■ ごみ減量目標下方修正 仙台市、震災が影響
河北新報 2016年1月7日
仙台市は６日、一般廃棄物処理基本計画（２０１１～２０年度）の改定案をまとめ、１１年３月策定の現行計画に掲げた２０年度のごみ減量目標値を下方修正した。策定直後に発生した東日本大震災の影響でごみが想定通りに減少せず、当初の目標を断念した。
１０年度以降のごみ量はグラフの通り。計画最終年度にごみ総量を３３万トン、燃やすごみの量を２６．７万トンに減らし、リサイクル率を４０％に上げる方針 だった。修正後の新目標値は、ごみ総量を当初比で３トン多い３６万トン、リサイクル率を５ポイント低い３５％などとする。
震災の影響で１１年度にごみ量が急増した上、震災後の人口増や、がれき処理の優先による啓発施策の遅れで減量ペースが鈍った。
改定計画は新年度から実施。燃やすごみに混入されがちな紙類の分別に関する啓発や食品リサイクルを推進し、市民や事業者との連携の必要性を明記した。
市民がごみ減量を身近な問題として捉えられるよう家庭ごみの排出量を１人１日４５０グラム以下とする目標値も定める。１４年度は４８９グラムで、１日にレジ袋１枚と割り箸１膳を使わず、飲料用パック１枚をリサイクルすれば達成可能という。
改定案は市廃棄物対策審議会（会長・吉岡敏明東北大大学院教授）に示し、大筋で了承を得た。
下方修正で、
ごみ総量は３トン多い３６万トン
リサイクル率３５％（当初４０％）
仙台市のごみ排出量（ひとりあたり）やリサイクル率、23区と同じ程度だと思ったが、、
平成25年年度、26年度実績でリサイクル率29.9％となっている、
環境省の資料では、平成25年度はリサイクル率19％なので、,,
この、仙台市一廃計画のリサイクル率３５％の試算は？
設定次第で大きく数字もかわるので、単純に比較はできない、
仙台市の「仙台市一般廃棄物処理基本計画改定案（本文）」をみると
○ ごみ総量 （生活ごみと事業ごみの合計）
平成 32 年度に 3 60,000 トン以下 とする。
※ ものを大事に繰り返し使うことや計画的に購入することなど、ごみを出さないよ うに行動することによって、減らすことができます。
○ リサイクル率 （本市内で発生したご みのうちリサイクルされた割合）
平成 32 年度に 35 ％以上 とする。
※ 紙類などの資源とごみの分別排出に取り組むことによって、向上させることがで きます。
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■一般廃棄物の１人１日当たりの排出量（g/人/日）とリサイクル率（％）、23区の場合～ 2015年08月14日
