■ ベルギーの原発が、技術トラブルで運転を停止
イランラジオ 2015年9月20日
ベルギーにある原発が、技術トラブルにより運転を停止しました。
ベルギーのテレビ局RTBFによりますと、ベルギー東部のティアンジュ原子力発電所の1号機が18日金曜、運転を停止したということです。
この原発を管理するエレクトラベル社は19日土曜、「18日の夜11時30分、ティアンジュ原発で技術トラブルが発生した」と表明しました。
同社のスポークスマンは、「この原発のネットワーク外の圧力ポンプが不具合を起こし、これに関する調査が開始されている」と語りました。
ティアンジュ原発1号機は先週月曜、技術トラブルによる運転停止の後、数ヶ月ぶりに運転を再開していました。
この原発の責任者は、問題の技術トラブルにより周囲の環境への影響はないと主張しています。
ベルギーでは、現在ある数多くの原発の老朽化による問題が生じています。
■ 英、新原発に約3700億円拠出へ 仏中など企業が建設
AFPBB News 2015年9月22日
【9月21日 AFP】中国を訪問中のジョージ・オズボーン(George Osborne)英財務相は21日、フランスや中国企業などのコンソーシアム(企業連合)が英イングランド(England)南西部ヒンクリーポイント(Hinkley Point)に新設予定の原子力発電所に、20億ポンド(約3700億円)の政府資金を拠出する方針を発表した。
オズボーン財務相は、老朽化が進む火力発電所や寿命を迎える原発がある中で、英国のエネルギー需要をまかなうためには新たな原発「ヒンクリーポイントC(Hinkley Point C)」が必要だと述べた。
建設を請け負うコンソーシアムはフランス電力(EDF)が率い、中国広核集団(China General Nuclear Corporation、CGN)と中国核工業集団(China National Nuclear Corporation、CNNC)が約40%を出資する見通し。新原発は原子炉2基を備える予定で、英政府は国内の発電量の7%をヒンクリーポイントで賄いたい考えだ。
福島第1原発事故から4年が経過し、原子力産業界はヒンクリーポイント原発事業を巻き返しの大きな一歩と捉えるが、環境保護活動家の中には再生可能エネルギー技術が普及しつつある中で不要な原子力支援だとの見方もある。(c)AFP