☆PCB廃棄物の保管等の届出事業者数
先日、全国のPCB廃棄物の保管等の届出状況の集計結果が公表された。
東京都分の届け出状況も、どのようになっているか気になったので、グラフにしてみた。
全国5か所のJESCOのPCB廃棄物処理施設立地の都道府県都市は、
おそらくどこも、自分の地域の廃棄物の処理を最優先して進めているので、、
処理の最も進んでいる,北九州などの進捗状況を見るとかなり終了間際ということが分かるのだろう。今は、未届け出事業者の掘り起こしなども進んでいるようなので。
東京の場合は、当初の予定では、平成17年(2005年)11月事業開始で、都内の高濃度分の処理完了は平成23年(2011年)3月という予定であった。ところが、処理は捗らず、処理期限の延長となり、都内分が終了したという報告など全く聞こえてこない。
保管の届け出状況を見ていると、確実に処理が進んでいると見受けられるものもあり、動きがあるのがよく分かる。
しかし、PCB特別措置法に基づく届出制度とはいえ、すべてのPCB廃棄物を網羅しているわけでもなく、すべての事業者が確実に届け出ているともおもえないのではあるが、、環境省も、都道府県も、届け出を集計するだけではなく、それらが確実に処理をおこなうところまで、しっかりと見届けないと意味がないのである。
東京都環境局 元データ
「都内におけるPCB廃棄物等の保管・使用・処理状況について」
東京都の「都内におけるPCB 廃棄物等の保管・使用・処理状況」では『保管・使用量の増減原因は主に、「①処理施設へ搬入、②使用から保管への移行、③都道府県間の移動、④新規届出」によるものです。』となっている。
●PCB廃棄物の保管等の届出事業者数
●高圧トランス(台)
●リアクトル(台)
●高圧コンデンサ(台)
●放電コイル(台)
●PCB含有油(リットル)
●照明用安定器安定器(個)
JESCO東京事業所、事業開始当初は安定器の受入もしていたが、
早々のトラブル続きで受入停止となってしまった。
●その他小型機器その他の機器等(個)
●感圧複写紙(Kg)
●PCB汚染物(Kg)
●ウエス(Kg)
●柱上トランス(台)
JESCO東京事業所、
柱上トランスの絶縁油処理は、
平成25年6月24日に予定計画量に到達し無事終了 ←早くすべての機器で処理完了になってほしい!!
(平成17年11月処理開始以来、約7年8か月)
●柱上トランス油(リットル)
●微量PCB 含有機器(リットル) (油量換算)
●微量PCB混入高圧トランス(台)
●微量PCB混入高圧コンデンサ(台)
●微量PCB混入油 (リットル)
関連(本ブログ)
■環境省 PCB特別措置法に基づくPCB廃棄物の保管等の届出の全国集計結果について(2015年03月05日)