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指定廃棄物問題 那須塩原で再測定作業開始 環境副大臣が市長訪問/栃木

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産経ニュース「指定廃棄物の試料採取 栃木県で初、再測定」より転載
井上環境副大臣、マスクなしでもOKとアピールしているのか?


栃木県でも指定廃棄物の放射性物質濃度を再測定を始めたようだ~
井上環境副大臣が立ち会っての、那須塩原クリーンセンターでの指定廃棄物となった焼却灰からの試料採取、
那須塩原クリーンセンター、平成23年7月の飛灰セシウム濃度は、48,600 Bq/㎏、、←どの程度減衰しているものか?
栃木県は、廃棄物処理施設の焼却灰、上下水道の焼却灰等の他に、農林系の指定廃棄物も8,137トンある。平成28年3月31日時点で栃木県の合計指定廃棄物数量は13,533.1トンとなっている。

■ 指定廃棄物問題 那須塩原で再測定作業開始 環境副大臣が市長訪問
産経ニュース 2016年6月10日
  福島第1原発事故で発生した放射性物質を含む指定廃棄物の放射性物質濃度を再測定するため、環境省は9日、那須塩原市蟇沼の那須塩原クリーンセン ターにある約1700トンの中から試料の採取作業を開始した。県内での作業着手に先立ち、井上信治環境副大臣は同市役所を訪ね、風評被害に配慮し、費用全 額を国が負担することなどを君島寛市長に説明、再測定への理解を求めた。
 同センターで、井上副大臣は再測定委託業者の試料採取作業に立ち 会い、係員から測定作業の説明を受けた。センターでは、係員が指定申請時から保管されているフレコンバッグ40袋から再測定用の試料を取り出した。指定基 準は1キロ当たり8千ベクレル超。時間の経過に伴い濃度が自然減衰するため、環境省は再測定を決めた。
 同省は5月23日、市町長を集めた 会議で、指定廃棄物が保管されている県内約160カ所のうち、再測定箇所を40カ所程度に絞る方針を打ち出している。公共施設は全てで再測定、数が多い農 家などは風評被害を避け、作業が分からないような場所を選んで再測定するとしていた。
 視察後、井上副大臣は、当初予定の5月末の作業開始が遅れたが、9月をめどに測定結果をまとめる方針に変わりないことを明らかにした。
 また、君島市長との面会では、市町長の会議で要望が出た再測定の相談窓口を同省関東地方環境事務所(さいたま市中央区)に設置することを説明した。

一方,宮城県の登米市の布施孝尚市長は、
再測定しても、「指定廃棄物として扱うことに変わりはない」と指定解除の考えがないことを強調とか、、

■<汚染稲わら>国の再測定「減衰断定できぬ」
河北新報 2016年6月10日
 宮城県登米市の布施孝尚市長は9日、東京電力福島第1原発事故で生じた市内で一時保管する汚染稲わら2235トンについて、「指定廃棄物として扱うことに変わりはない」と指定解除の考えがないことをあらためて強調した。
  市議会6月定期議会の一般質問で答えた。環境省は県内で放射性濃度を再測定した結果、国の基準値(1キロ当たり8000ベクレル)を上回る指定廃棄物は3 分の1以下に減ったとしている。布施市長は、国の調査と県などの調査とで稲わらのサンプルが違うことから、「単純に全ての稲わらの3分の2が基準値を下回 るまで減衰したとは断定できない」と述べた。
 指定廃棄物の指定解除には、国と保管する自治体の合意が必要となる。


福島第一原発事故直後は、廃棄物焼却施設の焼却灰等の放射能濃度測定はどこもおこなっていなかった。
その後のセシウム測定結果をみれば、,,事故直後は相当のセシウム濃度があったと思えるが、,,
何十万ベクレルであれ、何百万ベクレルであれ、通常どおりの焼却灰として埋立処分場に搬入して処理していたのだが、、

平成23年6月に23区清掃一組が焼却灰等の放射能濃度測定を実施しその結果を公表することで、環境省は、廃棄物処理施設のセシウム濃度測定をおこない、「16都県の一般廃棄物焼却施設における焼却灰の放射性セシウム濃度測定結果」をとりまとめ公表した。

8,000Bq/Kgの線引きをして、国が責任を持って処理するとした「指定廃棄物」
とっくに5年が経過しても、、、いまだにフレコンバッグに入れてあちこちに仮置きのまま、、、
あげく、5年も経過したのでセシウム濃度も減衰しているだろうから再測定ではね、、、
国の責任なし崩し、再測定後、8,000Bq/Kg以下のものは指定解除で通常処理に切り替えではね、なんとも、、

指定廃棄物最終処分場の適地などないのだから、、、
環境省の対応をみていると、ダラダラこの状態を引き延ばし、
このさきも、、、延々と、仮置きを続け、、、全てを指定解除とする戦略か、、、
なんともやるせない、福島原発事故による放射能汚染、環境省の責任、、



指定廃棄物の数量(平成28年3月31日時点)

千葉県の指定廃棄物は、先日、「24トン指定廃に追加 八千代の調整池汚泥 【汚染焼却灰】」という報道があった。

 

廃棄物処理についての各県の取組み 宮城県における取組み 平成28年4月25日井上環境副大臣が宮城県栗原市を訪問し、同市内の未指定廃棄物(放射性物質汚染対処特措法に基づく指定を受けていない、放射能濃度が8,000 Bq/kgを超えているとされる廃棄物)の放射能濃度の測定のための試料採取を行いました(佐藤栗原市長、宮城県職員同行)。 福島県における取組み 茨城県における取組み 栃木県における取組み 平成28年6月9日井上環境副大臣が栃木県那須塩原市を訪問し、君島那須塩原市長と面会しました。
その後、那須塩原市内にある指定廃棄物の放射能濃度の再測定のための試料採取作業に立ち会いました
群馬県における取組み 千葉県における取組み

 


環境省平成23年8月29日発表分
16都県の一般廃棄物焼却施設における焼却灰の放射性セシウム濃度測定結果[PDF:1,039KB]

 
関連(本ブログ)
16都県の一般廃棄物焼却施設における焼却灰の放射性セシウム濃度測定結果 2011年08月31日

栃木県8,000Bq/Kgを超えた施設 3 施設


8,000Bq/Kgを超えた施設のみ抜粋
8 日光市 日光市クリーンセンター
 7月13日 飛灰 16,050 Bq/㎏
10 那須塩原市 那須塩原クリーンセンター
 7月5日 飛灰 48,600 Bq/㎏
12 那須地区広域行政事務組合 広域クリーンセンター大田原
 7月6日 飛灰 13,580 Bq/㎏

 




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