米加州、ビスフェノールA（BPA）を含む製品は「有害物質」の注意書きを義務化。「不安を煽るだけ」との声も

☆IRORIO「米加州、ペットボトルに「有害物質」の注意書きを義務化。「不安を煽るだけ」との声も」より転載

このIRORIO（イロリオ）の『米加州、ペットボトルに「有害物質」の注意書きを義務化。「不安を煽るだけ」との声も』というタイトル、『ペットボトル』は正しくは『ビスフェノールA（BPA）を含む製品は』としたほうがいいとおもう、、
出展元はCalifornia may require warnings on products containing chemical BPA
（カリフォルニア州は、化学BPAを含む製品に関する警告が必要な場合があります）

ブラスチックのポリカーボネートはビスフェノールA（BPA）を含む
プラスチックボトル＝ペットボトル、ペットボトルは今やプラスチックボトルの総称のようになっている。
正確にはペットボトルとはポリエチレンテレフタラート (PET) を材料として作られている容器のこと。
ペットボトルにはビスフェノールA（BPA）は使われていない、

いろいろ議論があるにせよ、疑わしいからには、せめて乳幼児が使う製品には、ビスフェノールAが含まれる飲料容器の製造を規制した方がいいのだろうが、それができなければ表示の義務づけはしてほしい。かつては、日本でも,ほ乳瓶など乳幼児の食器などにもポリカーボネイト製品はあふれていたが、今はどうなっているのか、、。若者に人気のナルゲンのカラーボトルも、かつてはポリカーボネート製だったが、BPA騒動でいまは材質を変更している。

■ 米加州、ペットボトルに「有害物質」の注意書きを義務化。「不安を煽るだけ」との声も　　
IRORIO（イロリオ） - 海外ニュース・国内ニュースで井戸端会議　2015/05/13

先週、米カリフォルニア州で異例の決定がなされた。それはペットボトルや缶のラベルに、女性や子供にとって有害な化学物質が含まれているという表示を義務付けるというものだ。

その化学物質とは、ビスフェノールA（BPA）。ブラスチックのポリカーボネートや、缶詰サビ防止剤のエポキシ樹脂の原料で、容器から溶け出したものを摂取すると、乳幼児に影響を与えることから、日本やEUでは許容量を体重1kgあたり0.05mgと定めてきた。

しかし近年、低濃度でも悪影響があるのではないか、という報告が複数提出されたため、欧米では2007年ごろから再評価が行われてきたそう。

Reutersによれば、カリフォルニア州でも数年前から、専門家と化学メーカーとの間で、基準を巡る論争が法廷で行われていたとか。しかし先週、科学者らによる委員会において、ビスフェノールAを含む物質を有害とし、製品に表示するよう決定が下されたという。

環境団体の天然資源保護協議会はこれを歓迎し、国民の健康を守るための重要な一歩が踏み出されたと評価しているが、化学業界はこの決定に反発。規制当局は製品に関する不必要な不安を、ただ煽っているに過ぎないとコメントしている。

米食品医薬品局（FDA）は、カナダや欧州および日本の規制当局も、従来の基準値なら、大人や乳児にも十分安全であり、健康リスクを生じさせるものではない、という立場で一致していると語っている。

しかしフランスは今年1月から、ビスフェノールAの使用を全面禁止しているという。非常に不透明な事案だが、影響がどの程度あるのか今後の研究に期待したい。