託方式▽公設民営方式(DBO方 式)▽民設民営方式(PFI方式)--の中から選定する。ごみ処理システムの検討では、焼却方式の場合は焼却灰、灰溶融炉方式やガス化溶融炉方式の場合に は溶融スラグが発生するため、各方式での処理残さの処分方法についても議論した上で決めていく考えだ。
続きは~
立川市 第2回会合(6/7)の資料等の公開はまだ~
第1回新清掃工場整備基本計画検討委員会を開催しました 関連ファイル 第1回新清掃工場整備基本計画検討委員会次第(PDF:31KB) 配布資料資料-1「新清掃工場整備基本計画検討委員会委員名簿」(PDF:55KB)
資料-2「立川市新清掃工場整備基本計画検討委員会設置要綱」(PDF:63KB)
資料-3「新立川市清掃工場(仮称)の基本的な考え方」(平成27年12月立川市)(PDF:544KB)
資料-5「新清掃工場の整備スケジュール(案)」(PDF:128KB)
資料-6「委員会の進め方及び今後のスケジュール(案)」(PDF:86KB)
資料-7「検討対象とするごみ処理システム」(PDF:219KB)
「議事要旨」については、まとまり次第公開します。