山形広域環境事務組合のエネルギー回収施設 建設及び運営事業
川口地区は、神鋼環境ソリューショングループが175億円(DBO)で落札。
昨年9月の、エネルギー回収施設(立谷川)建設及び運営事業は、三菱重工業グループが185億円で落札した。
◇エネルギー回収施設(川口)建設及び運営事業について
落札者の決定について掲載しました。
詳細はこちらをご覧ください。
エネルギー回収施設(川口)建設及び運営事業に関する落札者の決定について
(抜粋)
落札者 黄グループ
代表企業 株式会社神鋼環境ソリューション
落札金額 17,500,000,000円(消費全別)
内訳 設計・建設業務 9,121,548,000円
運営業務委託費 8,378,452,000円
予定価格 22,659,000,000(消費全別)
落札率77.2%
事業提案審査結果
黄グループ(神鋼環境ソリューション)、非価格要素点:42.75点、価格点:40.00点、総合評価点:82.75点←落札(落札率77.2%)
緑グループ(三菱重工業)、非価格要素点:39.60点、価格点:35.29点、総合評価点:74.89点
※審査委員会による審査講評については、平成27年12月下旬に公表する予定
今回も、前回も、入札参加は、三菱重工業と神鋼環境ソリューション
三菱重工業、、立谷川地区に続いて川口地区もとはならず、、、
川口地区も立谷川も、いずれも、流動床ガス化溶融炉150t/日である。
昨 今、焼却炉の機種選定、、信頼性と実績のある「ストーカ炉」を採用するのが望ましいとまで言及する検討委員会等も増えてきた。しかし、山形広域環境事務組 合は、一旦、処理方式検討会議で、流動床式ガス化溶融方式となったものの、その後、再検証したのだが、、それでもやはり、再度、流動床式ガス化溶融方式が選ばれたという特異なケース。(山形広域清掃工場処理方式検証会議報告書) もちろん、流動床ガス化溶融炉でもうまくいっているメーカーも自治体もあるのだろうが、、、
ガ ス化溶融炉であれ、ストーカ炉であれ、全国各地の自治体、ひとたび廃棄物処理施設の建設計画が明らかになれば、多くの地域で住民の反対運動が起きている。 この川口地区でも根強い反対運動がある。しかし、ほとんどの場合が、建設の見直しや問題視されることもなく、廃棄物政策の抜本改革なく、当面の必要性で計 画を強引に推し進める。おとなり中国のように、焼却炉建設反対で抗議行動、警官と衝突、暴動、、、のようなことは日本では起こりえないが、、、しかし、自 治体も、プラントメーカーも、地域住民にとっては、なんともやるせないおもいの果ての建設であるということを常に肝に銘じてほしいと思う。
関連(本ブログ)
■山形広域環境事務組合/DBOエネ回収施設(流動床式ガス化溶融炉)/3月23日に入札公告 2014年12月22日
■三菱重工グループが一般廃棄物焼却施設を受注…総事業費約185億円(流動床式ガス化溶融炉)/山形 2014年12月18日
応募者は、三菱重工業グループと神鋼環境ソリューショングループ
事業提案審査結果
三菱重工業、技術点:47.10点、価格点:39.26点、総合評価点:86.36点 ←落札(落札率91%)
神鋼環境ソリューション、技術点:44.55点、価格点:40.00点、総合評価点:84.55点
山形広域環境事務組合(山形市、上山市、山辺町、中山町)は、
山形市の立谷川地区と、上山市の川口地区に、
いずれも流動床式ガス化溶融炉 150t/日の建設計画
当行政区域内(山形市、上山市、山辺町、中山町)の燃や せるごみは、山形市の半郷清掃工場(昭和53年竣工 180t/d)と立谷川清掃工場(昭和57 年竣工 180t/d)の両清掃工場で処理をしておりますが、いずれの施設も老朽化が著しく新たな処理施設建設が急務となっております。当組合では、ダイオキシン 類等の有害物質の削減はもとより、廃棄物の排出抑制と資源化・リサイクルの徹底、健康で文化的な生活環境の保全と公衆衛生の向上とともに循環型社会の構築 を目的に新しい清掃工場の建設事業に取り組んでいます。
☆山形広域環境事務組合「エネルギー回収施設建設事業」より転載