■指定廃棄物再測定、「処理遅れを懸念」 知事が会見で
下野新聞-2016年4月13日
福田富一(ふくだとみかず)知事は12日の定例記者会見で、国が本県で予定している指定廃棄物の放射能濃度再測定について「測定が長期間にわたる懸念があ る。処理が遅れてしまうのではないか」と警戒感をあらわにした。環境省幹部は、取材に対し「不安は前から聞いており、再測定は配慮しながら実施したい」と した。
本県では、保管場所が160カ所と他県より広範囲にわたる。さらに量の6割を占める稲わらなどの農林系廃棄物については、覆土などによる流出防止策を講じており、再測定には土中から廃棄物を取り出す作業も必要で、大がかりな作業になりそう。
福田知事は、再測定の実施方法について、一時保管者や地元市町の意向を踏まえて国と協議する考えを強調した。
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