■<中間貯蔵>交渉主導権 なぜ国に ◎故郷を手放す地権者(上)消えぬ不信感
河北新報-2015/12/23
東京電力福島第1原発事故の除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の用地交渉が難航している。福島県大熊、双葉両町の地権者2365人のうち、売買や賃貸に同 意したのは22人にとどまる。復興に不可欠な施設という大義名分と、土地を手放すためらいとの間で揺れる地権者の心情に触れた。(福島総局・横山浩之)
<納得できない>
国策で進めた原発の事故で古里を追い出された。その揚げ句、国が土地の買収価格を一方的に決める。納得できない。...
■ <中間貯蔵>30年後の返還 確約を ◎故郷を手放す地権者(中)6代目の責任
河北新報-2015/12/24
<先祖伝来の地>
先祖から引き継いだ土地だ。30年後には必ず返してほしい。その確約があれば、契約を考える。
福島県双葉町郡山に住んでいた池田耕一さん(84)は、江戸時代から続く農家の6代目だ。自宅と田畑は東京電力福島第1原発事故で出た除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の建設予定地になった。 ...
■<中間貯蔵>墓移設 高線量が阻む ◎故郷を手放す地権者(下)汚された遺骨
河北新報-2015年12月26日
<無縁仏だけは>
東京電力福島第1原発事故の除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の予定地に、墓がある。遺骨はどうなるのか、一向に説明がない。気をもむ日々が続く。...
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<中間貯蔵>交渉主導権 なぜ国に ◎故郷を手放す地権者(上)消えぬ不信感、(中)、(下)
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