☆東京電力「保管中のHIC上の水たまりについて」より転載
■最大390万ベクレルを検出=ALPS容器のたまり水—福島第1・東電
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版-2015年4月3日
福島第1原発で汚染水の放射性物質を吸着する装置「ALPS」(アルプス)の廃液を保管する容器上部に水がたまっていた問題で、東京電力は3日、水から高濃度の放射性物質が検出されたと発表した。東電は廃液自体の漏えいではないとみているが、詳しい原因を調べている。
東電によると、水は廃液保管容器2個のそれぞれ上部にあるふたのくぼみにたまり、最大でストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり390万ベクレル、セシウム134が同1900ベクレル、セシウム137が同7100ベクレルだった。 [時事通信社]
「ALPS」(アルプス)の廃液は1リットル当たり数百億ベクレル
たまり水は最大390万ベクレルなので、廃液が漏れたのではないと~
「ALPS」(アルプス)の廃液を保管する容器上部に水がたまっていたということなのだ、、
それにしても、その廃液自体は1リットル当たり数百億ベクレル、、それがどれだけあるというのだ、、、
なんだか終わりのみえない、、たいへんなことである、そして、いろんなトラブルは度々あるし、
福島第一原発敷地内、故障の多い「ALPS」(アルプス)廃液の高性能容器(HIC)、
そしてたまり続ける汚染水のタンクは80万m3増設へ ↓↓
(汚染水貯留タンクの増設計画について、多核種除去設備の状況について等)
■廃液保管容器から漏えい 液体は結露水か
NHK-2015/04/03
東京電力福島第一原子力発電所で、汚染水処理の過程で出た廃液の保管容器から液体が漏れ出した問題で、漏れ出した液体は、廃液と比べて放射性物質の濃度が大幅に低いことが分かり、東京電力は、施設内で結露した水などがたまっていた可能性があると見てさらに調べています。
2日、福島第一原発の汚染水を処理する過程で出た廃液を保管する容器の一つで、上部に液体がたまっているのが見つかり、作業員が容器に触れたところ、さらに内部から液体が漏れ出しました。
東京電力で容器から漏れ出したり上部にたまっていたりした液体を調べたところ、全体で25リットルあり、この中にはストロンチウムなどのベータ線という放射 線を出す放射性物質が1リットル当たり300万ベクレル、放射性セシウムが8700ベクレル含まれていたほか、別の容器の上にも同じような成分の液体が1 リットルたまっていたということです。
これに対して廃液は1リットル当たり数百億ベクレルと極めて高濃度なことから、東京電力は、漏れ出した液体は廃液ではなく、容器を納めているコンクリート製の施設の中で結露した水や雨水が容器の隙間や上部にたまり、周囲の汚染を取り込んだと見て詳しく調べています。
また、東京電力は、容器から漏れ出した液体は施設の中にとどまっていて、外部への影響はないとしています。
東京電力 報道関係各位一斉メール
2015年4月3日 福島第一原子力発電所における高性能容器(HIC)ベント孔からの水の滴下について
昨日(4月2日)午後1時頃に福島第一原子力発電所 第二保管施設において、協力企業作業員が、ボックスカルバート(※)内に収納されている高性能容器(HIC)の確認作業を実施していたところ、HICの上部に溜まり水があることを確認しました。
※ボックスカルバート
鉄筋コンクリート製の箱型保管施設
ボックスカルバート内には、HIC2基を収納
その後、HICに触れた際、HIC蓋外周部のベント孔より、水が滴下したことを確認しました。
なお、ボックスカルバート外への漏えいはなく、当該作業にあたった15名の作業員への汚染はありません。
現場確認の結果、2箇所のボックスカルバート(AJ5、AJ8)において、水溜まりがあることを確認しました。
・AJ5ボックスカルバート:床面(約15L)およびHIC蓋外周部(約10L)(1基)
・AJ8ボックスカルバート:HIC蓋外周部(約1L)のみ(1基)
また、AJ5およびAJ8ボックスカルバート内のHIC蓋外周部に溜まった水の分析結果は以下のとおりです。
【AJ5】
・セシウム134 1.9×10^0Bq/cm3
・セシウム137 6.8×10^0Bq/cm3
・全ベータ 3.0×10^3Bq/cm3
【AJ8】
・セシウム134 1.9×10^0Bq/cm3
・セシウム137 7.1×10^0Bq/cm3
・全ベータ 3.9×10^3Bq/cm3
【参考:HIC内水の放射能濃度】
HIC内の水については実際に分析を行っておりませんが、10^5Bq/cm3の原水(主にストロンチウム)を100倍程度濃縮した水(10^7Bq/cm3)を収納する設計となっております。
なお、これまでボックスカルバート内部については定期的に点検をしており、3月30日の点検において、協力企業はクレーンカメラにてAJ5ボックスカルバート内部床面に水溜まりがあることを確認し、3月31日に当社は報告を受けました。
3月31日に当該部のスミヤ採取・測定をした際に、目視にてHIC蓋外周部に水溜まりがあることを確認しました。
当社はHIC上部からの漏えいは考えづらいこと、また、スミヤ測定結果においてHIC蓋外周 部は100kcpm超であったものの、床面は34kcpmであったことから、結露水と判断しておりました。ただし、線量があったことから、念のため、ボッ クスカルバート内の確認作業を翌日以降も継続としました。
4月1日は降雨の影響により、ボックスカルバート内に雨水が流入するため、作業を中止しました。
4月2日にHIC蓋外周部の溜まり水を回収した際、HIC蓋のベント孔から水が出てきたこと を確認しました。また、他のボックスカルバート内も確認できる範囲で点検を実施したところ、AJ8ボックスカルバート内のHIC蓋外周部に少量の水溜まり があることを確認しました。
今後、原因について調査するとともに、他のボックスカルバート内の状況確認も可能な範囲で実施していく予定です。
本件に関わる資料につきましては、当社ホームページに掲載しておりますので、ご参照願います。
URL:http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2015/images/handouts_150403_02-j.pdf
~~~~~~~~~~~~~~~~~
福島放送、福島民報では、「保管容器から漏れ出た可能性がある」となっている~
■ ALPS廃液容器漏れ 外部流出なし
福島放送 2015年4月4日
東京電力は2日、福島第一原発の汚染水処理で出た廃液が保管容器から漏れ出た可能性があると発表した。
保管容器はコンクリート製のケースに収められており、外部への漏えいはないとしている。
多核種除去設備(ALPS)の処理で出た汚染物質が凝縮された廃液で、保管状態を確認していた作業員が2日、容器の上部に液体がたまっているのを見つけた。
容器内の水素を排出する穴から漏れ出た可能性がある。
液体の放射性物質の濃度や量を調査している。
■高濃度放射性物質を検出 第一原発廃液漏れ 別の容器でも
福島民報-1 時間前
東京電力は3日、福島第一原発の汚染水処理に伴って発生した廃液を保管する容器上部に液体がたまっていた問題で、液体の放射性 ... 最大でベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり390万ベクレル、セシウム134が同1900ベクレル、セシウム137が ...
~~~~~~~~~~~~~~~~~