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飯舘村・蕨平の仮設焼却炉 25日に火入れ式

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環境省「福島県飯舘村蕨平地区における可燃性廃棄物減容化事業」より抜粋

■飯舘・蕨平の減容化施設 25日に火入れ式
福島民報-2015年11月21日
 飯舘村など6市町村の放射性物質を含む廃棄物を受け入れる同村蕨平(わらびだいら)地区の焼却減容化施設の火入れ式は25日午前11時から同所で行われる。運転開始は来月中旬の予定。廃棄物を広域集約する減容化施設の供用開始は初めてとなる。
 村内の除染廃棄物や解体した家屋の廃材をはじめ、福島、南相馬、伊達、国見、川俣の5市町の稲わらと牧草、福島、南相馬、国見の3市町の下水汚泥を焼却する。
 これにより、各市町の下水道処理施設に保管されている汚泥の処理が加速する。
 施設を運営する環境省によると、処理能力は1日当たり240トン。
 原則3年間にわたり使用し、廃棄物の残量に応じて最大で2年間延長する。焼却灰は放射性物質濃度が1キロ当たり10万ベクレル以下の場合、富岡町の管理型処分場に移送する計画。10万ベクレル超は中間貯蔵施設に搬出する。
 火入れ式には丸川珠代環境相らが出席する。

飯舘村蕨平の減容化事業は、IHI環境・日揮・熊谷組JVが約414億円で請けている。
この施設では、「焼却減容化施設」と「仮設資材化実証事業」もおこなわれる計画?

「仮設資材化実証事業」とは、焼却炉から発生する焼却灰と村内の汚染土壌から、セシウムを分離させ、再生利用可能な資材を生成する事業ということのようである。いわば、、、セシウムの濃縮した焼却灰と、セシウムに汚染された土壌からセシウムを分離し、焼却灰や土壌のセシウム濃度を100Bq/Kg以下にして再利用する実証事業。そこまでする必要があるのか、、、

環境省の「除染・減容等技術実証事業の 取組 について」をみると、今回の飯舘村蕨平での事業は、日揮の、「回転式昇華装置」という装置での実証事業のようである。(おそらく、ロータリーキルン炉のようなもので高温(1300℃以上)で焼却・揮発させてセシウムを集めて分離か?)

関連(本ブログ)
飯舘村 蕨平の仮設焼却炉は11月下旬稼働 & 汚染土壌・焼却灰のセシウム昇華(気化)実証事業/福島 2015年11月13日

 

 

 


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