■鎌倉の家庭ごみ戸別収集 市長が当初計画断念
東京新聞-2016年1月28日
鎌倉市の松尾崇市長は二十七日の市議会全員協議会で、家庭ごみの戸別収集について、二〇一七年度から段階的に実施し、一八年十月までに市内全域で行うとの当初の計画を断念し、見直すことを表明した。
同市は、市内三地区で戸別収集をモデル事業として三年半余試験的に実施し、得たデータから戸別収集の全市実施で年約七百トンのごみ削減が可能と試 算。しかし、市議会が、戸別収集すると収集コストが最大四億円増えるとして、「七百トン削減のために四億円とは費用対効果が低すぎる」と反発した。昨年の 十二月定例会でモデル事業の期間延長をしないことを賛成多数で決め、戸別収集に事実上のノーを出していた。
松尾市長は関連予算案が市議会で通らないと判断。新年度一般会計当初予算案に関連予算を盛り込まないと明言した。松尾市長は「戸別収集をあきらめたわけではない」と説明している。 (草間俊介)
鎌倉市 2015年10月29日
●戸別収集の検証結果と今後の対応について
鎌倉市の場合、平成25年度のリサイクル率は48.5%(全国平均20.6%)
人口10万人以上の市で、平成16~20年度全国1位、平成21~25年度全国2位
家庭系ごみの有料化は平成27年4月から開始
リサイクル率は高いのだが、ひとりあたりのごみ総排出量は
平成25年度1,017g/人日と全国平均の958g/人日よりも多い、
多くの市町村では、戸別収集と有料化で減量効果をだしているが、
鎌倉市の場合、地域性、住民層、けっこう特殊なパターン
しかし、鎌倉市、可燃ごみの焼却量を減らすためにさまざまな努力をしている、
新焼却施設の建設計画中(平成37年度稼働予定)もあり、、、
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