フランス最古の原発、ドイツが閉鎖を要求 仏当局は拒否

仏フェッセンハイムにある原子力発電所（2013年4月9日撮影、資料写真）。(c)AFP/SEBASTIEN BOZON
AFPBB「フランス最古の原発、ドイツが閉鎖を要求 仏当局は拒否」より転載

■フランス最古の原発、ドイツが閉鎖を要求 仏当局は拒否
AFPBB News-2016年3月5日

【3月5日 AFP】ドイツ政府は4日、隣国フランスに対し、独国境に近い仏フェッセンハイム（Fessenheim）にあるフランス最古の原子力発電所を閉鎖にするよう要求した。しかし、仏原子力当局は「安全性の点では閉鎖の理由は何もない」と一蹴した。

　1970年代に造られたフェッセンハイム原発1号機で2014年4月9日、2つある安全装置の1つで水漏れが発生し、一時的に原子炉をコントロールできなくなった。原子炉冷却システムへのホウ素投入が決断されたが、仏原子力安全局（ASN）の報告はホウ素投入に言及していなかったと報じられている。

　メディアは「西欧の原子炉でホウ素を使ってシャットダウンすることを余儀なくされた事例を私は他に知らない」という原子力安全の専門家マンフレット・メルティンス（Manfred Mertins）氏の発言も報じた。独メディアは、トラブルの規模が当初伝えられたものより大きかった可能性があると報じている。

　これを受け、ドイツのバルバラ・ヘンドリクス（Barbara Hendricks） 環境・建設・原子力安全相は「フランス政府に対しフェッセンハイムを閉鎖とするよう求める十分な理由があることが、この事故で再び示された」「私は、独仏 国境地帯に住む人たちが不安を抱えていると指摘してこれまで何度も閉鎖を求めてきたし、これからも求めていく」などと述べた。

　しかし、仏原子力安全局は「原子力保安の観点から見て、フェッセンハイム原発を閉鎖にする理由は一切ない」と回答。仏原子力安全局ストラスブール（Strasbourg）支局のソフィー・ルトゥルネル（Sophie Letournel）支局長は「政府がエネルギー政策に基づく決定として」閉鎖を決定する可能性はあるが、安全性の面から言えばフェッセンハイム原発は「全体的に要件を満たしている」と説明した。

　フランスは総電力の75％以上を原発に依存し、世界の原発推進勢力をけん引する存在。一方のドイツは、2011年3月の東日本大震災に伴う東京電力（TEPCO）福島第1原発事故でメルトダウンが起きた後、原発の段階的廃止を決定している。

　ドイツはルクセンブルクとともに仏カットノン（Cattenom）原発についても安全上の懸念を表明している。また、スイス・ジュネーブ（Geneva）地方は今月2日、隣接する仏アン（Ain）県にあるビュジェ（Bugey）原発について「故意に住民を命の危険にさらし、水を汚染している」として提訴した。(c)AFP/Frank ZELLER and Mathilde RICHTER

福島第一原発事故を起こした日本は、
原発推進、原発再稼働、老朽化原発まで稼働させようとしている、
あげく原発輸出まで、、、

日本がドイツと国境を接していれば、さんざんたたかれるのだろうが、
不幸なことに島国で、海を隔てた韓国の原発も度々故障やトラブルあるし、
台湾も中国の原発も、どうなっているのか実態はわからない、

そして、なにもなかったかのように、東京オリンピックを開催すると、、
復興のシンボルで,福島や被災地でのイベントもありえるのか、、

今もって、除染廃棄物や指定廃棄物のフレコンバッグは仮置き状態というのに、、、
海外からのお客さまにも、あの黒い袋の山積みをみせたいのだろうか、,,
狂った日本の政治うんざりする、

国が責任を持って処理するとした指定廃棄物ですら、
5年が経過しても、結果的に全くの手つかずで放置の状態

■米の原発の一時停止、鳥の「フン」原因か 電線に痕跡CNN Japan2016年3月5日

■韓国ハンビッ原発１号機が稼働中断、詳細な原因を調査中中央日報-2016/02/2

■ハンビッ原発1号機運転中断 放射能漏れ無しと発表 KBS WORLD Radio News-2016/02/26

■いま、ドイツ人が最も怖れるベルギー原発の「放射能問題」現代ビジネス-2016/02/18

■テキサスで原発建設許可＝米国初の改良沸騰水型—東芝ウォール・ストリート・ジャーナル日本版-2016/02/09 

■米･ニューヨークの地下水が、放射能漏れにより汚染 イランラジオ-2016/02/07 

■焦点：東芝子会社がインド原発受注へ、中ロ躍進で先行き懸念もBLOGOS-2015/12/24

■霊光ハンビッ原発２号機、遮断器故障で稼働中断＝韓国 中央日報-2015/08/08 

■【軍事ワールド】韓国原発「欠陥・事故」続出の恐ろしき実態…偽造部品 ...産経ニュース-2014/11/12