■ 大量の原発事故ゴミ 基準以下でも処分できず
NHK 2015年11月21日
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、各地に降った放射性物質を含む廃棄物のうち、国が定めた濃度の 基準を下回っているのに住民などの理解が得られず処分できないままのごみが、少なくとも東日本の11の都と県で合わせて20万トンに上ることがNHKの調 査で明らかになりました。
原発事故で降り注いだ放射性物質を含む稲わらや下水汚泥などのうち、濃度が1キロ当たり8000ベクレルを超えるものについて、国は「指定廃棄物」として管理しますが、この基準を下回れば一般のごみとして処分できるとしています。
し かし、NHKがことし9月から今月にかけて東日本の自治体にアンケートを行ったところ、濃度の基準を下回っているのに、健康影響や風評被害などを懸念する 住民や処理業者の理解が得られず、処分できないまま保管されているごみが少なくとも東日本の1都10県の67の市町村で合わせて20万トン余りに上ること が明らかになりました。
このうち横浜市は、下水処理場で出た基準以下の濃度の汚泥を4年前に埋め立てて処分しようとしましたが、住民の反対で今も3万8000トン余りを処理場のコンテナに保管し続け、これまでの保管費用は26億円に上っています。
この状況について井上信治環境副大臣は、「8000ベクレル以下なら安全に処分できるので、ぜひ処分を進めてほしい。住民への説明や費用の補助など国として自治体を支援したい」と話しています。
■ 「仮置き」だらけの原発事故ゴミ!NHKが『放置』の実態を独自調査
J-CASTニュース 2015年11月19日
●国が責任をもって処理する指定廃棄物(8,000Bq/Kg超)は
12都県で166,329t(平成27年9月30日現在)
福島県の焼却灰などまだまだ増え続けている、
東京の指定廃棄物(江戸川清掃工場の飛灰)は、
新海面処分場Bブロック『清掃工場焼却灰(集じん灰)一時保管エリア(E)』に仮置きのまま~
環境省「指定廃棄物情報サイト」より
そのほかに、除染廃棄物、、、
環境省 放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト
環境省 除染情報サイト