■基本設計近く公告/既存施設解体は6月/八王子市の新館清掃工場
日刊建設通信新聞 (会員登録)-2015年4月10日
東京都八王子市は、新館清掃工場建設の基本設計委託に向け、近く選定手続きに着手する。委託方式は一般競争入札か指名競争入札となる見通し。また既存施設解体の一般競争入札を6月にも公告する。9月議会の承認を経て契約し、3カ年の工事を予定している。
今後、2018年度に実施設計と施工の一括発注を予定している。19年度に建設工事に着手、完成は22年度を予定。整備事業費は160億円を想定している。
新館清掃工場は、10年9月に稼働停止した館清掃工場(八王子市館町2700)を解体して建設する。既存施設は1981年竣工で、工場棟がSRC造延べ7897㎡、建築面積4506㎡。敷地面積は7万2462㎡で、煙突は高さ100m。
基本計画では、新施設はストーカ式焼却炉で、年間稼働日数は280日、処理能力は日量200t未満としている。排ガス処理には乾式バグフィルタ方式などを採用。煙突高さは100mとなる。施設内には工場棟、計量棟、駐車場、車庫、洗車設備を整備する。
新館清掃工場建設基本構想はパシフィックコンサルタンツ、基本計画は日本環境工学設計事務所が担当した。[ 2015-04-10 4面 面名:4面]
■整備・運営事業者が決定 本郷の新ごみ処理施設(高座清掃施設組合)
タウンニュース海老名版 -2015年4月10日
海老名・綾瀬・座間の3市で構成する高座清掃施設組合(組合長/内野優海老名市長)が「再整備」を進めてきたごみ処理施設の整備・運営事業者が三菱重工環境・化学エンジニアリング(株)に決定したと発表した。
この施設では現在、1984年に完成した150トン炉と、92年に竣工した200トン炉の2基で可燃ごみを処理している。一般的に炉の耐用年数は30年程度とされており、2012年から施設整備検討委員会が立ち上がり進められてきた。
同組合によると、事業者の選定は総合評価一般競争入札の方法がとられ、3社によるプレゼンのうち、最も高い発電効率や二酸化炭素排出量の削減による、循環 型社会形成推進と温室効果ガスの削減に対する高い見込みや、地域コミュニティ、防災拠点としても機能を備えた施設を提案した同社に決定したという。
新ごみ処理施設は2019年に完成し、同社が20年間の運営にあたる。