■高性能ALPSで水漏れ 外部流出はなし(福島県)
日テレ 2015年11月3日
東京電力によるときょう午前11時過ぎ、第一原発の多核種除去設備=高性能ALPSで配管から水が漏れているのを部品の交換作業をしていた作業員が見つけた。
漏れた水は、およそ50リットルで既に回収をしており、外部へは流出していないという。
また、水の放射性物質の濃度はセシウムで1リットルあたり5千300ベクレルだった。
東電が、水漏れの原因を調べている。[ 11/2 19:42 福島中央テレビ]
ALPS(アルプス)、改良しても汚染水の漏えい
50リットル、セシウムで1リットルあたり5千300ベクレル
朝日新聞では、ベータ線を出す放射性物質の濃度は1リットルあたり23万ベクレル
東京電力 報道関係各位一斉メール 2015年
2015年11月2日 福島第一原子力発電所構内における高性能多核種除去設備の堰内漏えいについて
本日午前11時21分頃、高性能多核種除去設備において、フィルターのラインの切替作業を行っていたところ、当該ラインに設置してあるベント配管(空気抜き配管)より、水が漏れていることを当社社員が発見しました。
水溜まりの範囲は、約5m×約10mであり、堰内に留まっており、外部への流出はありません。
なお、高性能多核種除去設備の運転を停止したことにより、漏えいは停止しました。
詳細については、分かり次第お知らせいたします。
■ 廃炉作業で違反146件 福島労働局、第1原発・4~9月
福島民友 2015年11月3日
東京電力福島第1原発の廃炉などの作業で、福島労働局が4~9月、現場の監督指導で146件の労働関係の違反を確認したことが2日、分かった。東日本大震 災以降の累計は619件。同局が同日、福島市で開いた福島地方労働審議会で示した。同局は、4~9月に立ち入り調査した177事業者のうち、99事業者の 違反を確認した。震災以降の違反事業者の累計は408事業者。
違反の大半は労働条件関係で、具体的には時間外労働に支払う割増賃金の算定に入れなければならない手当を入れずに本来の金額を下回ったケースや賃金台帳の記入漏れ、労働条件の一部明示漏れなどがあった。
同局によると、労働安全衛生関係などの違反は減少傾向にあり、東京電力や事業者の意識が高くなっていることがうかがえるという。
一方、依然として100件超の違反があったため、同局は「事業者への監督指導を徹底し、法令の順守を周知したい」としている。