武蔵野市 新武蔵野クリーンセンター(仮称)建設事業説明会「説明会資料(PDF 8.8MB)」より
■ 【松本真由美の環境・エネルギーDiary】おしゃれな新型清掃工場(1/5ページ)
SankeiBiz 2016年6月6日
■災害時に力
東京都武蔵野市(人口約14万人)は、「住みたい街ランキング」にもよく登場する「吉祥 寺」を擁する都会のベッドタウンで、緑豊かな環境に恵まれています。市内唯一の清掃工場(ごみ焼却施設、不燃・粗大ごみ処理施設)が建て替えられ、周辺環 境と調和した美観を備えながら、災害時には地域エネルギー供給拠点にもなる施設として生まれ変わります。
◆美術館のような外観
1984年に建てられた清掃工場が建て替え時期を迎え、2013年10月から「新武蔵野クリーンセンター(仮称)」(敷地面積1万7000平方メートル) の建設工事が、現施設の東側で進められています。新工場は来年4月から本格稼働し、19年6月に煙突改修工事と新管理棟の工事が終わると再整備が完了する 予定です。
一般的に清掃工場(ごみ処理施設)というと、市町村の中心部から離れた場所に建てられることが多いのですが、武蔵野市の清掃工場は市の中心部、市役所本庁舎と道路を挟んだ隣に建てられ、周囲に住宅地が広がる環境にあります。
武蔵野市環境部クリーンセンター・新クリーンセンター建設担当主任の神谷淳一氏にこれまでの経緯をうかがいました。
2017年(平成29年年)4月稼働予定の「新武蔵野クリーンセンター(仮称)」
武蔵野市のホームページでも建設工事の状況など詳しくでている~
武蔵野市
(仮称)新武蔵野クリーンセンター建設計画
新武蔵野クリーンセンター(仮称)の自立・分散型地域エネルギー供給システムが「先進エネルギー自治体大賞」の優秀賞を受賞しました。
「先進エネルギー自治体大賞」とは、国土強靭化を推進する一般社団法人レジリエンスジャパンにより創設された制度で、先進エネルギーで先駆的な取組を行っている自治体を表彰するものです。
平成28年2月2日に開催された「先進エネルギー自治体サミット」において、ファイナリストとして武蔵野市長がプレゼンテーションを行い、平成28年3月15日に開催された「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2016」において、表彰を受けました。
新武蔵野クリーンセンター(仮称)はごみ発電設備だけでなく、ガスコージェネレーション設備も設置し、電気と蒸気を発生させることができます。クリーンセ ンター内で使用するほか、災害時においても、災害対策本部となる市役所、緊急物資搬送拠点となる総合体育館、地域支え合いステーションとなる緑町コミュニ ティセンターへ供給することができます。