■ FIT賦課金、来年度は1兆円超に
電気新聞 2015/03/19
2015年度に、再生可能エネルギーの買い取り費用として家庭や企業が負担する金額が1兆円の大台を超える見込みであることがわかった。FIT(再生可能 エネルギー固定価格買取制度)に基づく今年度の負担額見込み6500億円と比べると1.5倍以上に増える。来年度の販売電力量見通しが今年度見通しと同水 準の場合、標準家庭の年間負担額は今年度比で1500円増えて4200円になる計算だ。再生可能エネの適正な導入規模をコスト負担の観点から考える材料に なりそうだ。(2面)
■日本最大の再生可能エネルギー発電事業者に、東京電力の新カンパニー
ITmedia 2015/03/19
発送電分離に向けて組織改革を進める東京電力が水力と新エ ネルギーの発電事業を独立のカンパニーに分離する。水力を中心に再生可能エネルギーの発電設備を増強して収益の拡大を図る計画だ。日本で最大の再生可能エ ネルギーを扱う発電事業者になり、小売全面自由化で競争力を発揮する。
[石田雅也,スマートジャパン]
東京電力は2015年4月1日付けで3つの社内カンパニーを新設する(図1)。その中で注目すべきは、再生可能エネルギーの発電事業を担当する「リ ニューアブルパワー・カンパニー」である。従来は送配電事業の「パワーグリッド・カンパニー」の中にあったが、独立のカンパニーに分離して再生可能エネル ギーによる発電事業を加速させる。