■ 日印 原子力協定“原則”合意、NPT未加盟国への原発輸出へ
TBS News-2015年12月13日
インドを訪問中の安倍総理がモディ首相と会談し、原発輸出につながる原子力協定で原則合意しました。
12日、安倍総理はインドのモディ首相の誘いで、ヒンズー教の聖地ヴァラナシを訪れ、宗教儀式に参加しました。信頼関係を深める2人。首脳会談でも成果を上げました。
「今日ここから日印新時代が始まります。歴史的な首脳会談となったと考えています」(安倍首相)
インド西部の高速鉄道計画については、日本の新幹線方式を採用することで合意。中国の海洋進出をにらみ、日本からの武器輸出を可能にする協定にも署名しました。
ただ、インドへの原発輸出につながる原子力協定での原則合意は、賛否が分かれそうです。インドには核拡散防止条約に加盟しないまま核実験を繰り返してきた過去があり、日本の技術が軍事転用されるとの懸念があるのです。
政府関係者は「首脳同士の信頼関係のもとで交渉が一気に加速した」と説明しましたが、平和的な利用を担保する仕組みが、置き去りにされはしなかったのか、今後、検証が必要そうです。
↧
日印 原子力協定“原則”合意、NPT未加盟国への原発輸出へ
↧