■北九州市が電力販売会社設立へ 民間と共同、市の公共施設に売る
産経ニュース-2015年8月28日
北九州市は27日、民間企業と共同で電力販売の新会社を設立する方針を明らかにした。市内のごみ焼却工場で発生した熱でつくる電力を九州電力より低料金で市の公共施設に売る。平成28年4月の運営開始を目指す。
新会社「北九州パワー(仮称)」の資本金は約1億円で、そのうち市は2400万円を出資する予定で、9月市議会に提出する補正予算案に計上した。地元企業の安川電機や、みずほ銀行など約10社が出資の意向を示しているという。
将来的には、市が誘致を進める洋上風力発電などの事業者から電力を買い取り、地元企業に販売する考え。
自治体が出資する電力販売会社の事例では、福岡県みやま市の「みやまスマートエネルギー」がある。