☆グラフは環境省「産業廃棄物処理施設の設置、産業廃棄物処理業の許可等に関する状況(平成25年度実績)」より作成
環境省のホームページで、産業廃棄物処理施設の設置、産業廃棄物処理業の許可等に関する状況(平成25年度実績) が公表された。平成26年4月1日現在で、中間処理施設数は18,691施設、最終処分場は1,880施設とのこと。
また、12月に公表された、産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成25年度実績)からみても、産業廃棄物の量は、一般廃棄物に比べて膨大にあるということがわかる。
一般廃棄物と産業廃棄物の比較
平成25年度総排出量
一般廃棄物 : 4,487万トン(前年度 4,523 万トン )
産業廃棄物 : 約3億8,470万トン(前年度約3億7,914万トン)←一般廃棄物の約8.6倍
平成25年度焼却施設数
一般廃棄物焼却施設:1,172施設
産業廃棄物焼却施設:3,251施設
環境省 2016年4月8日
産業廃棄物処理施設の設置、産業廃棄物処理業の許可等に関する状況(平成25年度実績)について
環境省では、産業廃棄物行政を推進する上での基礎資料を得るため、産業廃棄物処理施設の設置及び産業廃棄物処理業の許可等に関する状況、広域的処理認定業者による産業廃棄物の回収状況等並びに産業廃棄物の最終処分場の残存容量等を把握するための調査を実施しております。
今般、平成25年度実績を取りまとめましたので公表いたします。
3.行政処分等の状況(平成25年度実績)
詳細は~
添付資料 産業廃棄物行政組織等調査報告書(平成25年度実績) [PDF 6.9 MB] 産業廃棄物処理業の許可等に関する状況 [PDF 409 KB]
グラフで比較をしてみたものの、
施設の規模や稼働状況など関係なく,単に施設の設置数なのであまり意味はないのだが、、、
とりあえず、産業廃棄物の発生量が多いので、処理施設も多いということはよく分かる
産業廃棄物処理施設(中間処理施設数)、
全国18,691施設のうち、いちばん多いのは、木くず又はがれき類の破砕施設の 9,615施設(51%)
そのうち焼却施設は、
汚泥の焼却施設 623、廃油の焼却施設 664、廃プラスチック類の焼却施設 755、その他の焼却施設( 汚泥、廃油、廃プラスチック類、PCB を除く) 1,185施設
●焼却施設のみ抜粋
産業廃棄物処理施設 中間処理施設 施設数
●産業廃棄物の最終処分場は1,880施設
●焼却施設の許可数は年々減少傾向ではあるが~
焼却総量や施設規模は??
●都道府県別でみると、中間処理施設数は北海道、静岡、愛知、福岡が多い、、
焼却施設だけをみると、北海道、千葉、神奈川、静岡、愛知、兵庫も設置数は多い
●都道府県別でみると、最終処分場は北海道、静岡が多い、、
参考
東京都環境局↓↓ 汚泥の焼却施設等除く、
■産業廃棄物の焼却施設一覧(平成21年4月1日更新) 16施設
23区内の産業廃棄物の焼却施設と処理能力 抜粋
(株)シンシア(品川区):130t/日
(株)櫻商会(大田区):5t/日
日本衛生(株)(足立区):7.7t/日
東京臨海リサイクルパワー(株)(江東区):550t/日、100t/日
前田道路(株)(江東区):95t/日
(株)協和メディカル(足立区):1.09t/日
関連(本ブログ)
■産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成25年度実績)、総排出量3億8,470万トン(約6百万トン増加)2015年12月22日
■環境省 日本の廃棄物処理 平成26年度版(平成28年3月) 2016年03月27日