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福島の汚染土壌等、技術開発で8000Bq/Kg以下は公共事業で再生利用=最終処分は9割減?

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環境省「資料3 減容処理後の浄化物の安全な再生利用に係る基本的考え方骨子(案)」より転載



中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会(第3回)を傍聴した~
環境省、今日の配付資料をもう公開している~

第 2回の委員会で、汚染土壌の再生利用を、セシウム濃度を8,000Bq/Kg以下とした場合と、3,000Bq/Kg以下とした場合で、最終処分量がどう なるかのプロファイルが示されたが、、、 今日の委員会で「減容処理後の浄化物の安全な再生利用に係る基本的な考え方骨子(案)」で、再生資材の濃度レベルは8,000Bq/Kg以下を原則となった。

しかし、福島第一原発事故による環境汚染、いくら最大約2,200万m3と推計されるからといえ、中間貯蔵事業もまともに推進していないとはいえ、30年後の最終処分の場所確保が大変とはいえ、本来貴重な資源である土壌とはいえ、盛土材等の構造基盤の部材に限定とはいえ、、やはり8,000Bq/Kg以下を再利用というのは納得がいかない。また、放射能以外の要求品質「ダイオキシン類1,000pg-TEQ/g以下」というのも、土壌の環境基準に適合させるということなんだろうが、、、なんだか、、

再生利用は全国の公共事業でということ、これから手引きなども策定するようだ~
いくら公共事業限定といえども、全国の自治体で簡単に受け入れるとは思えない、
環境省は、災害廃棄物の広域処理要請のように、また、交付金抱き合わせなどを考えるのだろうか?
災害廃棄物のときは、受入を検討しただけでも復興予算のばらまきだったが、、、
こんどは、なにしろセシウム8000Bq/Kg以下の汚染土だから、、、

■ 最終処分、9割減量も=福島の汚染土、技術開発で-環境省
時事通信 2016年3月30日
  環境省は30日、東京電力福島第1原発事故後の除染で出た福島県内の汚染土に関し、最終処分に向けた技術開発の戦略をまとめた。汚染土を放射性物質の濃 度別に分離する技術の確立などにより、最終処分量を「9割以上削減できる可能性がある」と指摘。今後10年程度で基礎的な技術開発を終え、最終処分地の具 体的な検討に入る方針を示した。
 福島県内の汚染土は、大熊、双葉両町の中間貯蔵施設で保管され、30年以内に県外で最終処分される。貯蔵量は最大2200万立方メートルと見込まれ、最終処分場に運び出すまでに量を減らす。
 戦略では、技術開発を通じ、汚染土を濃度別に分け、比較的濃度の低い汚染土は、道路などを整備する際の資材として再利用を促進。土壌の再利用は1キロ当たりの濃度上限値を8000ベクレルとするが、用途に応じ、より低く設定する。(2016/03/30-10:09)


中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会(第3回)
1.日時  平成28年3月30日(水) 10:00~12:00
2.場所  TKP赤坂駅カンファレンスセンター ホール13A
3.議題
(1)中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略(案)について
(2)減容処理後の浄化物の安全な再生利用に係る基本的な考え方骨子(案)について
(3)その他

中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会 配布資料・議事録 平成28年3月30日 中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会(第3回) 平成27年12月21日 中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会(第2回) 平成27年7月21日 中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会(第1回)


 


関連(本ブログ)
除染の土 “ 再利用 ” 環境省が方針案、除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会を傍聴した~ 2015年12月21日

汚染土壌の再生利用、セシウム濃度を8,000Bq/Kg以下とした場合と、3,000Bq/Kg以下にした場合で、最終処分量がどうなるかのプロファイル 
中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会(第2回)
資料3 減容処理技術の開発課題及び目標について」より

 

 

 



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