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西胆振のスプレー缶などの回収、穴開け必要で変更なし/北海道

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■西胆振のスプレー缶などの回収、穴開け必要で変更なし
室蘭民報 2015年8月26日
 室蘭市消防本部によると、昨年のごみ収集車での火災は4件(前年比2件増)で、今年は8月24日現在で3件あった。西いぶり広域連合のメルトタワー21では11年に、不燃ごみ処理施設でスプレー缶が原因とされる火災が起こっている。
 苫小牧市は、ガスボンベとスプレー缶を燃えないごみの袋に入れて個別に出すように呼び掛けている。01年ごろから車両火災が多発したためだ。
 一方、同連合の3市3町では、スプレー缶やガスボンベは完全に中身を使い切った後に、穴を開けて出すように指導する。登別市では資源ごみとして回収している。
 背景には、穴を開けずに個別に回収する場合、処理をする施設や機械の確保、追加のごみ収集車の稼働や改造が必要で、費用負担増加の問題がある。他の自治体との兼ね合いもあり、簡単に手順を変えられない事情もある。
 現在までに、同連合の構成市町で、穴開け不要へと方針を変える予定の自治体はない。室蘭市は「他の自治体の状況を見ながら判断したい」、伊達市も「具体的な検討はこれから」と話す。登別市は「今まで通り行っていく」と述べ、他の3町は同連合の方針に従うとしている。
 同連合総務課の加納正敏主幹は「使い切らずに穴を開けると事故につながる。適切な方法で処分してほしい」と注意を喚起している。

関連(本ブログ)
スプレー缶、穴開け不要 札幌市、ごみ回収変更へ 死亡火災受け/北海道 2015年08月18日
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