建設予定地(手前)と現環境センター
タウンニュース「金田地区新ごみ施設 基本計画案を公表2月5日まで意見募集」より転載
■厚木版 金田地区新ごみ施設 基本計画案を公表2月5日まで意見募集
タウンニュース 2016年1月15日
市内金田地区にある現環境センター北側水田を建設予定地としている新ごみ中間処理施設について、厚木愛甲環境施設組合が、「ごみ中間処理施設整備基本計画」を策定する前段階として同案のパブリックコメントを実施している。
同案は、2013年11月に金田地区の上部・東部・中部の3自治会と厚木市が締結した基本協定書に基づき、学識経験者などで構成する検討委員会が昨年11月までに会議を6回開催し、まとめたもの。
計画案によると、新施設では厚木市、愛川町、清川村のごみが収集され、1日に焼却ごみ273t、粗大ごみ20tの処理を想定。今回の案で稼働開始時期が当 初予定の2020年から25年に延期されたほか、施設面積は国の災害対策方針などを受けて災害時の廃棄物一時保管場所となる一般向け緑地を追加し、約1・ 8haから約5・6haに拡張されている。
パブリックコメントの提出資格は、3市町村の在住者などで、期間は2月5日(金)まで。集まった意見は「組合と市環境施設担当が整理した上で今年度内にまとめる予定の基本計画の参考にしていく」(同組合)という。
同施設建設を巡っては、13年2月に住民の1076人分の反対署名が市長あてに提出されたほか、白紙撤回を求める住民の陳情が市議会で不採択になった経緯 がある。金田地区新ごみ焼却場建設に反対する会の鈴木正次代表は、「今も不満を持っている人は大勢いる。最後まで地道に反対の意思を示していきたい」と話 す。
同地区の3自治会からなる連合自治会の嶋崎良一会長は「地域には賛否両方の意見があるので、自治会としては住民の方々が不安に感じている部分を調整して要望を市と施設組合に伝えていきたい」と語った。
計画では、相模川沿いの民間農地(水田?)を購入して、
堤防と同じ約2mの高さまで嵩上げして、新しい施設を建設するという、、
金田地区には八百年前の「牛久保用水」と呼ばれる農業用水がある、
関連(本ブログ)
■厚木愛甲環境施設組合 ごみ焼却施設整備基本計画(案)など、稼働、25年度に遅れ /神奈川 2016年01月07日
神奈川県のホームページ 掲載日:2013年7月5日
牛久保用水(厚木市)
相模川沿いを車で走っていたところ、趣のある用水路を発見しました。
近隣の方に聞くと、「牛久保用水」というそうです。
厚木市金田地区は、現在厚木市有数の農村地帯ですが、台地という立地から相模川や中津川から水を引くことができなかったので、農業用水路を完成させたと言われています。
歴史を感じる「水門」とゆっくり流れ込む「水」のコラボレーションを確認できました。
時代の先人達が残してくれた財産を大切に扱い、「水を引く」という行為を未来を担う子ども達に伝えていければと思います。
厚木市ホームページ
農業用水
牛久保用水 (「本間用水」「金田用水」とも呼ばれる)
金田地区鎌倉時代、依智郷地頭の本間六郎左衛門慰重連の領地でした。
領地内の土地開拓にも力を入れていた本間氏でしたが、当時の金田村は雑木林のしげるところで、 ここを開墾するには水が必要でした。しかし中津川も相模川も近くにありながら、台地のために水が引けませんでした。そこで本間氏は館を守る水堀と、農業用水路ができないものかと 考え、鎌倉幕府の杉山将監弘政に依頼しました。
そこで杉山氏は地形を観察し、中津川の牛久保から水を取り入れ、本間氏の館を巡り、金田村を回って相模川へ 流れ落ちる水路を完成させました。この用水路は「牛久保用水」と呼ばれ、八百年もたった今日でもとうとうと 流れ、田畑をうるおしています。
水路の途中、南から北へ流れる所があり、まるで下流から上流に流れるように見えます。 また、本間氏が造ったので、「本間用水」とか、金田地区をうるおしているので、「金田用水」とも呼ばれています。